ワークフロー図: Flash版

プロセスモデラー選択
HTML5版 Flash版

機能概要

ワークフロー図の作成を行います。
スイムレーンや各ノードを配置し、フローを作成して、作業の順序を定義します。

アプリ管理権限を持つユーザが対象です。

機能一覧

アプリ編集
(プロセスモデラー)
アプリを編集するプロセスモデラーを起動します。
アプリのワークフロー図、処理担当者、データ項目、変数の設定などを行います。
ワークフロー図 ワークフロー図の作成を行います。
スイムレーンや各ノードを配置し、フローを作成して、作業の順序を定義します。
処理担当者 処理担当者の設定を行い、作業の担当者を指定します。
以下の方法により指定することができます。
  • ユーザ・組織・ロールによる絶対指定
  • 他のスイムレーンの担当者をもとにした相対指定
  • 実行時データによる指定
データ項目 データ項目を設定し、プロセスを通じてやりとりされるデータ項目を定義します。
データ項目ごとに、[名称]・[データタイプ]・[入力条件]などを設定します。
変数設定
(アプリ設定)
アプリごとに定義できる変数を設定します。
メッセージ送信中間イベントにて共通で使用する項目を変数として定義して、使用することができます。
変数の値の組み合わせを複数保存でき、切り替えることができます。

項目説明

ワークフロー図: Flash版 画面の表示例


項目名 必須 説明
1. basicパレット - ワークフロー図を描画する際に必須となる基本ノードです。
簡単なワークフロー図は、これらのノードだけで作成することができます。
2. advancedパレット - すべてのノードが種類ごとに表示されます。
これらのノードを使用して、より高度なワークフロー図を作成することができます。
3. キャンバス - パレットから各ノードを配置し、ワークフロー図をデザインします。
スライダーにより、拡大および縮小表示することができます。

