帳票出力(ファイル指定)処理

オペレーション名

帳票出力(ファイル指定)

機能概要

データファイルの内容に基づき、帳票を出力します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
JOB ID 必須 使用可 Universal Connect/Xサーバで設定したJOB IDを入力します。  
データファイル 必須 使用可 Universal Connect/Xサーバに転送するデータファイルのパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
データファイル形式 必須 使用不可 [データファイル]に指定したファイルのデータファイル形式を選択します。
  • [CSV形式]:(デフォルト)
    CSV形式としてデータファイルを転送します。
  • [XML形式]:
    XML形式としてデータファイルを転送します。
  • [CSV形式]を選択した場合、[データファイルのエンコード]が必須になります。
  • [XML形式]を選択した場合、[データファイルのエンコード]が無効になります。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
プレビュー プレビューアを起動して、[データファイル]で指定したファイルの内容を表示します。
  • 指定したファイルが存在しない場合、または[データファイル]に変数が設定されている場合は無効になります。
  • [データファイルのエンコード]で指定したエンコードで表示されます。
  • ファイル内容の編集はできません。
  • プレビューアで表示できるファイルのサイズは最大1MBです。ファイルサイズが1MBを超える場合、ファイルの先頭から1MB分が表示されます。
データファイル設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データファイルのエンコード 必須 使用可 [データファイル]のエンコードを選択または入力します。
  • [Windows-31J]:
  • [Shift_JIS]:
  • [ISO-2022-JP]:
  • [EUC-JP]:
  • [US-ASCII]:
  • [ISO-8859-1]:
  • [UTF-8]:(デフォルト)
  • [UTF-16BE]:
  • [UTF-16LE]:
  • [UTF-16]:
 
正常終了時にデータファイルを残す 省略可 使用不可 帳票出力処理成功時に[データファイル]で指定したファイルを削除するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    データファイルを削除しません。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    データファイルを削除します。
 
異常終了時にデータファイルを残す 省略可 使用不可 帳票出力処理失敗時に[データファイル]で指定したファイルを削除するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    データファイルを削除しません。
  • [チェックなし]:
    データファイルを削除します。
  • [正常終了時にデータファイルを残す]にチェックを入れた場合、無効になり、チェックが入ります。
データファイルの圧縮を行う 省略可 使用不可 Universal Connect/Xサーバにデータファイルを転送する際に、データファイルを圧縮するかどうか選択します。  
ファイル圧縮形式 省略可 使用不可 Universal Connect/Xサーバにデータファイルを転送する際の、データファイル圧縮形式を選択します。
  • [GZIP]:(デフォルト)
    GZIP形式でデータファイルを圧縮します。
  • [ZLIB]:
    ZLIB形式でデータファイルを圧縮します。
  • [データファイルを圧縮する]にチェックを入れた場合、有効になります。
イメージファイル設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
イメージファイル 省略可 - Universal Connect/Xサーバーに転送するイメージファイルのパスを指定します。

各イメージファイルは以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    イメージファイル名を追加します。
  • [上へ]:
    選択しているイメージファイル名の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択しているイメージファイル名の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    イメージファイル名を削除します。
 
イメージファイル/ファイル名 必須 使用可 イメージファイルのファイルパスを入力します。

「▼」ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • サーバOSローカルファイルシステム上の絶対パスを指定します。
印字位置設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
印字位置調整を行う 省略可 使用不可 印字位置調整を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    印字位置調整を行います。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    印字位置調整を行いません。
 
