パスワードセット処理

オペレーション名

パスワードセット

機能概要

SOAP API の setPassword() を使用して入力データで指定された ID に対応するユーザのパスワードを指定された値で更新します。

入力データに対する ID ごとの結果は出力スキーマから受け取ることができます。

本オペレーションが使用するAPI仕様については、グローバルリソースで選択したバージョンのAPIドキュメントを以下のリンク先ページより参照してください。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  • API 14.0以降のグローバルリソースが選択可能です。
カラム名タイプ 必須 使用不可 マッピングでスキーマを表示する際のカラム名の表示タイプを選択します。
  • [ラベル]:
    Salesforceで定義されたラベル名(項目名)で表示します。
  • [API]:(デフォルト)
    Salesforceで定義されたAPI参照名で表示します。
 
パスワードセット結果取得 必須 使用不可 パスワードセット処理を行った結果を取得するかどうかを指定します。
  • [する]:(デフォルト)
    パスワードセット処理を行った結果を取得します。
  • [しない]:
    パスワードセット処理を行った結果を取得しません。
  • [する]を選択した場合、スキーマ定義に指定した項目および結果情報の項目をテーブルモデル型のデータとして後続に受け渡すことができます。
  • 取得する情報については、「スキーマ」を参照してください。
  • 使用例については、「結果取得使用例」を参照してください。
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

(以下、「ラベル/API」という形式で表記)

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>ユーザID/id</column>
    <column>パスワード/password</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
要素名 列名(ラベル/API) 説明 備考
row
-
入力データ件数分繰り返します。  
column ユーザID/id SalesforceのIDを渡します。  
パスワード/password パスワードを渡します。  

出力スキーマ

(以下、「ラベル/API」という形式で表記)

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>ユーザID/id</column>
    <column>パスワード/password</column>
    <column>パスワードセット結果_成功フラグ/setpassword_result_is_success</column>
    <column>パスワードセット結果_エラーステータスコード/setpassword_result_error_status_code</column>
    <column>パスワードセット結果_エラーメッセージ/setpassword_result_error_message</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
要素名 列名(ラベル/API) 説明 備考
row
-
入力スキーマに渡されたデータ件数分繰り返します。
  • [パスワードセット結果取得][しない]とした場合、0件となります。
column ユーザID/id 入力スキーマに渡されたユーザIDを出力します。  
パスワード/password 入力スキーマに渡されたパスワードを出力します。  
パスワードセット結果_成功フラグ/setpassword_result_is_success 成功フラグを出力します。
  • [true]:処理に成功しました。
  • [false]:処理に失敗しました。[パスワードセット結果_エラーステータスコード/setpassword_result_error_status_code]および[パスワードセット結果_エラーメッセージ/setpassword_result_error_message]を確認してください。
 
パスワードセット結果_エラーステータスコード/setpassword_result_error_status_code SalesforceのAPIが返すステータスコードを出力します。  
パスワードセット結果_エラーメッセージ/setpassword_result_error_message SalesforceのAPIが返すメッセージを出力します。  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
read_count 入力データの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
set_count 入力データのうち、パスワードセット処理に成功したデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_count 入力データのうち、パスワードセット処理に失敗したデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
server_url ログイン後のエンドポイントURLが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
session_id セッションIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation_api_exception_code APIエラー発生時、発生したエラーのExceptionCodeが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • APIエラー以外のエラー発生時は、値が格納されません。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。

結果取得使用例

[パスワードセット結果取得][する]を選択した場合、入力データに対するパスワードセット結果を、テーブルモデル型のデータとして後続に受け渡すことが可能です。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
java.net.UnknownHostException グローバルリソースで指定したPROXYサーバが見つからない例外です。 PROXYサーバの状態を確認して下さい。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Proxyホスト]を確認してください。
  • API23.0以前
    org.apache.commons.httpclient.HttpConnection$ConnectionTimeoutException
  • API26.0以降
    java.net.SocketTimeoutException
    connect timed out
Salesforceに接続中にタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Connectionタイムアウト(秒)]を確認してください。
  • API23.0以前
    org.apache.commons.httpclient.HttpRecoverableException
    java.net.SocketTimeoutException: Read timed out
  • API26.0以降
    java.net.SocketTimeoutException
    Read timed out
Salesforceに接続後、サーバからの応答までにタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト(秒)]を確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.LoginFault Salesforceへのログインに失敗しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.InvalidIdFault Salesfroceへ受け渡したID値が不正です。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.InvalidNewPasswordFault 設定されたパスワードは不正です。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.UnexpectedErrorFault Salesforceへの処理実行中に、予期しない例外が発生しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。