予測実行(入力データ)処理

オペレーション名

予測実行(入力データ)

機能概要

入力データをもとに、DataRobotのPrediction APIを使用して標準のモデルに対して予測します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
デプロイ名 必須 使用可 デプロイ名を選択または入力します。

プロパティアクション[デプロイ一覧を取得する]からデプロイ名の一覧が取得できます。
 
特徴量一覧 必須 - [デプロイ名]に指定されたデプロイの特徴量の一覧を表示します。

プロパティアクション[特徴量一覧を取得する]から各フィールドが設定できます。
 
特徴量一覧/特徴量名 必須 - 特徴量名が表示されます。  
特徴量一覧/有用な特徴量 必須 - 特徴量が有用な場合にチェックされます。  
特徴量一覧/ターゲット 必須 - 特徴量がターゲットである場合にチェックされます。  
入力の特徴量を絞り込む 省略可 使用不可 入力の特徴量を絞り込むかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    [入力の特徴量一覧]にて入力スキーマとして使用する特徴量を選択します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    [特徴量一覧]に表示されているすべての特徴量を入力スキーマとして使用します。
 
入力の特徴量一覧 必須 - 入力スキーマとして使用する特徴量の一覧を設定します。

各特徴量は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    特徴量を追加します。
  • [上へ]:
    選択している特徴量の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している特徴量の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    選択している特徴量を削除します。

プロパティアクション[有用な特徴量のみを設定する]から有用な特徴量のみが設定できます。
  • [入力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • [入力の特徴量一覧]で設定した特徴量名がMapperのスキーマに表示されます。
  • 予測に必要な特徴量はDataRobotに依存します。
入力の特徴量一覧/特徴量名 必須 - 入力スキーマとして使用する特徴量名を選択します。  
プロパティアクション
項目名 説明 備考
デプロイ一覧を取得する [接続先]からデプロイ名の一覧情報を取得し、[デプロイ名]に設定します。  
特徴量一覧を取得する [デプロイ名]で指定したデプロイの特徴量を取得して[特徴量一覧]へ設定します。 [デプロイ名]にスクリプト変数が指定されている場合は特徴量の取得に失敗します。
有用な特徴量のみを設定する [特徴量一覧]から有用な特徴量のみを[入力の特徴量一覧]に設定します。  
出力設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
追加列一覧 省略可 - 入出力スキーマに追加する列を任意に設定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    列を追加します。
  • [上へ]:
    選択している列の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している列の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    選択している列を削除します。
  • 追加された列名は予測に使用しません。
  • [追加列一覧]で設定した列名がMapperのスキーマに表示されます。
追加列一覧/列名 必須 使用可 入出力スキーマに追加する列の名前を入力します。  
出力の特徴量を絞り込む 省略可 使用不可 出力の特徴量を絞り込むかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    [出力の特徴量一覧]にて出力スキーマとして使用する特徴量を設定します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    • [入力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れた場合:[入力の特徴量一覧]に設定されている特徴量を出力スキーマとして使用します。
    • [入力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れていない場合:[特徴量一覧]に表示されている特徴量をすべて出力スキーマとして使用します。
 
出力の特徴量一覧 省略可 - 出力スキーマとして使用する特徴量を設定します。

各特徴量は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    特徴量を追加します。
  • [上へ]:
    選択している特徴量の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している特徴量の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    選択している特徴量を削除します。
  • [出力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • [出力の特徴量一覧]で設定した特徴量名がMapperのスキーマに表示されます。
出力の特徴量一覧/特徴量名 必須 - 出力スキーマとして使用する特徴量名を選択します。  
プロパティアクション
項目名 説明 備考
入力の特徴量を設定する
  • [入力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れた場合:[入力の特徴量一覧]に設定されている特徴量を[出力の特徴量一覧]へ設定します。
  • [入力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れていない場合:[特徴量一覧]に表示されている特徴量をすべて[出力の特徴量一覧]へ設定します。
 
