Webサービス実行処理

オペレーション名

Webサービス実行

機能概要

Webサービスを実行します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。
入出力のスキーマについては、「スキーマ」を参照してください。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 省略可 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  
サービス 必須 使用不可 実行するサービスを選択します。
選択された[接続先]に定義されているサービスが表示されます。		  
ポート 必須 使用不可 実行するポートを選択します。
選択された[サービス]に対応するポートが表示されます。		  
オペレーション 必須 使用不可 実行するオペレーションを選択します。
選択された[ポート]に対応するオペレーションが表示されます。		  
WSDLから属性情報を読み取る 省略可 使用不可 WSDLから属性情報を読み取るかどうか選択します。
  • [チェックあり]:
    WSDLから属性情報を読み取り、入出力スキーマに反映します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    WSDLから属性情報を読み取りません。
  
プロパティアクション
項目名 説明 備考
WSDLの表示 プレビューアを起動して、[接続先]で指定したリソース(WSDL)を表示します。  
HTTP認証
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
認証 必須 使用不可 Webサービス実行時、どの認証を行うか選択します。
  • [接続先の設定を使用]:(デフォルト)
    接続先のグローバルリソースで設定された認証設定を使用します。
  • [なし]:
    個別に認証を行わない場合に使用します。認証を行いません。
  • [Basic認証]:
    個別にBasic認証情報を設定したい場合に使用します。
    ユーザ名とパスワードを使用してBasic認証を行います。
  
ユーザ名 省略可 使用可 認証に使用するユーザ名を入力します。
  • [認証]に[Basic認証]を選択した場合、有効になります。
パスワード 省略可 使用可 認証に使用するパスワードを入力します。
  • [認証]に[Basic認証]を選択した場合、有効になります。
Webサービス認証
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
認証 必須 使用不可 Webサービス実行時、WS-Securityを使用した認証を行うかを選択します。
  • [なし]:(デフォルト)
    WS-Securityを使用した認証を行いません。
  • [平文によるパスワード認証]:
    WS-Securityを使用した認証を行います。
    SOAPヘッダにユーザ名とパスワードを埋め込み、平文によるパスワード認証を行います。
  • WS-Securityについては、「WS-Security 1.0」(http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-200401-wss-username-token-profile-1.0.pdf)を参照してください。
ユーザ名 省略可 使用可 認証に使用するユーザ名を入力します。
  • [認証]に[平文によるパスワード認証]を選択した場合、有効になります。
パスワード 省略可 使用可 認証に使用するパスワードを入力します。
  • [認証]に[平文によるパスワード認証]を選択した場合、有効になります。
Cookie
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
保存されたCookieをサーバへ送信する 省略可 使用不可 保存されているCookieを送信するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    Webサービス実行時に保存されたCookieを送信します。
  • [チェックなし]:
    Webサービス実行時に保存されたCookieを送信しません。
  • Cookieの保存は、Webサービス実行時に自動的に行われます。
SOAPヘッダ
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
SOAPヘッダ 省略可 使用可 送信するSOAPヘッダ項目を入力します。
  • SOAPのHeader要素の子要素(ヘッダ項目とします)から入力してください。
  • 名前空間修飾された要素または属性を記述した場合、該当の名前空間宣言も記述してください。
  • [Webサービス認証]を行う場合、認証情報のヘッダ項目のあとに本プロパティで入力したヘッダ項目が追加されます。
  • SOAPで定義されているヘッダ属性については、「SOAPヘッダのmustUnderstand属性とactor属性について」を参照してください。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
WSDLを分析する [接続先]で指定したWebサービスのSOAPエンベロープのSOAPヘッダを[SOAPヘッダ]に表示します。  
手動設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
SOAPエンベロープを手動で定義 省略可 使用不可 SOAPエンベロープを手動で定義するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    SOAPエンベロープを手動で定義します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    SOAPエンベロープを手動で定義しません。
  • [SOAPエンベロープを手動で定義]にチェックを入れた場合、[Webサービス認証]、[SOAPヘッダ]は使用されません。
SOAPエンベロープ 省略可 使用可 SOAPエンベロープを入力します。
  • [SOAPエンベロープを手動で定義]にチェックを入れた場合、有効になります。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
WSDLを分析する [接続先]で指定したWebサービスのSOAPエンベロープを[SOAPエンベロープ]に表示します。  
添付ファイル（送信）
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
添付ファイル 省略可 - 添付ファイルのファイルパスを指定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    列を追加します。
  • [上へ]:
    選択している列の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している列の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    列を削除します。
  
