設定ファイル(qbpms.config)

説明概要

DataSpider BPMの設定ファイルです。
アプリケーションのコンテキストパス、メール関連設定およびデータベース接続等の設定を行います。

システム管理者が対象です。

設定ファイルの場所

$DSBPM_HOME¥qbpms.config
例: C:¥DSBPM¥qbpms.config

設定ファイルの内容

項目名 初期値 説明
### Basic Configuration ### (基本設定項目)
qbpms.locale ja: 日本語 ja アプリケーションの表示言語を設定します。
現在ご使用頂ける言語は、日本語(ja)のみです。
変更する必要はありません。
qbpms.edition Customized Customized 固定値です。
変更する必要はありません。
qbpms.oem appresso appresso 固定値です。
変更する必要はありません。
qbpms.supportLocales ja,en,zh_CN ja,en,zh_CN アプリケーションの表示サポート言語です。
変更する必要はありません。
qbpms.theme smoothness smoothness 固定値です。
変更する必要はありません。
qbpms.productImageBase /image /image アプリケーションのロゴ画像の保存場所を表します。
変更する必要はありません。
qbpms.contextPath コンテキストパス
http://
<ホスト名>
:<ポート番号>
/userweb/
http://127.0.0.1:18080
/userweb/
アプリケーションのコンテキストパスを設定します。
通知メールなどに、タスク一覧などのURLを埋め込む際、このコンテキストパスが使用されます。
ホスト名(またはIPアドレス)やポート番号変更時など、ご使用の環境にあわせて設定してください。

