XML読み取り処理

オペレーション名

XML読み取り

機能概要

NeoCoreXMSに格納されているデータを読み取ります。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
コマンドタイプ 必須 使用不可 データの抽出方法を選択します。
  • [Query]:(デフォルト)
    指定したノード以下すべてのノードを抽出します。
  • [Tree]:
    指定したノードの1つ下のノードを抽出します。
  • [Flat]:
    フラットなXML文書を抽出します。
  • [DataQuery]:
    指定した文字列で検索を行い、検索結果を抽出します。
  • [DataQuery]を実行するためには、NeoDatabase.xmlファイルのIndexModeパラメータを0に設定し、インデックスを再構築する必要があります。
    詳細については、NeoCoreXMSの「System Administration Guide」を参照してください。
XQueryターゲット 必須 使用可 XPathまたはXQueryで抽出するノードを入力します。

[分割モード][分割処理]を選択した場合、分割対象となるノードを入力する必要があります。
例:/ND[MetaData/DocID=30]/CATALOG/CD

[コマンドタイプ][DataQuery]を選択した場合、文字列は""(ダブルクォーテーション)で囲う必要があります。
例:"検索したい文字列"
 
データ分割設定
NeoCoreXMSによって分割されたデータを読み取る機能です。
分割されたデータが取得される形になるので、DataSpiderServerのメモリ消費を抑えることができます。
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
分割モード 必須 使用不可 [XQueryターゲット]で指定したノードの抽出方法を選択します。
  • [一括処理]:(デフォルト)
    指定したノードを一括で抽出します。
  • [分割処理]:
    指定したノードを分割して抽出します。
    (大容量データを抽出することができます)
  • [コマンドタイプ][Query]を選択した場合、有効になります。
  • デフォルト値は「10」で、省略した場合は「10」が設定されます。
分割サイズ 省略可 使用可 ノードの1分割当たりのサイズを入力します。
  • [コマンドタイプ][Query]を選択した場合、有効になります。
  • [分割モード][分割処理]を選択した場合、有効になります。
  • 指定したサイズが小さいほど、NeoCoreXMSのメモリ消費は少なくなります。
    ただし、小さすぎるとパフォーマンスが劣化する場合があるので、適切なサイズを指定してください。
XML文字設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
XMLとして不正な文字を削除 省略可 使用不可 結果データ構築中にXMLとして不正な文字列が見つかった場合に自動的に削除するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    不正な文字を削除します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    不正な文字を削除しません。
 
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

処理内容によって異なります。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは手動で読み込む必要があります。
NeoCoreXMS内のデータと同じスキーマ構造を指定してください。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count [コマンドタイプ]で指定されたコマンドによって格納される値が変わります。
  • [Query]:抽出したノードの数が格納されます。
  • [Tree]:Tree-Results要素内容に含まれているノードの数が格納されます。
  • [Flat]:Flat-Results要素の子要素であるline要素の数が格納されます。
  • [DataQuery]:対応していません。「0」が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException [XQueryターゲット]が未設定です。 [XQueryターゲット]を指定してください。