操作メニュー説明

表示 操作メニュー 説明
1. basicパレット スイムレーン ヒューマンタスクの主な処理担当者を表します。
スイムレーン上に開始イベントを配置することで、設定した処理担当者(該当するすべての処理担当者)がプロセスを開始することができます。
スイムレーン上にヒューマンタスクを配置することで、設定した処理担当者の中から以下の処理担当者にタスクが割り当てられます。
  • 開始イベント直後のヒューマンタスク: プロセスを開始したユーザ
  • 他のスイムレーンから繋がる最初のヒューマンタスク:
    • 処理担当者が1人の場合は、該当するユーザにタスクが割り当てられます。
    • 処理担当者が複数の場合は、引き受け待ち(オファータスク)となり、該当するユーザの誰かがタスクを引き受けるのを待ちます。
  • 上記以外のヒューマンタスク: 処理担当者設定の内容に依存します。
スイムレーンをダブルクリックすることにより、処理担当者設定画面が表示されます。
処理担当者設定画面に関する詳細は、「処理担当者」を参照してください。
ヒューマンタスク プロセスにおいて、処理担当者が作業する手動工程を表します。
プロセス実行時に、データを入力するフォーム(タスク処理画面)が表示されます。
ヒューマンタスクに関する詳細は、「ヒューマンタスク」を参照してください。
開始イベント プロセスの開始地点を表します。
開始イベントがあるスイムレーンに割り当てられたユーザが、プロセスを開始できます。
終了イベント プロセスの終了地点を表します。
2. advancedパレット スイムレーン ヒューマンタスクの主な処理担当者を表します。
スイムレーン上に開始イベントを配置することで、設定した処理担当者(該当するすべての処理担当者)がプロセスを開始することができます。
スイムレーン上にヒューマンタスクを配置することで、設定した処理担当者の中から以下の処理担当者にタスクが割り当てられます。
  • 開始イベント直後のヒューマンタスク: プロセスを開始したユーザ
  • 他のスイムレーンから繋がる最初のヒューマンタスク:
    • 処理担当者が1人の場合は、該当するユーザにタスクが割り当てられます。
    • 処理担当者が複数の場合は、引き受け待ち(オファータスク)となり、該当するユーザの誰かがタスクを引き受けるのを待ちます。
  • 上記以外のヒューマンタスク: 処理担当者設定の内容に依存します。
スイムレーンをダブルクリックすることにより、処理担当者設定画面が表示されます。
処理担当者設定画面に関する詳細は、「処理担当者」を参照してください。
チームスイムレーン チーム内で共有しながら作業するヒューマンタスクの処理担当者を表します。
チームスイムレーン上にヒューマンタスクを配置することで、設定した処理担当者すべてのユーザをチームとし、チーム内で1つのタスクを共有します。
チームスイムレーン上に配置したヒューマンタスクは、「チームタスク」と呼ばれます。
チームスイムレーンをダブルクリックすることにより、処理担当者設定画面が表示されます。
処理担当者設定画面に関する詳細は、
「処理担当者」を参照してください。
チームタスクに関する詳細は、「ヒューマンタスク: チームタスクについて」を参照してください。
ヒューマンタスク プロセスにおいて、処理担当者が作業する手動工程を表します。
プロセス実行時に、データを入力するフォーム(タスク処理画面)が表示されます。
ヒューマンタスクに関する詳細は、「ヒューマンタスク」を参照してください。
サービスタスク
(データ設定)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
数値型、日付型/日時型、文字型、選択型データ項目に、動的な値や演算結果を代入します。
サービスタスク(データ設定)に関する詳細は、「サービスタスク(データ設定)」を参照してください。
サービスタスク
(PDF生成)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
業務データ(各データ項目に保持されている値)を埋め込んだPDF帳票を生成します。
サービスタスク(PDF生成)に関する詳細は、「サービスタスク(PDF生成)」を参照してください。
サービスタスク
(選択肢マスタ更新)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
選択型データ項目の内容を、アプリ共有アドオンの[選択型データ項目で使用する選択肢マスタ]として更新します。
サービスタスク(選択肢マスタ更新)に関する詳細は、「サービスタスク(選択肢マスタ更新)」を参照してください。
スクリプトタスク プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
ECMAスクリプトを使用して、業務データ(各データ項目に保持されている値)を編集します。
スクリプトタスクに関する詳細は、「スクリプトタスク」を参照してください。
サービスタスク
(Add-on)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
ユーザ独自定義のサービスタスクを処理します。
サービスタスク(Add-on)に関する詳細は、「サービスタスク(Add-on)」を参照してください。
受信タスク
(webhook)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
外部サービス側のWebhook通知の受信まで待機し、受信後にトークンが進みます。
受信タスク(webhook)に関する詳細は、「受信タスク(webhook)」を参照してください。
受信タスク
(フォーム)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
アカウントを持たないユーザに対して、プロセスの途中での入力フォームを提供します。
メッセージ開始イベント(フォーム)を使用してユーザにWeb入力フォームを提供したあとに、メールによる本人確認を経て、詳細情報を入力するようなWeb入力フォームを表示します。
受信タスク(フォーム)に関する詳細は、「受信タスク(フォーム)」を参照してください。
開始イベント プロセスの開始地点を表します。
開始イベントがあるスイムレーンに割り当てられたユーザが、プロセスを開始できます。
タイマー開始イベント プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
設定した日時にプロセスを自動的に開始します。
タイマー開始イベントに関する詳細は、「タイマー開始イベント」を参照してください。
メッセージ開始イベント(HTTP) プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
外部システムまたはDataSpider BPMの他のプロセスから受け取ったメッセージをもとにプロセスを開始します。
メッセージ開始イベント(HTTP)に関する詳細は、「メッセージ開始・受信中間イベント(HTTP)」を参照してください。
メッセージ開始イベント(webhook) プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
外部サービス側のWebhook通知の受信を起点とし、プロセスを自動的に開始します。
メッセージ開始イベント(webhook)に関する詳細は、「メッセージ開始イベント(webhook)」を参照してください。
メッセージ開始イベント(フォーム) プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
Webページの入力フォームから受け取ったメッセージをもとにプロセスを開始します。
入力フォームは、データ項目のレイアウトをWebページに埋め込んで使用します。
メッセージ開始イベント(フォーム)に関する詳細は、「メッセージ開始イベント(フォーム)」を参照してください。
タイマー中間イベント プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
指定した日時まで待機し、指定日時を経過するとトークンが進みます。
タイマー中間イベントに関する詳細は、「タイマー中間イベント」を参照してください。
メッセージ送信中間イベント
(DataSpider Servista)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
指定したDataSpider Servistaのスクリプトを実行することができます。
イベントの実行時には、DataSpider BPM側のデータ項目の値を、DataSpider Servista側で定義されている入力変数へ渡すことができます。
スクリプト終了時には、DataSpider Servista側で定義されている出力変数の値を、DataSpider BPM側のデータ項目の値として受け取ることができます。
スクリプトの実行結果(結果の戻り値:ExitStatusおよびエラー内容)を受け取り、その後のタスクや条件分岐処理等で使用することができます。
メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)に関する詳細は、「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」を参照してください。
メッセージ送信中間イベント
(メール)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
設定した内容でメールを送信します。
送信先は任意に設定できます。
メール本文に、データ項目の入力内容を埋め込むことができます。
メッセージ送信中間イベント(メール)に関する詳細は、「メッセージ送信中間イベント(メール)」を参照してください。
メッセージ送信中間イベント
(HTTP)
プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
指定したURLに、HTTPリクエストを送信します。
外部システムまたはDataSpider BPMの他のプロセスへのデータ送信が可能となります。
メッセージ送信中間イベント(HTTP)に関する詳細は、「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」を参照してください。
メッセージ受信中間イベント(HTTP) プロセスにおいて、システムが処理する自動工程を表します。
プロセスの実行途中で、外部システムまたはDataSpider BPMの他のプロセスから受け取ったメッセージをもとにデータを入力できます。
メッセージ受信中間イベント(HTTP)に関する詳細は、「メッセージ開始・受信中間イベント(HTTP)」を参照してください。
終了イベント プロセスの終了地点を表します。
全終了イベント プロセスを即時に終了します。
他に未処理や実行中のタスクが存在する場合でも、プロセスは終了します。
排他ゲートウェイ(XOR) 最初に条件を満たした接続先にのみ進みます。
排他ゲートウェイ(XOR)に関する詳細は、「分岐」を参照してください。
包含ゲートウェイ(OR) 条件を満たす、すべての接続先に進みます。
包含ゲートウェイ(OR)に関する詳細は、「分岐」を参照してください。
並列ゲートウェイ(AND) すべての接続先に進みます。
並列ゲートウェイ(AND)に関する詳細は、「分岐」を参照してください。
結合ゲートウェイ 複数のフローをひとつにまとめます。
結合ゲートウェイに関する詳細は、「分岐」を参照してください。
注釈 ワークフロー図に注釈をつけます。
注釈は、スイムレーンの外にも配置することができます。
注釈は、256文字以下にしてください。
開始イベントつきヒューマンタスク 開始イベントとヒューマンタスクがフローで接続されたものです。
終了イベントつきヒューマンタスク ヒューマンタスクと終了イベントがフローで接続されたものです。
パレット共通 ゴミ箱 アイコンの上にドラッグ&ドロップすることで、ワークフロー図上のノードを削除できます。
バックスペースキーでも削除することができます。
3. キャンバス スライダー スライダーを左右に移動させて、ワークフロー図を拡大・縮小します。

