実行スクリプト名をログに出力したい

キーワード:Mapper,実行スクリプト名,実行プロジェクト名
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概要

実行スクリプト名および実行プロジェクト名をログに出力したい場合、スクリプト変数を使用してログ出力処理を行います。

サンプルプロジェクトの説明

実行スクリプト名および実行プロジェクト名をスクリプト変数に格納し、それらのスクリプト変数をログ出力処理のメッセージとして、ログファイルに出力します。

処理の流れ

サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
  1. マッピング処理」で実行スクリプト名および実行プロジェクト名をスクリプト変数に格納します。
  2. ログ出力処理」で[メッセージ]にスクリプト変数を指定し、ログファイルに出力します。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「rl_reference_058.log」を参照してください。

ポイントとなる機能

名前 説明 ツールパレット上の場所
実行スクリプト名ロジック 実行スクリプト名を出力します。 「文字列」-「基本」-「実行スクリプト名」
実行プロジェクト名ロジック 実行プロジェクト名を出力します。 「文字列」-「基本」-「実行プロジェクト名」
ログ出力処理 アプリケーションログを出力します。 「基本」-「処理」-「ログ出力」

処理のポイント

実行スクリプト名ロジックで取得した値をスクリプト変数に格納し、それをログ出力処理の[メッセージ]に指定します。

サンプルプロジェクトの使用方法

上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。

サンプルプロジェクトファイル名 rl_reference_058.zip
  1. サンプルプロジェクトの展開
    サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_058.zip」を展開します。

  2. プロジェクトのアップロード
    「rl_reference_058.zip」を展開後に作成される「rl_reference_058プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
    DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_058プロジェクト」をアップロードしてください。

  3. サンプルデータの準備
    「rl_reference_058.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
    $DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。

  4. アプリケーションログ出力先設定
    コントロールパネルの[アプリケーションログ出力先設定]から、[新しいアプリケーションログ出力先の作成]を選択します。 アプリケーションログ出力先設定の詳細については、「アプリケーションログ出力先設定」を参照してください。

スクリプトの作成手順

プロセスフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
  1. ログのメッセージとして使用するスクリプト変数を作成します。

  2. デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  3. マッピング処理のMapperエディタを開き、実行スクリプト名および実行プロジェクト名をスクリプト変数に格納する処理を作成します。

  4. デザイナのツールパレット「基本」-「処理」-「ログ出力」から、ログ出力処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  5. スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。