[モニタリング] はじめに
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はじめに
これまでのチュートリアルを通じて、アプリを設計し、運用を開始することができました。
次に行うべきこととして、業務が正常に遂行されているかを定期的に監視し、もし問題があればフォローや改善をしていくことが挙げられます。
ここではDataSpider BPMのモニタリング機能を使用して、「モニタリングから業務アプリ改善」を実現するためのテクニックを習得しましょう。
モニタリングとは
モニタリングとは、プロセスの実行記録やデータを検索し、状況確認するための機能です。
DataSpider BPMでは次の2つの機能が使用できます。
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指定条件のプロセス・タスクを検索し、状況確認する機能
- [処理したタスク]メニュー: 自分が過去に処理したタスクの処理状況を確認します。
- [開始したプロセス]メニュー: 自分が開始したプロセスの処理状況を確認します。
- [全プロセス]メニュー: 自分に関係するプロセス、および権限のあるプロセスの処理状況を確認します。
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指定条件のプロセス・タスクの処理数や進捗状況をグラフで確認する機能
- [ヒートマップ]メニュー: 自分に関係する未終了のプロセス、および権限のある未終了のプロセスの進捗状況を確認します。
- [あなたの成果]メニュー: 自分が過去12カ月間に処理したタスクの処理結果を確認します。
- [みんなの成果]メニュー: 自分に関係するプロセス、および権限のあるプロセスの過去12カ月間に終了した処理結果を確認します。
- [その他のグラフ]メニュー: 数値型のデータ項目に保持されている値をプロセス横断で集計し、結果を折れ線グラフや棒グラフなどで表示します。
また、上記の[全プロセス]および[みんなの成果]メニューを使用するには、以下の権限が必要となります。
- コントロール権限
- データ閲覧権限
- データ閲覧権限(進捗情報限定)
このチュートリアルでは、
伊藤さんが、「Q001-企画書レビュー」に対して[ヒートマップ]を使用してモニタリングを実行します。
権限に関する詳細は、「アプリ権限一覧」を参照してください。
タスクの処理状況を確認したい
伊藤さんは、「Q001-企画書レビュー」を使って企画提案の依頼をしてきました。
しかし、企画提案を依頼した数に対して、自分に返ってくるレビュー依頼があまりに少ないと感じました。
そこで、モニタリングを使って状況を確認してみます。
- このチュートリアルでは[ヒートマップ]の機能を使用します。
さっそく体験してみましょう!
それでは、「Q001-企画書レビュー」というサンプルアプリを使用して、モニタリングを実行してみましょう。
すでに以下の作業を行っている場合は、再度行う必要はありません。
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このチュートリアルで登場する組織は、$DSBPM_HOME¥sampleディレクトリに、sample_group.csvという名前でCSVファイルを用意していますので、[システム設定]-[組織一覧]-[組織一括登録]からインポートして使用してください。
インポートする際には、親組織に、「全社」を指定して組織の関連付けを行ってください。
組織の一括登録に関する詳細は、「組織一括登録」を参照してください。
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このチュートリアルで登場するユーザは、$DSBPM_HOME¥sampleディレクトリに、sample_user.csvという名前でCSVファイルを用意していますので、[システム設定]-[ユーザ一覧]-[ユーザ一括登録]からインポートして使用してください。
ユーザの一括登録に関する詳細は、「ユーザ一括登録」を参照してください。
パスワードが、現在のパスワードポリシーの設定に合致しない場合があります。適宜パスワードまたはパスワードポリシーを変更してください。
パスワードポリシーに関する詳細は、「ログイン」を参照してください。
インポート後、以下の操作を行ってください。
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以下のユーザに対して権限を付与してください。
権限に関する詳細は、「システム権限一覧」を参照してください。
- 佐藤さん: システム管理権限、アプリ作成権限、ユーザ管理権限
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ログアウトし、佐藤さんで再度ログインします。
- [メールアドレス]: Sato@localhost.localdomain
- [パスワード]: ssssssss(sが8つ)
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このチュートリアルで使用する「Q001-企画書レビュー」サンプルアプリは、$DSBPM_HOME¥sampleディレクトリに、Q001-企画書レビュー.qarという名前でアプリアーカイブファイルを用意していますので、[アプリ設定]-[アーカイブから新規作成]からインポートして使用してください。
インポートする際には、システム内の組織に、「マーケティング部」を指定して組織の関連付けを行ってください。
アーカイブからの新規作成に関する詳細は、「アーカイブから新規作成」を参照してください。
>> [ステップ0: 準備]