プロセスデータ項目

機能概要

プロセスデータ項目を設定し、プロセスを通じてやりとりされるデータ項目を定義します。
プロセスデータ項目ごとに、[名称]・[データタイプ]・[入力条件]などを設定します。

プロセスモデル編集権限を持つ管理者が対象です。

機能一覧

プロセスモデル編集
(プロセスモデラー)
プロセスモデルを編集するプロセスモデラーを起動します。
プロセスモデルのプロセス図、処理担当者、プロセスデータ項目、変数の設定などを行います。
プロセス図 プロセス図の作成を行います。
スイムレーンやタスクを配置し、フローを作成して、作業の順序を定義します。
処理担当者 処理担当者の設定を行い、作業の担当者を指定します。
以下の方法により指定することができます。
  • ユーザ・組織・ロールによる絶対指定
  • 他のスイムレーンの担当者をもとにした相対指定
  • 実行時データによる指定
プロセスデータ項目 プロセスデータ項目を設定し、プロセスを通じてやりとりされるデータ項目を定義します。
プロセスデータ項目ごとに、[名称]・[データタイプ]・[入力条件]などを設定します。
変数設定
(プロセスモデル設定)
プロセスモデルごとに定義できる変数を設定します。
メッセージ送信中間イベントにて共通で使用する項目を変数として定義して、使用することができます。
変数の値の組み合わせを複数保存でき、切り替えることができます。

項目説明

プロセスデータ項目画面の表示例


項目名 必須 説明
1. 共通操作 1. プロセスデータ項目の追加 - 追加したいプロセスデータ項目のデータタイプ(データ型)を選択します。
以下のデータ型を追加することができます。
  • 文字
  • 数値
  • 選択
  • 日付
  • 日時
  • ファイル
  • ユーザ
  • 組織
  • 掲示板
  • テーブル
  • ガイドパネル
2. タスクの選択 - プレビューしたいタスクを選択します。
選択後、[タスク処理画面/フォームプレビュー]ボタンを押下することで、指定したタスク画面のプレビュー画面が表示されます。
3. 表示ページの選択 - プロセスデータ項目が多数存在し表示が複数ページにまたがっている場合、現在のページ数を表示します。
直接ページ数を入力または[▲]・[▼]ボタンを押下することで、表示ページを切り替えることもできます。
4. ページサイズの選択 - 1ページに表示するプロセスデータ項目の数をリストから選択します。
「20」、「50」または「100」から選択することができます。
初期値:「20」
プロセスモデルを保存した際に、選択したページサイズも記録します。
      次にプロセスモデルを開いた場合には、前回に選択したページサイズで開くことができます。
2. プロセスデータ項目 1. プロセスデータ定義番号 - プロセスデータ定義番号です。
プロセスデータ定義番号は「0」から開始され、プロセスデータ項目を追加した順番で番号が採番されます。
プロセスデータ項目の表示順序を変更または削除してもその番号は変わりません。
メッセージ開始イベント(HTTP)、メッセージ受信中間イベント(HTTP)、外部システムからのプロセスおよびタスク処理、JavaScriptの使用時などに参照される、使用頻度の高い項目の識別番号です。
2. プロセスデータ項目名 任意 プロセスデータ項目の名称です。
タスク処理画面では、データ入力項目の名称として表示されます。
テーブル型の場合は、テーブル(表)形式のデータ列に対する表示項目名となります。
一番上に表示される[件名]は、すべてのプロセスモデルで共通に用意されている項目となり、名称を変更することはできません。
3. データタイプ 必須 プロセスデータ項目のデータタイプ(データ型)です。
データタイプに関する詳細は、「データタイプ詳細」を参照してください。
リリースを行ったプロセスモデルの項目は 鍵マークが表示され、データタイプを変更することができません。
      その後に新規追加したプロセスデータ項目に関しては、次のリリースまでは変更が可能となります。
4. データサブタイプ 必須 データタイプの種別を表します。
以下のデータタイプにサブタイプが用意されています。
  • 文字型: 単一行、複数行
  • 選択型: ラジオボタン、セレクトボックス、チェックボックス、検索セレクトボックス
  • 日付型: 年月日、年月、月日、年
  • ユーザ型: セレクトボックス、検索セレクトボックス
選択型の検索セレクトボックスは初期状態では表示されず、選択型のプロパティ設定内容ではじめて表示されます。
データタイプに関する詳細は、「データタイプ詳細」を参照してください。

操作メニュー説明

表示 操作メニュー 説明
1. 共通操作 [タスク処理画面/フォームプレビュー]ボタン 選択したタスクのタスク処理画面に表示されるデータ項目やレイアウトをプレビュー画面で確認することができます。
タスクの選択リストから確認したいタスクを選択し、[タスク処理画面/フォームプレビュー]ボタンを押下します。
「高度なレイアウト編集」機能を使用している場合は、HTMLが反映されたプレビュー画面を確認することができます。
プレビューする際には、「データ編集許可」の設定が完了していることを確認してください。
[デザイン設定]ボタン タスク処理画面での表示順序や段組みのレイアウトデザインを設定することができます。

