グローバルリソースの設定

DataSpider Studio/DataSpider Studio for Web版については、こちらを参照してください。

グローバルリソースの設定とは

グローバルリソースの設定とは、すべてのプロジェクト・スクリプトから参照できるグローバルリソースの設定を行うツールです。
グローバルリソースについては、「グローバルリソース」を参照してください。

グローバルリソースの設定の機能

グローバルリソースの設定では、以下の機能を提供しています。
機能の説明
機能名 メニュー 説明 備考
グローバルリソースの一覧表示 グローバルリソース一覧 グローバルリソースの一覧を表示します。
  • ソートの順序は、Unicode順となります。
グローバルリソースの新規作成 グローバルリソースの新規作成を行います。  
グローバルリソースの変更 グローバルリソースの変更を行います。
  • グローバルリソース名を変更する場合、「リンク切れの警告」ダイアログが表示されます。
    • グローバルリソース名の変更を行うと、スクリプトから参照できなくなるため、手動で設定し直す必要があります。
    • 種別が「デフォルト」のグローバルリソース名を変更すると、同名で別種別のグローバルリソース名も変更されます。
      ただし、同名で別種別のグローバルリソースに対するリソースの使用およびリソースの編集権限がある場合に限ります。
  • グローバルリソース名の制約については、「グローバルリソースの設定項目の文字制約について」を参照してください。
グローバルリソースの複製 グローバルリソースの複製を行います。
  • 複製されたグローバルリソースは、デフォルトで以下のようなセキュリティ設定が付与されます。
    • 複製したユーザが所有者となります。
    • 複製したユーザのプライマリグループがグループとなります。
    • アクセス権限は、デフォルトのアクセス権限となります。
      デフォルトのアクセス権限については、「デフォルトのアクセス権限について」を参照してください。
同名のグローバルリソースを作成 同名で異なる種別のグローバルリソース作成を行います。
  • 種別については、「種別」を参照してください。
グローバルリソースの削除 グローバルリソースの削除を行います。
  • 種別が「デフォルト」のグローバルリソースを削除する場合、同名の別種別のグローバルリソースも削除されます。
プールのリセット プールされているグローバルリソースをリセットして「0」にします。  

グローバルリソースの一覧表示

項目の説明
項目名 説明 備考
名前 グローバルリソース名です。  
種別 グローバルリソースの「種別」です。
  • 新規に作成した場合は必ず「デフォルト」になります。
  • 「デフォルト」以外の種別のグローバルリソースを作成する場合は、「同名のグローバルリソースを作成」を使用します。
  • [種別]の変更はできません。
種類 グローバルリソースの種類です。  
オーナー グローバルリソースのオーナーです。  
プール数 現在ロードされているプール数です。  
プール上限 プールできる上限値です。
  • デフォルト値は「不可」または「無制限」です。(アダプタによって変わります。)

グローバルリソースの新規作成

グローバルリソースの新規作成は、[新規グローバルリソースの作成]ボタンから行います。

必須設定

[必須設定]タブの内容は、データソースの種類によって異なります。設定の内容については、各アダプタの「グローバルリソースのプロパティ」ページを参照してください。

コンポーネントプールの設定

選択したアダプタによっては、[コンポーネントプールの設定]タブは表示されません。
詳細については、「コンポーネントプール」を参照してください。
項目の説明
項目名 説明 備考
コンポーネントプールを利用する コンポーネントプールを使用するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    コンポーネントプールを使用します。
  • [チェックなし]:
    コンポーネントプールを使用しません。接続のたびに、グローバルリソースを生成します。
 
プールのリセット コンポーネントプールをリセットします。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • 新規作成時には表示されません。
接続数の初期値と上限値 初期接続数 DataSpiderServerの起動時にプールされるコネクション数を入力します。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • デフォルト値は「0」です。
接続数上限 プールされるコネクション数の上限を入力します。
  • [制限]:
    プールされるコネクション数の上限を入力します。
  • [無制限]:
    プールされるコネクション数の上限を設定しません。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • [制限]を選択した場合のデフォルト値は「0」です。
  • 「0」を指定した場合、[グローバルリソースの作成]ボタンの押下後に[無制限]が設定されます。
接続の生存期間設定 接続の生存期間 プールされるコネクションがコンポーネントプールGCの対象になるまでの時間(ミリ秒)を入力します。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • デフォルト値は「1800000」(30分)です。
タイムアウト [接続数上限][制限]を選択した場合に、接続数上限を超えたコネクションを要求した際のタイムアウト時間(ミリ秒)を入力します。
  • [コンポーネントプールを利用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • デフォルト値は「30000」(30秒)です。
  • タイムアウト時間を過ぎてもコネクションが生成できなかった場合はエラーが発生します。

接続の生存期間やタイムアウトの値を変更した場合、それまでプールされていた接続は破棄され新しい設定値を使用した接続が生成されます。そのため変更直後の接続数は、初期接続数に設定した値にリセットされます。

セキュリティ

項目の説明
項目名 説明 備考
所有者 グローバルリソースの所有者(オーナー)です。  
グループ グローバルリソースの所有者(オーナー)が所属するグループです。  
アクセス権限 グローバルリソースのアクセス権限です。
  • [リソースの使用]
    グローバルリソースを参照および実行することができる権限です。
  • [リソースの編集]
    グローバルリソースの設定を編集または削除することができる権限です。
  • リソースの使用権限がないグローバルリソースは一覧に表示されません。
  • デフォルトのアクセス権限については、「デフォルトのアクセス権限について」を参照してください。

プールのリセット

プールのリセットは、以下の操作で行います。
リセットの詳細については、「コンポーネントプールのリセット」を参照してください。

デフォルトのアクセス権限

デフォルトのアクセス権限は、システムプロパティ内の「default.globalresource.permissions」から設定できます。
詳細については、「プロパティリファレンス」を参照してください。

未設定の場合、または不正な値を設定した場合は以下のアクセス権限が付与されます。

  リソースの使用 リソースの編集
所有者
グループ ×
その他 ×

設定値について

設定値は3桁の8進数で設定します。各桁はアクセス権限を付与する対象を表し、左から順に所有者、グループ、その他を表します。

各桁に設定できる値と、各値が表すアクセス権限は以下の通りです。

設定値 リソースの使用 リソースの編集
0 × ×
2 ×
4 ×
6

例:「644」の場合

  設定値 リソースの使用 リソースの編集
所有者 6
グループ 4 ×
その他 4 ×

仕様制限