読み取り設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
予測の説明を取得する 省略可 使用不可 予測の説明を取得するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    予測の説明を取得します。
  • [チェックなし]: (デフォルト)
    予測の説明を取得しません。
 
予測の説明の最大取得数 必須 使用可 予測の説明の取得数を設定します。
  • [予測の説明を取得する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • 取得可能な予測の説明数はDataRobotの仕様に準じます。
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

[特徴量一覧][入力の特徴量を絞り込む][入力の特徴量一覧][追加列一覧]の設定により、カラム数が異なります。
スキーマ構造については、「テーブルモデル型のスキーマ」を参照してください。
日付型のデータについては、そのデータを渡す特徴量の日付フォーマットに合わせた文字列へ変換する必要があります。

出力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<root>
  <row id="" top_prediction_label="" top_prediction_value="">
    <columns>
      <column />
    </columns>
    <predictions>
      <prediction>
        <label />
        <value />
      </prediction>
    </predictions>
    <prediction_explanations>
      <prediction_explanation>
        <label />
        <feature />
        <feature_value />
        <strength />
        <qualitative_strength />
      </prediction_explanation>
    </prediction_explanations>
  </row>
</root>
要素名 属性名 説明 備考
root -    
row - 予測の入力データごとに出現します。  
id 予測結果の行IDを取得します。  
top_prediction_label もっとも確度の高い予測結果のラベルです。  
top_prediction_value もっとも確度の高い予測結果の値です。  
columns - 予測結果ごとに出現します。  
column - [追加列一覧/列名]ごとに出現します。
  • [出力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れた場合:さらに[出力の特徴量一覧/特徴量名]ごとに出現します。
  • [出力の特徴量を絞り込む]にチェックを入れていない場合:さらに[特徴量一覧/特徴量名]ごとに出現します。
入力スキーマと同じデータが出力されます。
predictions - 予測結果ごとに出現します。  
prediction label - 予測結果のラベルです。  
prediction value - 予測結果の値です。  
prediction_explanations - 予測結果ごとに出現します。 [予測の説明を取得する]にチェックを入れた場合に出力されます。
prediction_explanation label - 説明のラベルです。  
prediction_explanation feature - 説明の特徴名です。  
prediction_explanation feature_value - 説明の特徴名の値です。  
prediction_explanation strength - 説明の強度です。  
prediction_explanation qualitative_strength - 説明の強度を定量的インジケータで表した値です。  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
指定されたデプロイが存在しません。[<デプロイ名>]
[デプロイ名]で指定されたデプロイが見つかりません。 [接続先]に存在するデプロイを指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
入力の特徴量が指定されていません。
入力の特徴量が指定されていません。 [特徴量一覧]を設定するか、または[入力の特徴量一覧]に1つ以上の特徴量を設定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
入力の特徴量が重複して設定されています。[<特徴量名>]
[入力の特徴量一覧]に重複した特徴量が存在します。 [入力の特徴量一覧]から重複した特徴量を削除してください。
InvalidPropertyConfigurationException
出力の特徴量が重複して設定されています。[<特徴量名>]
[出力の特徴量一覧]に重複した特徴量が存在します。 [出力の特徴量一覧]から重複した特徴量を削除してください。
InvalidPropertyConfigurationException
出力不可能な特徴量が設定されています。[<特徴量名>]
[入力の特徴量一覧]に存在しない特徴量が[出力の特徴量一覧]に存在します。 [入力の特徴量一覧]に存在する特徴量を[出力の特徴量一覧]へ設定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
[予測の説明の最大取得数]が整数ではありません。
[予測の説明の最大取得数]が整数以外の文字列が設定されています。 [予測の説明の最大取得数]に整数を設定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
[予測の説明の最大取得数]は1以上2147483647以下でなければなりません。
[予測の説明の最大取得数]に1より小さい値または2147483647より大きい値が設定されています。 [予測の説明の最大取得数]に1以上2147483647以下の整数を設定してください。
HttpException DataRobotからステータスコード「200」以外のレスポンスが返されました。 エラーメッセージの内容を参考にリクエストの内容を確認してください。