添付ファイル/ファイルパス 必須 使用可 添付ファイルのファイルパスを入力します。
添付ファイル/コンテントID 省略可 使用可 添付ファイルのコンテントIDを入力します。
  • 省略した場合には自動生成します。
添付ファイル（受信）
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
添付ファイルを受信 省略可 使用不可 添付ファイルを受信するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    メッセージに添付されたファイルを受信します。
  • [チェックなし]:
    メッセージに添付されたファイルを受信しません。
  
添付ファイル格納先 必須 使用可 添付ファイルを格納するディレクトリを入力します。

[参照]ボタンを押下するとディレクトリチューザが起動し、ディレクトリの選択ができます。
添付ファイルに同じ名前のファイルが存在する場合 必須 使用不可 添付ファイルに同一名のファイルが存在する場合の動作を選択します。
  • [上書きする]:(デフォルト)
    ファイルを上書きします。
  • [連番を振る]:
    「<ファイル名>_1.csv」のように連番を付けます。拡張子がある場合は、拡張子の前の名前に連番が付与されます。
  • [添付ファイルを受信]にチェックを入れた場合、有効になります。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。		  

スキーマ

Webサービスの種類によってスキーマは異なります。
デフォルト以外の名前空間はns0、ns1、ns2、・・・という形式で接頭辞を出力します。

大容量データ処理

大容量データ処理には対応していません。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
attachment_id 受信した添付ファイルのコンテントIDが格納されます。
  • 複数存在する場合には、カンマ(,)区切りで出力し、順序は[attachment_path]と対応します。
attachment_path 受信した添付ファイルのパスが格納されます。
  • 複数存在する場合には、カンマ(,)区切りで出力し、順序は[attachment_id]と対応します。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

SOAPヘッダのmustUnderstand属性とactor属性について

[SOAPヘッダ]に入力されたSOAPのmustUnderstand属性とactor属性についての仕様は以下の通りです。

送信する添付ファイルの名前について

送信する添付ファイルの名前についての仕様は以下の通りです。

受信した添付ファイルの名前について

受信した添付ファイルの名前についての仕様は以下の通りです。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]		 [接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]		 [接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
リソースの必須項目が指定されていません。:<プロパティ名>		 [接続先]の[<プロパティ名>]が指定されていません。 [接続先]の[<プロパティ名>]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。		 [<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
FileIsDirectoryException [接続先]の[WSDLファイル]に入力されたパスがディレクトリです。 [接続先]の[WSDLファイル]にはファイルパスを入力してください。
DataProcessingException Webサービスの実行に失敗しました。 デバッグモードでスクリプトを実行すると、実行ログに送信されたSOAPエンベロープが出力されます。SOAPエンベロープが正しい形式で送信されているか確認してください。
DataProcessingException
java.io.FileNotFoundException		 WSDLファイルの読み込みに失敗しました。 [接続先]で指定された[WSDLファイル]を確認してください。
java.io.FileNotFoundException [接続先]の[WSDLファイル]に指定されたファイルが存在しません。 [接続先]の[WSDLファイル]を確認してください。
org.apache.axis.AxisFault
(401)Unauthorized		 Webサービス実行時に、サーバへの認証に失敗しています。 [認証][ユーザ名][パスワード]を確認してください。
InvalidSOAPHeaderException Webサービス実行時に、SOAPヘッダの作成に失敗しました。 [SOAPヘッダ]に入力した内容を確認してください。

注意事項