印字位置調整単位 省略可 使用不可 印字位置を調整する単位を選択します。
  • [1/400ドット単位]:(デフォルト)
    1/400ドット単位で印字位置を調整します。
  • [1/10ミリ単位]:
    1/10ミリ単位で印字位置を調整します。
  • [印字位置調整を行う]にチェックを入れた場合、有効になります。
x座標 省略可 使用可 印字位置の左右調整値を設定します。
  • [印字位置調整を行う]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • 整数を入力します。
y座標 省略可 使用可 印字位置の上下調整値を設定します。
  • [印字位置調整を行う]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • 整数を入力します。
出力ファイル設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
出力先を指定する 省略可 使用不可 SVF製品によって生成された出力ファイルを受け取るかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    出力ファイルを受け取ります。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    出力ファイルを受け取りません。
  • [生成ファイルを削除する]にチェックを入れた場合、無効になります。
出力結果ファイル名 必須 使用可 帳票出力結果として受け取るPDFファイルのファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
  • [出力先を指定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • [生成ファイルを削除する]にチェックを入れた場合、無効になります。
  • ファイルが存在する場合は上書きします。
合計ページ数を取得する 省略可 使用不可 SVF製品によって生成された出力ファイルの合計ページ数を取得するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    合計ページ数を取得します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    合計ページ数を取得しません。
  • [チェックあり]の場合、コンポーネント変数「total_page_count」に合計ページ数が格納されます。
生成ファイルを削除する 省略可 使用不可 SVF製品によって生成された出力ファイルを削除するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    生成ファイルを削除します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    生成ファイルを削除しません。
  • [合計ページ数を取得する]にチェックを入れた場合、有効になります。
ログ設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ログファイルのエンコード 必須 使用可 UCXSingleの処理実行結果ログのエンコードを選択または入力します。
  • [Windows-31J]:
  • [Shift_JIS]:
  • [ISO-2022-JP]:
  • [EUC-JP]:
  • [US-ASCII]:
  • [ISO-8859-1]:
  • [UTF-8]:(デフォルト)
  • [UTF-16BE]:
  • [UTF-16LE]:
  • [UTF-16]:
 
正常終了時にログファイルを出力する 省略可 使用不可 帳票出力処理が正常終了した場合、UCXSingleの処理実行結果ログを出力するかどうか選択します。

UCXSingleの処理実行結果ログは、$DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ>/execution下に出力されます。
ログのファイル名は<GID(DataSpiderServerで生成される一意なID)>.ucx.logになります。
  • 帳票出力処理が異常終了した場合には、常にUCXSingleの処理実行結果ログが出力されます。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<fileNameList>
  <file>
    <path>SVF製品により生成された出力ファイルのファイル名</path>
  </file>
     :
</fileNameList>
要素名 属性名 説明 備考
fileNameList - SVF製品により生成された出力ファイルのファイル名リストを表す要素です。  
file - SVF製品により生成された出力ファイルを表す要素です。  
path - SVF製品により生成された出力ファイルのパスを表す要素です。  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応していません。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
manage_num RDEにスプールした時に割り当てられる文書管理番号が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [JOB ID]で指定したジョブの出力先がRDE以外の場合、-1が格納されます。
total_page_count SVF製品によって生成された出力ファイルの合計ページ数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [合計ページ数を取得する]にチェックを入れた場合、SVF製品によって生成された出力ファイルの合計ページ数が格納されます。
output_file_path [出力結果ファイル名]に入力した値が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
output_file_local_path [出力結果ファイル名]に入力した値の、サーバOSローカルファイルシステム上のパスが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [出力結果ファイル名]に入力したパスのDataSpiderファイルシステムの種類が、ローカルファイルシステム、または拡張ローカルファイルシステムの場合、サーバOSローカルファイルシステム上のパスが格納されます。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • バージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • バージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • バージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
リソースの必須項目が設定されていません。:<プロパティ名>
[接続先]に選択されたリソースの必須項目が設定されていません。 リソースの必須項目を設定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
PathIsNotAbsoluteException 指定されたパスが相対パスです。 絶対パスを入力してください。
FileIsDirectoryException 指定されたパスがディレクトリです。 ファイルパスを入力してください。
PrintFailureException
 ucxSingleResult:エラーコード
 uniConXResult:エラーコード
帳票出力処理中にエラーが発生しました。 エラーコードからエラー内容を確認して該当箇所を修正してください。
java.io.FileNotFoundException 指定されたファイルが存在しないファイルです。 存在するファイルを指定してください。
java.io.FileNotFoundException
別のプロセスが使用中です。
指定されたファイルが別のプロセスによって使用されています。 別のプロセスで使用されていないかを確認してください。
java.io.IOException
No response file.
帳票出力処理の出力結果ファイルを取得できませんでした。 [JOB ID]で指定したジョブの出力先がプリンタ、またはRDSpoolの場合、[出力結果ファイルを指定する]のチェックを外してください。