データ取得処理

オペレーション名

データ取得

機能概要

SAPクエリデータまたはSAPテーブルデータを取得します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
種別 必須 使用不可 SAPクエリまたはSAPテーブルを選択します。
  • [QUERY]:(デフォルト)
  • [TABLE]:
  • [種別]を変更すると、以下の項目が変更されます。
    • [CONFIG ID]:コンフィグレーションツールで定義済みのCONFIG IDがリストに設定されます。
    • [設定テキスト]:設定値がクリアされます。
    • [項目一覧]:設定値がクリアされます。
    • [実行パラメータ設定]:設定値がクリアされます。
    • [定義情報]:設定値がクリアされます。
  • [種別]を変更すると、[抽出条件]の表示形式、および[定義情報]の構成が変更されます。
CONFIG ID 必須 使用不可 コンフィグレーションツールで定義したCONFIG IDを選択します。
  • [CONFIG ID]の値を変更すると、以下の項目が変更されます。
    • [設定テキスト]:変更後の[CONFIG ID]に定義されている値が設定されます。
    • [項目一覧]:変更後の[CONFIG ID]に定義されている値が設定されます。
    • [大文字/小文字を区別する]:変更後の[CONFIG ID]に定義されている値が設定されます。
    • [抽出条件]:変更後の[CONFIG ID]に定義されている値が設定されます。
    • [変数パラメータ/変数名]:変更後の[CONFIG ID]に定義されている値が設定されます。
    • [変数パラメータ/値]:設定値がクリアされます。
設定テキスト
-
-
[CONFIG ID]に定義されている設定テキストを表示します。  
項目一覧 必須
-
[CONFIG ID]に定義されている、取得項目の一覧を表示します。
  • [項目一覧]に設定された項目数分だけデータを読み取ります。
項目一覧/項目名称 必須
使用不可
取得する項目の項目名称を表示します。
  • [項目名称]の設定値が、Mapperのスキーマに反映されます。
項目一覧/項目名称テキスト 必須
使用不可
取得する項目の項目名称テキストを表示します。  
実行パラメータ設定
種別:QUERY
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
抽出条件
-
-
SAPクエリデータ取得時の抽出条件を表示します。  
抽出条件/項目名称
-
-
抽出条件となる項目名称を表示します。
  • コンフィグレーションツールで抽出条件を定義した項目の名称が表示されます。
抽出条件/比較方法
-
-
該当抽出条件の比較方法を表示します。
  • コンフィグレーションツールで抽出条件を定義した項目の「選択オプション」の値が表示されます。
抽出条件/範囲種別
-
-
該当抽出条件の範囲種別を表示します。
  • コンフィグレーションツールで定義した抽出条件の「範囲」の値が表示されます。
抽出条件/値1
-
-
該当抽出条件の条件値を表示します。
  • コンフィグレーションツールで抽出条件を定義した項目の「下限」もしくは「指定値」の値が表示されます。
抽出条件/値2
-
-
該当抽出条件の条件値を表示します。
  • コンフィグレーションツールで抽出条件を定義した項目の「上限」の値が表示されます。
種別:TABLE
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
抽出条件
-
-
SAPテーブルデータ取得時の抽出条件を表示します。
  • コンフィグレーションツールで定義された抽出条件が表示されます。
共通
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
大文字/小文字を区別する
-
-
[CONFIG ID]に定義された抽出条件値に対して、大文字/小文字を区別するかどうかを表示します。
  • 設定値が「しない」の場合、抽出条件値はすべて大文字に変換されます。
変数パラメータ 省略可
-
[CONFIG ID]に定義された動的な抽出条件値を設定します。  
変数パラメータ/変数名
-
-
コンフィグレーションツールで抽出条件に設定された変数名を表示します。  
変数パラメータ/値 省略可 使用可 抽出条件値を入力します。  
定義情報
種別:QUERY
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
作業領域
-
-
実行するSAPクエリが、クライアント依存と非依存のどちらのタイプなのかが表示されます。  
ユーザグループ
-
-
実行するSAPクエリのユーザグループが表示されます。  
SAPクエリ
-
-
実行するSAPクエリの名称が表示されます。  
バリアント
-
-
実行するSAPクエリで使用されるバリアントが表示されます。  
変換タイプ
-
-
SAPクエリの実行結果をどのように変換するかを表すタイプが表示されます。  
種別:TABLE
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
テーブル名称
-
-
データを取得する対象のSAPテーブル名を表示します。  
データの前後のスペースカット処理
-
-
取得したデータの両端のスペースを削除するか否かを表示します。  
共通
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ログインID
-
-
SAPデータを取得するのに使用されるログインIDが表示されます。
  • SAPシステムへのログイン情報をSAP テーブルクエリ アダプタ内で一意に識別する値です。
ヘッダ出力
-
-
出力データの見出しを取得するかどうかを表示します。  
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

[項目一覧]の設定により、カラム数が異なります。
スキーマ構造については、「テーブルモデル型のスキーマ」を参照してください。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理には対応していません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count 読み取り行数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーが発生した場合、「0」が格納されます。
loginId データを取得するのに使用されたログインIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
tableName データを取得したSAPテーブルの名称が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [種別]が「QUERY」の場合、空文字が格納されます。
userGroup 実行されたSAPクエリのユーザグループが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [種別]が「TABLE」の場合、空文字が格納されます。
queryName 実行されたSAPクエリの名称が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [種別]が「TABLE」の場合、空文字が格納されます。
variant SAPクエリデータの取得に使用されたバリアントが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • [種別]が「TABLE」の場合、空文字が格納されます。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

コンフィグレーションツールについて

コンフィグレーションツールはSAPシステムとの通信の設定を行うためのツールです。
詳細については、PDFドキュメントの「DataSpider Servista SAP TableQuery Adapterユーザーズガイド」を参照してください。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidConfigIdException
設定されたCONFIG IDが存在しません。
CONFIG ID:<CONFIG ID>
設定された[CONFIG ID]がコンフィグレーションツールの登録情報に存在しません。 [CONFIG ID]の変更を行うか、コンフィグレーションツールで該当の[CONFIG ID]を登録してください。
InvalidConfigIdException
設定されたCONFIG IDが不正です。
CONFIG ID:<CONFIG ID>
[CONFIG ID]が未設定、もしくは設定された[CONFIG ID]の定義情報が不正な形式になっています。

  • [CONFIG ID]が未設定の場合
    [CONFIG ID]を設定してください。

  • [種別][QUERY]が選択されており、[CONFIG ID]が設定されている場合
    以下のディレクトリへのアクセス権限を確認してください。

    • Windowsの場合
      $DATASPIDER_HOME\SAPTableQueryAdapter\config\query
    • UNIX/Linuxの場合
      $DATASPIDER_HOME/SAPTableQueryAdapter/config/query

  • [種別][TABLE]が選択されており、[CONFIG ID]が設定されている場合
    以下のディレクトリへのアクセス権限を確認してください。

    • Windowsの場合
      $DATASPIDER_HOME\SAPTableQueryAdapter\config\table
    • UNIX/Linuxの場合
      $DATASPIDER_HOME/SAPTableQueryAdapter/config/table
ExecuteCommandFailedException
SAPデータの取得が異常終了しました。終了コード:<終了コード>
実行ログを確認してください。
SAPデータの取得処理に失敗しました。
SAPシステムと接続が確立されていない場合や、[変数パラメータ]に不正な値が入力されている場合などに発生します。
DataSpider Studioの「マイログ」より、実行ログを確認してください。

注意事項