アクセス権の設定

HDC-EDI Manager(WAS(Tomcat))とEDI Baseをスーパーユーザ(root)権限を持つユーザ以外で起動する場合、HDC-EDI Managerからの連携設定や連携処理を実行するために、各アプリケーションの起動ユーザが、HDC-EDI Manager、EDI Base、およびHULFTの各設定ファイルと実行モジュールにアクセスできる必要があります。

(1) HULFTの実行モジュール、設定ファイルに対する設定

WAS(Tomcat)起動ユーザとEDI Base起動ユーザに、次の表に示すアクセス権の設定が最低限必要です。

表A.2 アクセス権の設定(HULFT)

設定が必要なディレクトリおよびファイル

読み

書き

実行

HULPATH以下

HULEXEP以下

集配信ファイル格納ディレクトリおよび集配信ファイル

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ジョブ実行に必要なディレクトリおよびファイル

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(2) HDC-EDI Managerの実行モジュール、設定ファイル、関連モジュールに対する設定

HULFT起動ユーザとEDI Base起動ユーザに、次の表に示すアクセス権の設定が最低限必要です。

表A.3 アクセス権の設定(HDC-EDI Manager)

設定が必要なディレクトリおよびファイル

読み

書き

実行

連携用シェルスクリプト({HDC_SYSTEM_PATH}/bin以下)

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一時ファイル格納ディレクトリ({HDC_SYSTEM_PATH}/tmp)

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連携時に必要なモジュール({HDC_CLASSPATH}/以下)

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デバッグログ・操作ログ出力ディレクトリ

JDBCドライバ (*1)

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*1

:

使用するDBMSに合ったJDBCドライバに対してアクセス権を設定してください。

(3) EDI Baseの実行モジュール、設定ファイルに対する設定

WAS(Tomcat)起動ユーザとHULFT起動ユーザに、次の表に示すアクセス権の設定が最低限必要です。

表A.4 アクセス権の設定(EDI Base)

設定が必要なディレクトリおよびファイル

読み

書き

実行

EDI Base実行モジュール(acms.jar)

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EDI Baseプロパティファイル(acms.properties)

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EDI Baseデータ格納ディレクトリ([ACMS_HOME]/data)

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