[モデリング: DataSpider Servista連携編] ステップ3: 連携機能の追加および設定


[ステップ2: アプリの編集] << ... >> [ステップ4: 保存とリリース]


このステップでは、申請者の情報をデータ項目に追加し、「発行」タスクの後に「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」を追加してワークフローを完成させます。

ストーリー

 佐藤さんは、以下の順番で連携機能の追加および設定を行います。

操作手順(3-1): データ項目の追加

  操作画面 DataSpider BPMの操作
1 メニューアイコンの [データ項目]を押下して、データ項目設定画面を開きます。
2 [追加]のリストを開き、「ユーザ」を選択します。
ユーザ型のデータ項目が追加されます。
3 追加したデータ項目の設定を以下の内容に変更します。
  • [データ項目名]: 申請者
  • [データタイプ]: ユーザ
  • [初期値]: プロセス開始ユーザ
この設定により、プロセス開始時に開始したユーザ情報が自動的に保持されます。
4 [データ編集許可]ボタンを押下して、データ編集許可設定画面を開きます。
5


データ編集許可設定画面は、デフォルトでは[件名]および最初のタスク「申請」のみが設定可能な状態になっています。
ここでは、アプリ内のすべてのデータ項目およびすべてのタスクが一度に確認し設定できるように操作します。
  • 画面左の[選択]リストボックスから、[すべて]を選択します。
    画面左のデータ項目一覧にて、[Shift]キーを押しながらすべてのデータ項目をクリックして選択することもできます。
  • 画面右の[選択]リストボックスから、[すべて]を選択します。
    画面右のワークフロー図にて、[Shift]キーを押しながらすべてのデータ項目をクリックして選択することもできます。
6 すべてのタスクで、「表示なし」を指定します。
画面に表示したい場合は、「表示のみ」を設定してください。

操作手順(3-2): メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)の配置

  操作画面 DataSpider BPMの操作
1 ワークフロー図を開き、[advanced]タブを選択します。
2 メッセージ送信中間イベントを選択し、表示されるリストから「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」  を選択します。
次に、「発行」タスクと「確認」タスクの間にドラッグ&ドロップします。
3 配置した「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」  をダブルクリックし、イベントの名称を登録します。
  • [名称]: 台帳保存
[閉じる]ボタンを押下して、「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」  のプロパティ設定画面を閉じます。
4 「発行」タスク → 「確認」タスクへのシーケンスフローを、「発行」タスク → 「台帳保存」イベントにシーケンスフロー を引き直します。
5 「台帳保存」イベント → 「確認」タスクにシーケンスフロー を引きます
6 最終的には、左図のようなワークフロー図になります。

操作手順(3-3): メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)の設定

  操作画面 DataSpider BPMの操作
1 配置した「台帳保存」イベントをダブルクリックし、「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」 のプロパティ設定画面を開きます。

[通信設定]タブ
  • [ホスト]: DataSpider Servistaが存在するマシンのホスト名またはIPアドレスを指定します。
  • [ポート]: DataSpider Servistaの使用しているポート番号を指定します。
  • [ユーザ名]: DataSpider Servista側のスクリプトを実行するユーザを指定します。
  • [パスワード]: DataSpider Servista側のスクリプトを実行するユーザのパスワードを指定します。
  • [サービス名]: root@ログインID管理台帳
  • [スクリプト名]: 台帳保存
使用するDataSpider Servistaの設定により、適宜編集してください。
設定が正しい場合は、[接続テスト]に「成功」を表示します。
2 次に、[送受信パラメータ]タブの設定を行います。

[送受信パラメータ]タブ
  • [確定ID]の[送信パラメータ名]: loginId
  • [申請者]の[送信パラメータ名]: userData
その他、実行するスクリプトからの値の受け取りや、スクリプト実行結果およびエラー内容を取得することもできます。
詳細は、「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」マニュアルを参照してください。

[閉じる]ボタンを押下し、「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」のプロパティ設定画面を閉じます。

連携機能の追加および設定を行いました!

 佐藤さんは、「メッセージ送信中間イベント(DataSpider Servista)」を追加してワークフロー図を完成させました。
ステップ4では、アプリを保存し、使用可能な状態にします。

[ステップ2: アプリの編集] << ... >> [ステップ4: 保存とリリース]