ビジネスメソッド実行処理

オペレーション名

ビジネスメソッド実行

機能概要

SAPシステムのBAPIを含むRFC汎用モジュールまたはIDocを実行します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  
インターフェース 必須 使用不可 実行するインターフェースの種類を選択します。
  • [RFC(BAPIを含む)]:(デフォルト)
    BAPIを含むRFC汎用モジュールを実行します。
  • [IDoc]:
    IDocを実行します。
  
検索キーワード 省略可 使用不可 [ビジネスメソッドの検索]で検索するキーワードを入力します。  
ビジネスメソッド 必須 使用可 BAPIを含むRFC汎用モジュールまたはIDoc基本タイプを選択または入力します。  
拡張タイプ 省略可 使用可 IDoc拡張タイプを入力します。
  • [インターフェース]に[IDoc]を選択した場合、有効になります。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
ビジネスメソッドの検索 指定した[接続先]と[インターフェース]、および[検索キーワード]からビジネスメソッドを取得して、[ビジネスメソッド]に設定します。
  • [接続先]および[インターフェース]が選択されている場合、有効になります。
  • [検索キーワード]に部分一致するビジネスメソッドを検索します。
  • [検索キーワード]が未入力の場合はすべてのビジネスメソッドを取得します。
スキーマの取得 [ビジネスメソッド]で指定したビジネスメソッドのスキーマ情報を取得します。
  • [接続先]および[インターフェース]が選択されており、[ビジネスメソッド]を指定した場合、有効になります。
入力スキーマプレビュー 指定した[ビジネスメソッド]の入力スキーマを確認します。
  • [スキーマの取得]を押下しスキーマの取得に成功した場合、有効になります。
出力スキーマプレビュー 指定した[ビジネスメソッド]の出力スキーマを確認します。
  • [インターフェース]に[RFC(BAPIを含む)]が選択されており、[スキーマの取得]を押下しスキーマの取得に成功した場合、有効になります。
実行設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
空のテーブルパラメータを削除する 省略可 使用不可 入力データに空のテーブルパラメータが存在した場合の動作を選択します。
  • [チェックあり]:
    空のテーブルパラメータを削除し、SAPシステムに転送します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    空のテーブルパラメータを削除せず、入力データをそのままSAPシステムに転送します。
  • [インターフェース]に[RFC(BAPIを含む)]を選択した場合、有効になります。
  • 呼び出すBAPIを含むRFC汎用モジュールによっては、空のテーブルパラメータが存在する場合、SAPシステムに処理結果が正常に反映されないものがあります。(例:BAPI_PO_CREATE1)
    • 通常、テーブルパラメータにデータを入力しない場合には、Mapperの出力先スキーマからデータを入力しないテーブルパラメータを削除します。
    • データによって、テーブルパラメータをSAPシステムに転送するまたはしない、を選択する際に、本プロパティを使用します。
エンコーディング 省略可 使用可 IDocセグメントデータのエンコーディングを入力します。
  • [インターフェース]に[IDoc]を選択した場合、有効になります。
  • 対象SAPシステムが非Unicodeシステムの場合にのみ設定値が有効になります。
  • 通常は対象SAPシステムのエンコーディングを取得するため、本プロパティの設定は必要ありません。IDocセグメントデータが文字化けするなど正しく登録されていない場合に、適切なエンコーディングを設定してください。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。		  

スキーマ

入力スキーマ

[ビジネスメソッド]の設定によって異なります。入力スキーマは[入力スキーマプレビュー]で確認できます。

出力スキーマ

[インターフェース]に[RFC(BAPIを含む)]を選択した場合、[ビジネスメソッド]の設定によって異なります。出力スキーマは[出力スキーマプレビュー]で確認できます。
[インターフェース]に[IDoc]を選択した場合、出力スキーマはありません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理には対応していません。

トランザクション

トランザクションをサポートしています。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

ありません。

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]		 [接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]		 [接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。		 [<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
BusinessMethodNotFoundException [ビジネスメソッド]に指定されたビジネスメソッドが存在していません。 指定したビジネスメソッドを確認してください。
SapException
 SAPシステムでエラーが発生しています。 ログや設定内容を確認してください。

注意事項