更新処理

オペレーション名

更新

機能概要

DataSpiderファイルシステム上にあるファイルを指定してFTPサーバに転送します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
パス 必須 - パスを指定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    列を追加します。
  • [上へ]:
    選択している列の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している列の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    列を削除します。
 
パス/リモートパス 必須 使用可 FTPサーバ上のファイル/ディレクトリを「/」から始まる絶対パスで入力します。
  • [ローカルパス]でワイルドカード(「*」・「?」)を使用している場合は、ディレクトリ名を入力してください。
  • 大文字小文字を区別します。
パス/ローカルパス 必須 使用可 DataSpiderファイルシステムのディレクトリパスを入力します。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」およびワイルドカード(「*」・「?」)以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
  • ファイル名にはワイルドカード(「*」・「?」)が使用できます。
    • 例: /upload/*.csv
      • /uploadディレクトリ直下に存在する、拡張子がcsvのファイルが該当します。
    • 例: /upload/売り上げデータ??.xls
      • uploadディレクトリ直下に存在する、「売り上げデータ」で始まり、そのあとに2文字続く拡張子がxlsのファイルが該当します。
  • 大文字小文字を区別しません。
パス/データタイプ 必須 使用不可 データタイプを選択します。
  • [ASCII]:
  • [BINARY]:(デフォルト)
 
更新処理設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ディレクトリオプション 必須 使用不可 データ更新時のディレクトリの扱いを選択します。
  • [無視]:(デフォルト)
    ディレクトリについては無視し、転送を行いません。また結果となるリストにもディレクトリの情報は含まれません。
  • [再帰的]:
    指定した階層のファイル/ディレクトリについて、再帰的にアップロードします。
 
日付オプション 必須 使用不可 日付情報を含めるかどうかを選択します。
  • [含めない]:(デフォルト)
    結果に日付情報を含めません。
  • [含める]:
    結果に日付情報を含めます。
 
追加書き込み 省略可 使用不可 ファイルが存在する場合に追加書き込みを行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    FTPサーバ側のパスにファイルが存在する場合、FTPサーバ側のファイルの末尾にDataSpiderServer側のファイルの内容を追加書き込みします。
    FTPサーバ側のパスにファイルが存在しない場合、新規にファイルを作成します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    FTPサーバ側のパスにファイルが存在する場合、FTPサーバ側のファイルをDataSpiderServer側のファイルで上書きします。
    FTPサーバ側のパスにファイルが存在しない場合、新規にファイルを作成します。
  • チェックを入れた場合、APPEコマンドを使用してファイルを転送します。
  • [更新する際の条件][存在]を選択した場合、追加書き込みは行われません。
ファイルを転送する際に更新を確認 省略可 使用不可 ファイルを転送する際にリモートファイルの更新確認を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    [更新する際の条件]で指定した条件に適合した場合のみ転送を行います。
  • [チェックなし]:
    強制的に転送します。
 
更新する際の条件 必須 使用不可 ファイルを更新する際の条件を選択します。
  • [更新日時]:(デフォルト)
    FTPサーバ側のファイルの更新日時とDataSpiderServer側の更新日時を比較して、DataSpiderServer側のファイルが新しい場合には転送します。
    FTPサーバがMDTMコマンドをサポートしている必要があります。
  • [存在]:
    FTPサーバ側のパスにファイル/ディレクトリが存在しない場合に転送します。
  • [ファイルを転送する際に更新を確認]にチェックを入れた場合、有効になります。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<ftpserver name="" port="" user="">
  <pathnames>
    <pathname date="" filetype="" local="" remote="" size="" status="" type=""/>
  </pathnames>
</ftpserver>
要素名 属性名 説明 備考
ftpserver -    
name 接続したFTPサーバのホスト名を出力します。  
port 接続したFTPサーバのポート番号を出力します。  
user FTPサーバに接続する際に使用したユーザ名を出力します。  
pathnames -    
pathname - 更新対象となったファイル/ディレクトリごとに出現します。  
date 更新対象となったファイルの最終更新日時をyyyyMMddHHmmss形式で出力します。
例:
「20071016131522」は2007年10月16日午後1時15分22秒を示しています。
  • [日付オプション][含める]の場合のみ取得します。
  • ディレクトリの場合は空データとなります。
filetype 更新対象となったファイル/ディレクトリのファイルタイプを出力します。
  • File:ファイル
  • Directory:ディレクトリ
 
local 更新対象となったファイル/ディレクトリのDataSpiderファイルシステム上の絶対パスを出力します。  
remote 更新対象となったファイル/ディレクトリのFTPサーバ上の絶対パスを出力します。  
size 更新対象となったファイルのサイズを出力します。単位はバイトです。
  • ディレクトリの場合は空データとなります。
status アップロード状態を出力します。
  • Updated:アップロードされ、FTPサーバ上のファイルが更新された状態です。
  • Uptodated:アップロードされなかった状態です。[更新する際の条件][更新日時]を選択し、DataSpider上の対象ファイルがFTPサーバ上のファイルよりも新しくなかった場合に出力されます。
  • Exists:アップロードされなかった状態です。[更新する際の条件][存在]を選択し、DataSpider上の対象ファイルがFTPサーバ上に存在した場合に出力されます。
  • NG:何らかのエラーが発生したため、アップロードされなかった状態です。
 
type データの種類を出力します。
  • ASCII:ASCII形式でアップロードした場合に出力されます。
  • BINARY:BINARY形式でアップロードした場合に出力されます。
  • ディレクトリの場合は空データとなります。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応していません。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count 更新対象となったファイル/ディレクトリの数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • 「directory_count」と「file_count」の合計です。
directory_count 更新対象となったディレクトリの数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
file_count 更新対象となったファイルの数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
RemoteFileListParseException
リモートファイル一覧の解析処理に失敗しました。エンコードが正しくない可能性があります。
リモートファイル一覧の解析処理に失敗しました。 [接続先]で選択した[エンコード]やFTPサーバの設定などを確認してください。
FTPException FTPサーバが何らかのエラーを返した場合の例外です。 メッセージの内容を確認してください。
com.enterprisedt.net.ftp.FTPException FTPサーバが何らかのエラーを返した場合の例外です。 メッセージの内容を確認してください。
java.io.FileNotFoundException [ローカルパス]に指定されたパスが存在しません。 [ローカルパス]を確認してください。
java.net.UnknownHostException 指定したFTPサーバが見つからない例外です。 FTPサーバの設定を確認してください。
java.net.ConnectException FTPサーバに接続できない例外です。 ポート番号、あるいは、FTPサーバが起動していることを確認してください。

注意事項