操作手順

ノードをキャンバスに配置する

  • パレット上のノードをキャンバス上へドラッグ&ドロップすることで、各ノードを配置することができます。
  • スイムレーン上にのみ、その他のノードは配置することができます。
新規作成されたアプリには、最初からキャンバスにスイムレーンが1つ配置されています。

シーケンスフロー(実行順序)を定義する

  • タスク・イベントなどのノードの縁にマウスカーソルを合わせると、カーソルが に変化します。
  • この状態でマウスを押下し、接続先のタスク・イベントのノードの縁までドラッグすると、カーソルの右下に緑の丸が表示されます。
  • ドロップします。
シーケンスフローとは、各ノードが実行される順序を示します。

スイムレーンの大きさを変更する

  • スイムレーンの下端にマウスカーソルを合わせると、カーソルが上下の矢印に変化します。
  • この状態で上下にドラッグ&ドロップすると、スイムレーンの縦幅を変更することができます。
スイムレーンの右端で同様の操作を行うと、横幅を変更できます。

シーケンスフローを付け替える

  • シーケンスフローの端にマウスカーソルを合わせると、カーソルが に変化します。
  • この状態で別のタスク・イベントへドラッグ&ドロップすると、フローの接続先(または接続元)を変更することができます。

ノードを移動する

  • スイムレーンの場合は、下端と右端以外でドラッグ&ドロップすることで移動できます。
  • スイムレーン上に配置しているタスク・イベントも一緒に移動します。
  • タスク・イベントの場合は、ドラッグ&ドロップで移動できます。また、別のスイムレーンへ移動することもできます。
スイムレーン上のアイテムが選択された状態で左右矢印キーを押下すると、配置位置を微調整することができます。
[Shift]キーを押下したままタスク・イベントを複数選択することができます。複数選択した状態でドラッグ&ドロップするとまとめて移動できます。

ノードに表示されたエラーを確認する

  • アプリにおいてエラーのあるタスク・イベントには マークが表示されます。
    (例: フローで接続されていない場合など)
  • マークにマウスポインタを合わせるとエラーの詳細が表示されます。

ノードのプロパティ設定ダイアログを表示する

  • ノードをダブルクリック、または選択状態で右下に表示される を押下することでプロパティ設定ダイアログが開きます。
  • 編集後は右上の[×]か右下の[閉じる]ボタンを押下してダイアログを閉じます。
ダイアログに表示されるプロパティの内容は、ノード毎に異なります。

仕様制限