業務情報履歴の検索処理のチューニング
HDC-EDI Managerは、各種情報とその履歴が紐付けされたデータ(履歴データ)をDBに格納することによって、業務情報履歴の検索処理の速度向上を図っています。
履歴データの格納に関する設定は、インストール時に下記情報でEDI Baseにスケジュール登録されます。
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DBへの履歴データの格納は1日1回
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格納は履歴データ登録コマンドで行われる。実行時間からさかのぼって120時間分の履歴データの洗い替えが行われる。
履歴データ登録コマンドの実行中は画面やコマンドによる検索処理などに遅延が発生しますので、スケジュールの実行時刻や頻度および洗い替えを行う期間をお客様の運用状況に合わせて変更してください。
履歴データは、DBクリーンコマンドでDBに登録された各種情報と合わせて削除されます。履歴データ登録コマンドは実行しなくても、画面やコマンドによる検索に時間がかかるだけで他には影響しません。お客様の運用状況上どうしても実行できない場合は、EDI Baseに登録されたスケジュールを実行しないように設定してください。
履歴データ登録コマンドの使用方法について説明します。
(1) コマンドの格納先
履歴データ登録コマンドの格納先を次に示します。
HDCサーバマシンのOSがWindowsの場合
HDCシステムディレクトリ\bin\EDIExecCreateHistoryData.bat
HDCサーバマシンのOSがUNIX、またはLinuxの場合
HDCシステムディレクトリ/bin/EDIExecCreateHistoryData
(2) コマンドの形式
履歴データ登録コマンドの指定形式を次に示します。
コマンド
EDIExecCreateHistoryData -time n
パラメータの説明
- -time n
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洗い替えを行う期間(省略不可)
コマンド実行時からさかのぼって指定した時間分の履歴データの洗い替えが行われます。EDI Baseに初期値120(時間)でスケジュール登録されます。
(3) コマンド実行結果の出力
履歴データ登録コマンドの実行結果は、標準出力に出力されます。
出力される完了コードの種類と意味を次に示します。
完了コード |
意味 |
---|---|
0 |
コマンドの処理が正常に終了した |
1 |
パラメータの指定に誤りがあった |
40 |
DBMSへのアクセス中に例外が発生した |
100 |
システムエラーが発生した |