ファイルシステム書き込み処理

オペレーション名

ファイルシステム書き込み

機能概要

入力データからファイルやディレクトリを作成または更新します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ディレクトリ 必須 使用可 書き込みを行うディレクトリを入力します。

[参照]ボタンを押下するとディレクトリチューザが起動し、ディレクトリの選択ができます。
  • 入力データのpathカラムの値が相対パスの場合には、[ディレクトリ]からの相対パスになります。
  • 入力データのpathカラムの値が絶対パスの場合には、入力データのファイルパスが優先されます。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<table>
  <row>
    <column>filetype</column>
    <column>path</column>
    <column>name</column>
    <column>data</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
列名 必須/省略可 説明 備考
filetype 必須 作成または更新を行うファイルまたはディレクトリのファイルタイプを入力します。
  • file:ファイル
  • directory:ディレクトリ
 
path 必須 作成または更新を行うファイルまたはディレクトリのパスを入力します。
  • 入力されたパスが相対パスの場合には、[ディレクトリ]からの相対パスになります。
name 省略可 入力された値を使用しません。  
data 省略可 作成または更新を行うファイルの内容をBase64形式またはバイナリ形式で入力します。
  • filetypeに「directory」を指定した場合、入力された値を使用しません。
  • filetypeに「file」を指定しdataに値が入力されない場合、ファイルを作成しません。

出力スキーマ

ありません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

変数名 説明 備考
count 書き込んだファイルまたはディレクトリの数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
InvalidPropertyConfigurationException [ディレクトリ]が入力されていません。 [ディレクトリ]を入力してください。
InvalidFileTypeException 入力データのfiletypeカラムの値が[file]または[directory]ではありません。 入力データのfiletypeカラムの値に[file]または[directory]を指定してください。
FileIsNotDirectoryException [ディレクトリ]に入力されたパスがファイルです。 [ディレクトリ]にはディレクトリパスを入力してください。
PathIsNotAbsoluteException [ディレクトリ]に入力されたパスが相対パスです。 [ディレクトリ]には絶対パスを入力してください。
IllegalStateException
カラムが見つかりません。
[入力データ]からファイルタイプまたはファイルパスのカラム指定がありません。 [入力データ]を確認し、ファイルタイプまたはファイルパスのカラムを指定してください。