デザイン設定ダイアログの表示例


上記の例では、「購入者」および「購入予定日」が2段の段組みになっているのが確認できます。
右表の各プロセスデータ項目をドラッグ&ドロップすることで、その項目の表示順序や配置位置を変更できます。
右表の各プロセスデータ項目をクリックすることで、その項目のデザイン設定に移動できます。

[全工程のデータ編集許可設定]ボタン 各タスクでのプロセスデータ項目のデータ編集許可を設定することができます。
プロセスデータ項目ごとに、どのタスクで「読み(表示)」「書き(入力)」できるかについて設定します。
データ編集許可の種類と動作は以下の3通りです。
  • 表示のみ: タスク処理画面で、プロセスデータ項目の入力内容を表示することができます。
  • 編集可: タスク処理画面で、プロセスデータ項目の入力内容の表示と編集(入力・変更)を行うことができます。
                 メッセージ開始イベント(HTTP)やメッセージ受信中間イベント(HTTP)では、[編集可]と設定されたプロセスデータ項目が受信可能となります。
  • なし「-」: タスク処理画面では、表示・編集ともにできません。
                 プロセスデータ項目の名称も表示されません。

全工程のデータ編集許可設定ダイアログの表示例


Ctrlキー/Shiftキーを押しながらセルをクリックすると、複数のセルを選択することができます。
行または列のヘッダをクリックすると、その行または列の全てのセルが選択されます。
工程(タスク)の表示順は、列のドラッグ&ドロップで変更することができます。

[全て開く]ボタン すべてのプロセスデータ項目のプロパティ設定フィールドを表示します。
[全て閉じる]ボタン すべてのプロセスデータ項目のプロパティ設定フィールドを非表示にします。
[<<]ボタン プロセスデータ項目リストの先頭ページを表示します。
[<]ボタン プロセスデータ項目リストの前ページを表示します。
[>]ボタン プロセスデータ項目リストの次ページを表示します。
[>>]ボタン プロセスデータ項目リストの最終ページを表示します。
2. プロセスデータ項目 開くアイコン プロセスデータ項目のプロパティ設定フィールドを表示します。
閉じるアイコン プロセスデータ項目のプロパティ設定フィールドを非表示にします。
[デザイン]ボタン プロセスデータ項目の表示を段組み表示する設定や、タスク処理時に表示する補足的な[説明]などを設定します。
また、[説明]にはJavaScriptやHTMLを記述することもできるため、プロセスデータ項目の入力値チェックや、画像を表示するなどの画面の装飾も行うことができます。
JavaScriptの使用およびその動作に関する保証はしておりません(HTMLも同様)。
      使用する場合は、必ず本番環境と同条件のテスト環境であらかじめ動作確認を行ってください。
JavaScriptの使用方法に関する詳細は、「JavaScriptを使用したプロセスデータ項目の操作」を参照してください。

段組みとHTMLを設定したデザインの例


上記設定を行ったタスク処理画面の表示例


上記の設定例では、「購入者」および「購入予定日」に対して、[段組]: 「2」を設定しているため、「購入者」と「購入予定日」が横に2段表示されています。
その他にも、1段(初期値)または4段の段組みを指定することができます。

上記の設定例では、[説明]に以下のHTMLを記述しています。

入力形式 : yyyy-mm-dd<br>
<font size="2" color="red"><b>稼働日(土日・祝日以外)</b>を指定してください!</font>

選択型(ラジオボタンまたはチェックボックス)のデザインの例

選択項目
  1. 東京
  2. 大阪
  3. 名古屋
  4. 福岡
  5. 札幌


上記設定を行ったタスク処理画面の表示例


選択型(ラジオボタンまたはチェックボックス)の場合は、表示の[配置方向]および表示の[列/行数]を指定することができます。
上記の設定例では、選択型: チェックボックスに定義した5つの選択項目の表示を[配置方向]:「横」に、[列/行数]: 「3」列に指定しています。
右表の各プロセスデータ項目をクリックすることで、その項目のデザイン設定に移動できます。
[複製]アイコン プロセスデータ項目を複製します。
複製されたプロセスデータ項目の名称には、「(コピー)」が先頭に付加されます。
[削除]アイコン プロセスデータ項目を削除します。
リリースされた段階で存在していたプロセスデータ項目を[X削除]ボタンで削除すると、すぐには削除されずに表示が[+削除取消]ボタンに切り替わります。
次にリリースを行うまで削除を取り消すことができます。
[削除取消]アイコン プロセスデータ項目の削除を取消します。
リリースされた段階で存在していたプロセスデータ項目を[削除]ボタンで削除した場合に表示されます。
[編集]ボタン プロセスデータ項目のプロパティ設定ダイアログを表示します。
データタイプのプロパティに関する詳細は、「データタイプ詳細」を参照してください。
[テーブル項目を追加]ボタン テーブル型プロセスデータ項目内に、プロセスデータ項目を追加します。
追加できるプロセスデータ項目は以下のとおりです。
  • 文字型
  • 数値型
  • 選択型
テーブル型のデータタイプに関する詳細は、「データタイプ詳細: テーブル型」を参照してください。
削除アイコン テーブル型プロセスデータ項目内の指定項目を削除します。

仕様制限