XSLT構造変換処理

オペレーション名

XSLT構造変換

機能概要

XSLTを用いて入力データを変換します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。
入出力のスキーマについては、「スキーマ」を参照してください。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
XSLT読み込みタイプ 必須 使用不可 XSLTをファイルから読み込むか、直接入力するかを選択します。
  • [ファイル]:(デフォルト)
    XSLTをファイルから読み込む場合に選択します。あらかじめ、XSLTファイルを作成しておいてください。
  • [テキスト]:
    XSLTを直接入力する場合に選択します。
  • 選択した指定方法により、対応した入力フィールド([XSLTファイル]/[XSLTテキスト])に切り替わります。
XSLTファイル 必須 使用可 XSLTのファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • [XSLT読み込みタイプ][ファイル]を選択した場合、有効になります。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
XSLTテキスト 必須 使用可 XSLTを直接入力します。
  • [XSLT読み込みタイプ][テキスト]を選択した場合、有効になります。
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

XSLTの処理内容によってスキーマは異なります。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

XSLTによる変換は、入力データを文字列として一度メモリ中に保持します。 入力データが大きい場合には、[大容量データ処理を行う]を選択した場合でもOutOfMemoryErrorが発生する場合があります。 その際にはDataSpiderServerのヒープサイズを確保する必要があります。
DataSpiderServerのヒープサイズの変更方法については、「プロパティリファレンス」を参照してください。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
java.io.FileNotFoundException [XSLTファイル]に指定されたファイルが存在しません。 指定したファイルを確認してください。
javax.xml.transform.TransformerConfigurationException XSLTとして不正なスタイルシートが指定されている可能性があります。 XSLTの内容を確認し、修正してください。
javax.xml.transform.TransformerException XSLT変換処理中にエラーが発生しました。 例外メッセージを確認し、指定したXSLTを修正してください。