複数メール送信処理

オペレーション名

複数メール送信

機能概要

入力データの内容に基づき、GmailのSMTPサーバにメールを送信します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ(接続先)」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
認証
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
認証モード 必須 使用不可 メールを送信する際の認証モードを選択します。
  • [OAuth 2.0認証]:(デフォルト)
    OAuth 2.0による認証を行います。
  • [SMTP認証(LOGIN)]:
    SMTP認証(LOGIN)方式の認証を行います。
ユーザ名 必須 使用可 SMTP認証するためのユーザ名、またはOAuth 2.0認証するためのユーザ名を入力します。
  • 「<Google Workspaceのユーザー名>」または「<Google Workspaceのユーザー名>@<Google Workspaceのドメイン名>」の形式で入力してください。
パスワード 必須 使用可 SMTP認証するためのパスワードを入力します。
  • [認証モード][SMTP認証(LOGIN)]を選択した場合、有効になります。
認証(Gmail OAuth 2.0) 必須 使用不可 認証に使用するグローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ(OAuth 2.0)」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  • [認証モード][OAuth 2.0認証]を選択した場合、有効になります。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
認証テスト 選択した[認証モード]で認証テストを行います。
  • 以下の場合には[認証テスト]は無効になります。
    • [認証モード][SMTP認証(LOGIN)]を選択した場合
      • [ユーザ名]または[パスワード]が入力されていない場合
      • [ユーザ名]または[パスワード]にスクリプト変数が指定された場合
    • [認証モード][OAuth 2.0認証]を選択した場合
      • [ユーザ名]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]が入力されていない場合
      • [ユーザ名]にスクリプト変数が指定された場合
送信設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
エンコード 省略可 使用可 メール送信時のエンコードを選択または入力します。
  • [日本語(JIS)]:(デフォルト)
  • [日本語(シフトJIS)]:
  • [日本語(EUC)]:
  • [US-ASCII]:
  • [ISO 8859-1]:
  • [UTF-8]:
  • [EUC-KR]:
入力する場合は、Java SE Runtime Environment 8でサポートされているエンコードを指定します。
詳細については、「Supported Encodings」(http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/intl/encoding.doc.html)を参照してください。
  • 省略した場合には、「UTF-8」で送信します。
送信できない入力データは読み飛ばす 省略可 使用不可 送信できないデータが入力された際の動作を選択します。
  • [チェックあり]:
    送信できないデータは読み飛ばし、処理を継続します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    送信できないデータが入力された際には、エラーにします。
  • チェックを入れた場合には、メッセージ送信時にエラーが発生した際に、対象のメッセージの送信をスキップし、処理を継続します。
  • 接続できないホストを指定した場合などの接続時のエラーは、本プロパティにチェックを入れた場合でも処理が継続できないため、エラーとなります。
  • 送信できなかった入力データはログレベル「WARN」でログに出力されます。
ヘッダ
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ヘッダ一覧 省略可 - メール送信時に付与するヘッダを指定します。
  • ヘッダを設定した場合のスキーマ情報はスキーマを参照してください。
ヘッダ一覧/ヘッダ 必須 使用可 メール送信時に付与するヘッダのキーを入力します。
  • ダブルバイトのキー値は対応していません。
  • 値にダブルバイト文字が含まれる場合には、値はRFC 2047準拠のエンコーディングが行われます。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
 <table>
   <row>
     <column>ヘッダ1</column>
     <column>ヘッダ2</column>
       :
     <column>差出人</column>
     <column>宛先</column>
     <column>CC</column>
     <column>BCC</column>
     <column>返信先</column>
     <column>件名</column>
     <column>Contetnt-Type</column>
     <column>本文</column>
     <column>添付ファイルパス</column>
   </row>
   <row>
     :
   </row>
 </table>
列名 説明 備考
ヘッダ [ヘッダ一覧]に定義したキーごとに設定してください。
  • 1つのキーに対して複数値を設定する場合には、カンマ(,)区切りで指定してください。
  • [ヘッダ一覧]を定義していない場合には出現しません。
差出人  
  • 対象ユーザのGmailの設定で「[From]アドレス」として登録されているメールアドレスのみ使用できます。
    登録されていないメールアドレスを使用した場合、デフォルトとして設定されているメールアドレスが使用されます。
宛先  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
CC  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
BCC  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
返信先  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
件名    
Content-Type    
本文    
添付ファイルパス  
  • 複数値を設定する場合は、カンマ(,)区切りで指定してください。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。

出力スキーマ

ありません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count 送信したメールの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

添付ファイルへのcharsetパラメータ付与設定

テキスト形式の添付ファイルを送信した場合、Content-TypeのcharsetパラメータにOSのデフォルトエンコーディングが設定されます。
以下のプロパティを設定することによって、添付ファイルのContent-Typeにcharsetパラメータを付与しないようにすることができます。

キー 配置場所 説明 備考
mail.mime.setdefaulttextcharset $DATASPIDER_HOME/server/conf/
system.properties
  • [true]:
    テキスト形式のファイルを添付した場合に、デフォルトのcharsetパラメータを付与します。
  • [false]:
    テキスト形式のファイルを添付した場合に、デフォルトのcharsetパラメータを付与しません。
  • デフォルト値は「true」で、省略した場合は「true」が設定されます。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]が指定されていません。 [接続先]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
InvalidSchemaException [入力データ]のスキーマが不正です。 [入力データ]のスキーマを確認してください。
RecipientsNotFoundException [入力データ]の送信先が不正です。 以下のことを確認してください。
  • [入力データ]の送信先が指定されているか
  • [入力データ]の送信先にマルチバイト文字を含むメールアドレスが指定されていないか
SenderNotFoundException [入力データ]の差出人が指定されていません。 [入力データ]の差出人が指定されているかどうかを確認してください。
InvalidMailAddressException
<差出人> はメールアドレスとして不正です。
[入力データ]の差出人が不正です。 [入力データ]の差出人を確認してください。
java.io.UnsupportedEncodingException [エンコード]に設定されたエンコードはサポートされません。 [エンコード]で指定したエンコードを確認してください。
javax.mail.AuthenticationFailedException: [ユーザ名]または[パスワード]が不正です。 [ユーザ名]または[パスワード]を確認してください。
com.sun.mail.util.MailConnectException: GmailのSMTPサーバとの接続に失敗しました。 ネットワークを確認してください。
javax.mail.SendFailedException
送信に失敗しました。 [入力データ]の宛先・CC・BCCを確認してください。
OAuth2AuthenticationFailedException
OAuth 2.0認証に失敗しました。
[ユーザ名]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]が不正です。 [ユーザ名]または[認証(Gmail OAuth 2.0)]を確認してください。

注意事項