アプリ内でシステム変数(applicationRoot)の参照を設定した場合、このコンテキストパスの設定値が使用されます。
qbpms.api.keyRequired true: 使用する
false: 使用しない
false メッセージ開始イベント(フォーム)にて、HTTPリクエストを送信する際に必要となるAPIキー(セキュリティ鍵)を使用するかどうかを指定します。
今後のバージョンで廃止予定
qbpms.api.key 半角英数字 - 「qbpms.api.keyRequired=true」のときに有効になるAPIキー(セキュリティ鍵)です。
未設定の場合は、初期値(システムごとに自動設定される値)が適用されます。
メッセージ開始イベント(フォーム)を配置したアプリをリリースした際に表示されるアクセスURLに、パスパラメータとして表示されます。
今後のバージョンで廃止予定
半角英数字以外を指定した場合は、DataSpider BPMが起動しません。
qbpms.quota.interval 数値 1 プロセス数をカウントする間隔(分)を指定します。
qbpms.quota.limit 数値 10000 「qbpms.quota.interval」で設定した間隔内で、開始できるプロセス数を制限します。
デフォルトでは、1分間に10000プロセスを超えるプロセスは起動(開始)できません。
外部システムからプロセス開始を行う場合に、プロセス実行数を制限するためのものとなっております。
使用頻度および状況を考慮し、以下の場合には設定値を適宜変更してください。
  • 外部システムからプロセス開始APIを使用している場合
  • 外部システムからメッセージ開始イベント(HTTP)を使用している場合
  • Webフォームにメッセージ開始イベント(フォーム)を埋め込んでいる場合
qbpms.scheduler.threadCount 数値 20 タスクスケジューラが管理するスレッドの数を指定します。
この値は各イベントの実行やプロセスフローを移動するトークンの遷移処理が、同時に実行できる数を表します。
qbpms.workflow.serviceTaskPdf.
licenseFile
iTextライブラリ
ライセンスの場所
file:///<$DSBPM_HOME>
/thirdparty_license/iText
/itextkey.xml
固定値です。
変更する必要はありません。
qbpms.dataspider.metadata.
timeout
数値 8 メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)にて、[接続テスト]の結果判定のタイムアウト時間を秒単位で指定します。
### Mail Configuration ### (メール設定項目)
qbpms.smtp.host ホスト名 - アプリケーションからメールを送信するときに使用するメールサーバのホスト名を指定します。
ホスト名が不明な場合は、ご使用環境のシステム管理者にご確認ください。
ホスト名が設定されていない場合は、メール送信を行いません。
qbpms.smtp.port 数値 25 アプリケーションからメールを送信するときに使用するメールサーバのポート番号を指定します。
ポート番号が不明な場合は、ご使用環境のシステム管理者にご確認ください。
qbpms.smtp.fromaddress メールアドレス - アプリケーションからメールを送信するときのFromアドレスを指定します。
メール送信に失敗したときはこのアドレス宛にメールが戻ってきますので、必ず受信可能なアドレスを指定してください。
qbpms.smtp.auth true: 使用する
false: 使用しない
false メール送信においてSMTP AUTHを使用するかどうかを指定します。
使用する場合(true を設定した場合)は、「qbpms.smtp.username」および「qbpms.smtp.password」を設定してください。
qbpms.smtp.username ユーザ名 - SMTP AUTHを使用する場合のユーザ名を指定します。
qbpms.smtp.password パスワード - SMTP AUTHを使用する場合のパスワードを指定します。
qbpms.smtp.starttls true: 使用する
false: 使用しない
false メール送信において STARTTLSを使用するかどうかを指定します。
qbpms.smtp.sizeLimit 数値 10 メッセージ送信中間イベント(メール)にて送信するメール全体のサイズをMB(メガバイト)単位で制限します。
宛先やメール本文を含むメール送信情報のほかに、添付ファイルを含むサイズで指定します。
添付ファイルは、MIME エンコード後のサイズとなります。
### PostgreSQL Configuration ### (PostgreSQLデータベース設定項目)
qbpms.db.type データベース識別名 POSTGRESQL DataSpider BPMで使用するデータベース名を指定します。
現在ご使用頂けるデータベースは、PostgreSQLのみです。
変更する必要はありません。
qbpms.db.driver JDBCドライバ org.postgresql.Driver 使用するデータベースのJDBCドライバを指定します。
PostgreSQLのJDBCドライバ固定となっております。
変更する必要はありません。
qbpms.db.url 接続先URL
jdbc:postgresql://
<ホスト名>
:<ポート番号>
/qbpms
jdbc:postgresql://
127.0.0.1:5432
/qbpms
使用するデータベースの接続先URLを指定します。
PostgreSQLをインストールした環境により、ホスト名およびポート番号を適宜変更してください。
デフォルト設定でインストールした場合は、変更する必要はありません。
qbpms.db.username 接続ユーザ名 postgres データベース接続ユーザ名を指定します。
デフォルト設定でインストールした場合は、変更する必要はありません。
qbpms.db.password 接続パスワード - データベース接続ユーザのパスワードを指定します。
qbpms.db.maxactive 数値 100 データベース接続の最大同時接続数を指定します。
変更する場合は、タスクスケジューラが管理するスレッド数の指定値「qbpms.scheduler.threadCount」よりも大きい値を設定してください。
PostgreSQLデータベース側の設定値に依存しますので、PostgreSQLデータベース側の最大同時接続数(デフォルトでは「100」)を超える値を設定する場合は、設定ファイル(postgresql.conf)の「max_connections」(最大同時接続数)の値も併せて変更してください。
最大同時接続数を「200」以上に設定する場合は、tomcatの設定ファイル(server.xml)のConnectorにて、「maxThreads」(同時リクエスト受付数)の値も併せて変更してください。
      設定ファイルの場所: $DSBPM_HOME\conf\server.xml
      設定するキーと値: maxThreads="<同時リクエスト受付数>"
       必ず最大同時接続数よりも大きい値を設定してください。
### SSO SAML Configuration ### (SAMLシングルサインオン設定項目)
シングルサインオンの設定詳細については、製品に同梱されているPDFファイル「シングルサインオンの設定方法」ドキュメントを参照してください。
qbpms.saml.authnRequestsSigned true: 含める
false: 含めない
false SAMLのシングルサインオン認証リクエストに署名証明書を含めるかどうかを設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合は、コメント箇所「#」を削除してください。
qbpms.saml.logoutRequestSigned true: 含める
false: 含めない
false SAMLのシングルログアウト認証リクエストに署名証明書を含めるかどうかを設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合は、コメント箇所「#」を削除してください。
qbpms.saml.keystore.file キーストア
ファイルのパス
- 署名証明書を含める場合において、署名証明書と通信データを暗号化/複合化するための公開鍵および秘密鍵(キーペア)を保持しているキーストアファイルの場所を設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合で、「qbpms.saml.authnRequestsSigned」および「qbpms.saml.logoutRequestSigned」のいずれかを「true」に設定した場合は、コメント箇所「#」を削除して必ず設定してください。
キーストアファイル名も含めた、DataSpider BPMが参照できるサーバ上のファイルパスを記述します。
      例) file:///C:/DSBPM/conf/samlkeystore.p12
qbpms.saml.keystore.type キーストア
タイプ
PKCS12 キーストアファイルの形式を設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合で、「qbpms.saml.authnRequestsSigned」および「qbpms.saml.logoutRequestSigned」のいずれかを「true」に設定した場合は、コメント箇所「#」を削除して必ず設定してください。
初期値は「PKCS12」(Public-Key Cryptography Standards #12)となっており、変更する必要はありません。
qbpms.saml.keystore.password キーストア
パスワード
- キーストアファイルのパスワードを設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合で、「qbpms.saml.authnRequestsSigned」および「qbpms.saml.logoutRequestSigned」のいずれかを「true」に設定した場合は、コメント箇所「#」を削除して必ず設定してください。
qbpms.saml.keystore.keyAlias キーエイリアス - 登録したキーペアのキーストアファイル内での登録名(キーエイリアス)を設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合で、「qbpms.saml.authnRequestsSigned」および「qbpms.saml.logoutRequestSigned」のいずれかを「true」に設定した場合は、コメント箇所「#」を削除して必ず設定してください。
qbpms.saml.keystore.keyPassword キーエイリアス
パスワード
- キーエイリアスのパスワードを設定します。
シングルサインオン機能を使用する場合で、「qbpms.saml.authnRequestsSigned」および「qbpms.saml.logoutRequestSigned」のいずれかを「true」に設定した場合は、コメント箇所「#」を削除して必ず設定してください。