FTPサーバにあるCSVファイルを読み取りたい

キーワード:FTP,ネットワーク
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概要

FTPサーバにあるCSVファイルを読み取りたい場合、FTPアダプタのリストとデータの読み取り処理を使用します。

サンプルプロジェクトの説明

FTPサーバのCSVファイルをダウンロードし、CSV読み取り処理で読み取ります。

処理の流れ

サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
  1. リストとデータの読み取り処理」でFTPサーバのCSVファイルをダウンロードします。
  2. 繰り返し(データ件数)処理」で以下の処理を1件ずつ繰り返します。
  3. 変数代入処理」でダウンロードしたファイルのファイルパスをスクリプト変数「ファイルパス」に格納します。
  4. CSVファイル読み取り処理」でスクリプト変数「ファイルパス」のCSVファイルを読み取ります。
処理を実行すると、リストとデータの読み取り処理の[ローカルパス]に設定したディレクトリにFTPサーバからダウンロードしたファイルが格納されます。

ポイントとなる機能

名前 説明 ツールパレット上の場所
リストとデータの読み取り処理 ファイルのリストとファイルの内容を取得します。 「ネットワーク」-「FTP」-「リストとデータの読み取り」
繰り返し(データ件数)処理 入力データの件数分、処理を繰り返します。 「基本」-「フロー」-「繰り返し(データ件数)」

処理のポイント

リストとデータの読み取り処理は、ダウンロードしたファイルのファイルパスを取得できます。
繰り返し(データ件数)処理で、取得したファイルパスを1件ずつスクリプト変数に格納します。
CSV読み取り処理で、読み取り対象に上記のスクリプト変数を指定することで、ダウンロードしたファイルを読み取ることができます。

サンプルプロジェクトの使用方法

上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。

サンプルプロジェクトファイル名 rl_reference_067.zip
  1. サンプルプロジェクトの展開
    サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_067.zip」を展開します。

  2. プロジェクトのアップロード
    「rl_reference_067.zip」を展開後に作成される「rl_reference_067プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
    DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_067プロジェクト」をアップロードしてください。

  3. サンプルデータの準備
    「rl_reference_067.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
    $DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。

  4. コントロールパネルの[グローバルリソースの設定]から、[新しいグローバルリソースの追加]を選択し、FTP接続設定のグローバルリソースを作成します。
  5. グローバルリソースの作成方法については「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。

スクリプトの作成手順

プロセスフローおよびデータフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
  1. ファイルパスとして使用するスクリプト変数を作成します。

  2. デザイナのツールパレットの「ネットワーク」-「FTP」-「リストとデータの読み取り」から、リストとデータの読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  3. デザイナのツールパレットの「基本」-「フロー」-「繰り返し(データ件数)」から、繰り返し(データ件数)処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  4. デザイナのツールパレットの「基本」-「処理」-「変数代入」から、変数代入処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  5. 変数代入処理のMapperエディタを開き、ファイルパスをスクリプト変数に格納する処理を作成します。

  6. デザイナのツールパレットの「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  7. スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。