インスタンス起動処理

オペレーション名

インスタンス起動

機能概要

Amazon EC2のインスタンスを起動します。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
インスタンス一覧 必須 使用可 起動するインスタンスのインスタンスIDとElastic IP アドレスを複数指定します。

各インスタンスは以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    インスタンスを追加します。
  • [上へ]:
    選択しているインスタンスの順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択しているインスタンスの順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    インスタンスを削除します。
 
インスタンス一覧/インスタンスID (名前) 必須 使用可 起動するインスタンスのインスタンスIDを指定します。
  • 一覧には「インスタンスID (Nameタグの値)」と表示されます。
    Nameタグがない場合は「インスタンスID」と表示されます。
  • インスタンスIDのみを直接入力で指定することも可能です。
インスタンス一覧/Elastic IP アドレス 省略可 使用可 インスタンスを起動したあとに割り当てるElastic IP アドレスを指定します。
[(指定しない)]を選択した場合、Elastic IP アドレスの割り当て処理は行いません。
  • [起動完了を待機]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • 省略した場合、Elastic IP アドレスの割り当て処理は行いません。
  • 詳細については、「Elastic IP アドレスの割り当て処理について」を参照してください。
起動完了を待機 必須 使用可
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    インスタンスが起動完了するまで処理を待機します。
  • [チェックなし]:
    インスタンスに起動要求を送信すると待機せず後続の処理に進みます。
  • [チェックあり]の場合、処理開始から[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト]に入力した値までインスタンスの状態を確認し続けます。
    インスタンスの起動完了を確認すると、後続の処理に進みます。
    [タイムアウト]に入力したミリ秒までにインスタンスの起動完了を確認できない場合、エラーになります。
プロパティアクション
項目名 説明 補足
インスタンス一覧を取得 [接続先]に作成しているインスタンスIDとElastic IP アドレスを取得し、[インスタンス一覧/インスタンスID (名前)][インスタンス一覧/Elastic IP アドレス]から選択できるようにします。 以下のインスタンスのインスタンスIDは取得されません。
  • スポットインスタンス
  • ルートデバイスタイプが「instance-store」のインスタンス
  • 状態が「shutting-down」または「terminated」のインスタンス
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<instances>
  <instance currentInstanceState="" instanceId="" previousInstanceState="" />
</instances>
要素名 属性名 説明 補足
instances      
instance   起動したインスタンスごとに出現します。  
currentInstanceState 現在のインスタンスの状態を出力します。
  • [running]:インスタンスが起動している状態です。
  • [pending]:インスタンスが起動処理を行っている状態です。
  • [stopping]:インスタンスが停止処理を行っている状態です。
  • [stopped]:インスタンスが停止している状態です。
  • [shutting-down]:インスタンスが終了処理を行っている状態です。
  • [terminated]:インスタンスが終了している状態です。
 
instanceId インスタンスIDを出力します。  
previousInstanceState 直前のインスタンスの状態を出力します。
  • [running]:インスタンスが起動している状態です。
  • [pending]:インスタンスが起動処理を行っている状態です。
  • [stopping]:インスタンスが停止処理を行っている状態です。
  • [stopped]:インスタンスが停止している状態です。
  • [shutting-down]:インスタンスが終了処理を行っている状態です。
  • [terminated]:インスタンスが終了している状態です。
 

大容量データ処理

大容量データ処理に対応していません。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
error_code エラー(AmazonEC2Exception)発生時、発生したエラーに対応する Amazon Web Servicesのエラーコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
status_code エラー(AmazonEC2Exception)発生時、通信時のHTTPステータスコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

Elastic IP アドレスの割り当て処理について

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
AmazonEC2OperationTimeoutException
<タイムアウト>ミリ秒以内にインスタンスのステータスが変更されませんでした。
起動要求送信完了後、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト]以内にインスタンス起動が完了しませんでした。 [接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト]を確認してください。
com.amazonaws.services.ec2.model.AmazonEC2Exception エラーメッセージにより、原因は異なります。 エラーメッセージの内容を確認してください。
com.amazonaws.SdkClientException 以下の原因により、リクエストの送信ができない状態です。
  • [接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト]の時間(ミリ秒)を超過したためAmazon EC2へリクエストの送信ができませんでした。
  • [接続先]で指定したグローバルリソースの[エンドポイント]に誤りがあります。
[接続先]で指定したグローバルリソースの設定を確認してください。

注意事項