デフォルトの日時フォーマットを変更したい
キーワード:日時フォーマット,日付/時間型,文字列型,システムプロパティ
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概要
日時/時間型のデータを文字列型に代入するなどして文字列に変換を行った場合、デフォルトの日時フォーマットに変換されます。
デフォルトの日時フォーマットを変更したい場合は、system.propertiesファイルの設定を変更してください。
現在日時をデフォルトの日時フォーマットでCSVファイルへ出力します。
処理の流れ
サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
- 「マッピング処理」の「現在日時ロジック」で現在日時を出力します。
- 「CSVファイル書き込み処理」でCSVファイルへ書き込みます。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「output.csv」を参照してください。
ポイントとなる機能
system.propertiesの詳細については、「プロパティリファレンス」ページの「system.properties」を参照してください。
処理のポイント
スクリプトの実行前にsystem.propertiesの「xmlfw.daterenderingformat」プロパティの設定を「yyyy/MM/dd」に変更します。
「xmlfw.daterenderingformat」はデフォルトの日時フォーマットを指定するプロパティです。
サンプルプロジェクトの使用方法
上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。
サンプルプロジェクトファイル名 |
rl_reference_030.zip |
- サンプルプロジェクトの展開
サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_030.zip」を展開します。
- プロジェクトのアップロード
「rl_reference_030.zip」を展開後に作成される「rl_reference_030プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_030プロジェクト」をアップロードしてください。
- サンプルデータの準備
「rl_reference_030.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
$DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。
- system.propertiesファイルの設定変更
$DATASPIDER_HOME/server/confディレクトリにあるsystem.propertiesファイルをテキストエディタで開き、以下のプロパティを変更します。
- 変更前
#xmlfw.daterenderingformat=yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSSZZ
- 変更後
xmlfw.daterenderingformat=yyyy/MM/dd
変更後はDataSpiderServerを再起動してください。
system.propertiesファイルの設定はすべてのスクリプトに影響するため、本スクリプト実行時のみ設定変更を行ってください。
スクリプトの作成手順
プロセスフローおよびデータフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
- デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
- マッピング処理のMapperエディタを開き、現在日時を出力する処理を作成します。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
マッピングキャンバス

番号 |
ロジック名 |
説明 |
ツールパレット上の場所 |
(1) |
現在日時 |
現在日時を出力します。 |
「日時」-「基本」-「現在日時」 |
処理のポイント
- 現在日時などの日付/時間型データを文字列型に代入した場合、デフォルトの日時フォーマットに変換されます。
フォーマットの詳細については、日時フォーマッティングロジックの「フォーマット」を参照してください。
|
- スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。