[モニタリング] ステップ0: 準備


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このステップでは、モニタリングチュートリアルで使用する企画書レビュープロセスと登場人物についての説明を行うと共に、本チュートリアルを実行するための準備を行います。

企画書レビュープロセス

「企画書レビュー」プロセスでは、リーダが提案したテーマに従って、組織(部、課など)のメンバが作成した企画書を、リーダのレビューを経て完成させます。
使用するプロセスモデル「Q001-企画書レビュー」のプロセスモデル図は、以下の通りです。



左上の「開始」と書かれた円(開始イベント)から順にプロセスモデル図をたどってみましょう。
  1. マーケティング部のリーダが企画の立案を開始します。
  2. マーケティング部のリーダは企画のテーマを提案し、マーケティング部のメンバに企画書作成を依頼します。
  3. マーケティング部のメンバの一人が企画書作成の依頼を引受けます。
  4. マーケティング部のメンバは企画書を作成して、マーケティング部のリーダに提出しレビューを依頼します。
  5. マーケティング部のリーダは企画書のレビューを行い、承認(OK)・却下(NG)の判断を下します。
  6. マーケティング部のメンバは承認された企画書を確認して完成となります。
    同時に、企画の立案は終了します。

登場人物紹介

各ステップの内容

準備

このモニタリングチュートリアル開始前に、次の2つの作業を行う必要があります。
  1.  伊藤さんに、[プロセスモデル編集権限]、[コントロール権限]、[データ閲覧権限] を与えます。
  2.   伊藤さんでログインして、企画書レビュープロセスを数回(計:3回)実行します。

操作手順(0-1): 権限を与える

  1.  佐藤さんでログインします。
  2. [システム設定]から[プロセス権限]へ移動します。
  3. Q001-企画書レビューの [詳細]ボタンを押下します。
  4. [プロセスモデル編集権限]の[権限追加]を押下し、特定のユーザに付与にて「"伊藤" <Ito@localhost.localdomain>」を選択、[権限追加]を押下します。
  5. 同様に[コントロール権限][データ閲覧権限]を付与します。

操作手順(0-2): プロセスを何度か実行する

  1.  伊藤さんでログインします
  2. [ワークフロー]から[新規開始]へ移動し、「Q001-企画書レビュー」を開始・実行します。
  3. はじめに、開始・実行した「Q001-企画書レビュー」プロセスでは、件名として下表にある「商品サンプル配布キャンペーン」を開始します。
  4. 開始・実行した「商品サンプル配布キャンペーン」の「Q001-企画書レビュー」プロセスは、誰かが引き受けてプロセスを処理中にします。
  5. 同様に伊藤さんでログインし、2回「Q001-企画書レビュー」を開始・実行します。
  6. 開始・実行したプロセスの件名は、以下を参考に「月例キャンペーン(20XX年10月)」および「新商品販促プロモーション」とします。
  7. これら2つのプロセスは、開始・実行したのみで引き受け待ち(オファータスク)の状態のままにします。
    このチュートリアルの説明では、以下に記載された計3個のプロセスのうち、1個「商品サンプル配布キャンペーン」は引き受けて処理されているという状況を想定して説明しています。引き受け待ち(オファータスク)は2個ということになります。
    もしここで、ライセンスの上限に達した等の理由によりプロセスが開始できない場合は、現在稼働中のプロセスで本チュートリアルに関係のないプロセスをキャンセルまたは強制終了させてください。
件名 テーマ
商品サンプル配布キャンペーン 商品認知度向上のためのサンプル配布キャンペーン
月例キャンペーン(20XX年10月) 食欲の秋満喫プレゼント
新商品販促プロモーション 新商品発売に合わせた販促プロモーション

残された2個のプロセスが、作成に時間がかかりそうだったり、テーマが難しそうだったりという理由で放置されたままになっている状態から、このチュートリアルは始まります。

さあ、はじめましょう!

このステップでは、モニタリングの流れの確認と、チュートリアル開始前の準備を行いました。
次のステップから、実際にモニタリングの操作が始まります。
ステップ1では、[ヒートマップ]機能について説明します。

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