操作ログの参照
操作ログは、HDC-EDI Managerの設定またはHDC-EDI Managerを経由してHULFTやEDI Baseの設定を変更する場合に出力されます。各種のデータ参照の場合には出力されません。
操作ログを出力して参照する方法について説明します。
画面から画面操作ログを取得するために必要なユーザ権限については、「ユーザ情報管理機能」を参照してください。なお、ユーザ権限や業務セット操作権限の有無によって、画面の表示内容が異なる場合があります。
(1) 操作ログ出力の設定
操作ログを出力するためには、システムプロパティの「操作ログ出力」で「出力する」を選択する必要があります。
システムプロパティの設定方法については、「導入マニュアル」を参照してください。
(2) 操作ログの参照(操作ログファイルによる参照)
操作ログを参照する手順を次に示します。
1. 操作ログファイルを開く
操作ログファイルをエディタで開きます。操作ログファイルの格納場所およびファイル名を次に示します。
- 格納場所
-
操作ログファイル出力ディレクトリ
= 備考 =操作ログファイル出力ディレクトリの位置については、「導入マニュアル」を参照してください。
- ファイル名
-
hdcoplog.csv.YYYY-MM-DD(画面操作ログ)
hdcopcmdlog.csv.YYYY-MM-DD(バッチ操作ログ)
= 備考 =YYYY-MM-DDは、ファイルを出力した日時です。YYYYが年、MMが月、DDが日になります。
ファイルが出力された時点では、ファイル名は「hdcoplog.csv」「hdcopcmdlog.csv」となります。ファイル出力後1日経つと、ファイル名に「.YYYY-MM-DD」部分が付与されます。
2. 操作ログファイルの確認
操作ログファイルを確認します。操作ログファイルの出力形式および出力例を次に示します。
<出力形式>
出力日時,ログインユーザ名,メッセージ識別子,メッセージ本文
- 出力日時
-
操作ログが出力された日時が「YYYY/MM/DD HH:MI:SS.FFF」の形式で出力されます。YYYYは年、MMは月、DDは日、HHは時(24時間で表示)、MIは分、SSは秒、FFFはミリ秒になります。
- ログインユーザ名
-
画面操作ログの場合、画面操作を行ったユーザのログインユーザ名が出力されます。
バッチ操作ログの場合、バッチ操作を行ったユーザの、OSのログインユーザ名が出力されます。
- メッセージ識別子
-
メッセージ識別子が出力されます。
- メッセージ本文
-
メッセージ本文が出力されます。
<出力例>
次の「(3) 操作ログの参照(画面からの参照)」を参照してください。
出力した操作ログは、CSV形式でダウンロードして参照します。操作ログを参照する手順を次に示します。
1. 取得フォームの表示
メイン画面のメニューで、[操作ログ取得]ボタンをクリックします。
表示・入力エリアに操作ログ取得フォームが表示されます。

画面4.5 操作ログ取得
2. ダウンロード条件の設定
ダウンロードの条件を設定します。
操作ログ取得フォームの設定項目を次に示します。
- 検索日
-
操作ログの検索期間として、左側に開始日時、右側に終了日時を指定します。この項目を省略することはできません。半角数字を2バイト以内(年のみ4バイト)で入力してください。
[今日]ボタンをクリックすると、開始日時に現在の日付と「00:00:00」が指定され、終了日時に現在の日付と「23:59:59」が指定されます。
- ユーザ
-
EDI Baseで登録済みのユーザを指定します。入力制限はEDI Baseに準じます。EDI Baseの「Operation Guide」を参照してください。[一覧選択]ボタンをクリックするとユーザ情報一覧照会画面が表示され、そこからユーザを選択して指定することができます。
また、一致条件は次の中から選択します。
- 完全一致
-
: 指定した文字列と完全に一致する情報を出力します。
- で始まる
-
: 指定した文字列で始まる情報を出力します。
- を含む
-
: 指定した文字列を含む情報を出力します。
3. ダウンロードの実行
[ダウンロード]ボタンをクリックします。ダウンロードを確認するダイアログが表示されます。

画面4.6 ダウンロードの確認ダイアログ
[OK]ボタンをクリックします。ファイルのダウンロードが開始されます。
ファイル名は「download.csv」です。
4. CSVファイルの確認
保存したCSVファイルを確認します。操作ログの出力形式および出力例を次に示します。
<出力形式>
出力日時,ログインユーザ名,メッセージ識別子,メッセージ本文
- 出力日時
-
操作ログが出力された日時が「YYYY/MM/DD HH:MI:SS.FFF」の形式で出力されます。YYYYは年、MMは月、DDは日、HHは時(24時間で表示)、MIは分、SSは秒、FFFはミリ秒になります。
- ログインユーザ名
-
操作を行ったユーザのログインユーザ名が出力されます。
- メッセージ識別子
-
メッセージ識別子が出力されます。
- メッセージ本文
-
メッセージ本文が出力されます。
<出力例>
2008/8/6 10:07:05.310,HDCADMIN,HDCOPI001,ユーザ[HDCADMIN]がログインしました。 2008/8/6 10:08:09.431,HDCADMIN,HDCOPI005,業務セット[シスコインフォ]が参照されました。 2008/8/6 10:09:44.634,HDCADMIN,HDCOPI035,EDI Baseシングルサインオン要求[Admin]を行いました。 2008/8/6 10:16:45.428,HDCADMIN,HDCOPI027,システムプロパティが参照されました。 2008/8/6 10:55:01.537,HDCADMIN,HDCOPI004,ユーザ[HDCADMIN]がログアウトしました。 2008/8/6 10:55:49.114,瀬存,HDCOPI001,ユーザ[瀬存]がログインしました。 2008/8/6 10:57:57.021,瀬存,HDCOPI026,バージョン情報が参照されました。 2008/8/6 11:18:57.036,瀬存,HDCOPI004,ユーザ[瀬存]がログアウトしました。 2008/8/6 11:19:59.661,春布戸,HDCOPI001,ユーザ[春布戸]がログインしました。 2008/8/6 11:22:13.567,春布戸,HDCOPI004,ユーザ[春布戸]がログアウトしました。 2008/8/6 11:28:30.208,春布戸,HDCOPI005,業務セット[セゾンストア池袋]が参照されました。 2008/8/6 11:31:07.160,春布戸,HDCOPI005,業務セット[セゾンストア池袋]が参照されました。 2008/8/6 11:32:40.167,春布戸,HDCOPI014,配信管理[DBSERVER]が参照されました。 2008/8/6 11:32:48.307,春布戸,HDCOPI015,転送グループ情報[LOOP]が参照されました。