タスク強制割当処理

オペレーション名

タスク強制割当

機能概要

DataSpider BPM上のタスクの強制割当を行います。

入力データで指定されたタスクを強制割当し、強制割当に失敗したタスクを出力データに出力します。

強制割当するタスクはタスク履歴検索処理で取得します。

タスクの強制割当をしたいプロセスのコントロール権限を持つユーザのみタスクの強制割当を行うことができます。コントロール権限の設定方法については、DataSpider BPMのマニュアルを参照してください。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
割り当てるユーザ 必須 使用可 タスクを割り当てるユーザのメールアドレスを入力します。  
割り当てる組織 必須 使用可 タスクを割り当てるユーザの所属する組織を選択または入力します。  
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

タスク履歴検索処理の結果データをドキュメントMapperでマッピングする場合、名前ベースで一括リンクを使用することで簡単にマッピングすることができます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>タスクID/id</column>
    <column>タスク名/nodeName</column>
    <column>アプリカテゴリ/processModelInfoCategory</column>
    <column>アプリ名/processModelInfoName</column>
    <column>件名/processInstanceTitle</column>
    <column>プロセス開始組織名/processInstanceInitGroupName</column>
    <column>プロセス開始ユーザメールアドレス/processInstanceInitUserEmail</column>
    <column>タスク割り当て組織名/allocatedGroupName</column>
    <column>タスク割り当てユーザメールアドレス/allocatedUserEmail</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
要素名 列名/ラベル 説明 備考
row
-
強制割当するタスクの件数分繰り返します。  
column タスクID/id 強制割当するタスクのインスタンスID  
タスク名/nodeName 強制割当するタスクの名前
  • タスク名はタスク強制割当処理では使用しません。タスク名を入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
アプリカテゴリ/processModelInfoCategory 強制割当するアプリのカテゴリ
  • アプリカテゴリはタスク強制割当処理では使用しません。アプリカテゴリを入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
アプリ名/processModelInfoName 強制割当するアプリの名前
  • アプリ名はタスク強制割当処理では使用しません。アプリ名を入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
件名/processInstanceTitle 強制割当するプロセスの件名
  • 件名はタスク強制割当処理では使用しません。件名を入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
プロセス開始組織名/processInstanceInitGroupName 強制割当するプロセスを開始した組織の名前
  • プロセス開始組織名はタスク強制割当処理では使用しません。プロセス開始組織名を入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
プロセス開始ユーザメールアドレス/processInstanceInitUserEmail 強制割当するプロセスを開始したユーザのメールアドレス
  • プロセス開始ユーザメールアドレスはタスク強制割当処理では使用しません。プロセス開始ユーザメールアドレスを入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
タスク割り当て組織名/allocatedGroupName 強制割当するタスクが割り当てられている組織の名前
  • タスク割り当て組織名はタスク強制割当処理では使用しません。タスク割り当て組織名を入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。
タスク割り当てユーザメールアドレス/allocatedUserEmail 強制割当するタスクが割り当てられているユーザのメールアドレス
  • タスク割り当てユーザメールアドレスはタスク強制割当処理では使用しません。タスク割り当てユーザメールアドレスを入力することで、タスクの強制割当に失敗した際に、どのタスクで失敗したかがわかりやすくなります。

出力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>タスクID/id</column>
    <column>タスク名/nodeName</column>
    <column>アプリカテゴリ/processModelInfoCategory</column>
    <column>アプリ名/processModelInfoName</column>
    <column>件名/processInstanceTitle</column>
    <column>プロセス開始組織名/processInstanceInitGroupName</column>
    <column>プロセス開始ユーザメールアドレス/processInstanceInitUserEmail</column>
    <column>タスク割り当て組織名/allocatedGroupName</column>
    <column>タスク割り当てユーザメールアドレス/allocatedUserEmail</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
要素名 列名/ラベル 説明 備考
row
-
強制割当に失敗したタスクの件数分繰り返します。  
column タスクID/id 強制割当に失敗したタスクのインスタンスID  
タスク名/nodeName 強制割当に失敗したタスクの名前
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
アプリカテゴリ/processModelInfoCategory 強制割当に失敗したアプリのカテゴリ
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
アプリ名/processModelInfoName 強制割当に失敗したアプリの名前
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
件名/processInstanceTitle 強制割当に失敗したプロセスの件名
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
プロセス開始組織名/processInstanceInitGroupName 強制割当に失敗したプロセスを開始した組織の名前
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
プロセス開始ユーザメールアドレス/processInstanceInitUserEmail 強制割当に失敗したプロセスを開始したユーザのメールアドレス
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
タスク割り当て組織名/allocatedGroupName 強制割当に失敗したタスクが割り当てられている組織の名前
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。
タスク割り当てユーザメールアドレス/allocatedUserEmail 強制割当に失敗したタスクが割り当てられているユーザのメールアドレス
  • 強制割当に失敗したタスクの入力データがそのまま出力されます。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
allocate_count 強制割当したタスクの件数を返します。
  • デフォルト値はnullです。
failure_count 強制割当に失敗したタスクの件数を返します。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

ありません。

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
AuthenticationException グローバルリソースの[メールアドレス]または[パスワード]が不正です。 グローバルリソースの設定を確認してください。
UserNotFoundException [割り当てるユーザ]で指定したユーザが存在しません。 [割り当てるユーザ]に存在するユーザのメールアドレスを指定してください。
InvalidEmailAddressException [割り当てるユーザ]で指定したユーザのメールアドレスが不正です。 [割り当てるユーザ]にメールアドレスを指定してください。
GroupNotFoundException [割り当てる組織]で指定した組織が存在しません。 [割り当てる組織]に存在する組織の名前を指定してください。