文字読み取り処理

オペレーション名

文字読み取り

機能概要

DataSpiderファイルシステム上にある画像ファイルをTegakiにアップロードし、文字読み取り結果を受け取ります。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
画像ファイル 必須 使用可 DataSpiderファイルシステム上の画像(jpg・png形式)のファイルパスを指定します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • 画像ファイル名にはワイルドカード(「*」および「?」)が使用できます。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」およびワイルドカード(「*」・「?」)以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
テンプレート 必須 使用可 DataSpiderファイルシステム上のテンプレートのファイルパスを指定します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
フィールド一覧 必須 - [テンプレート]で指定したファイルのフィールド一覧を表示します。
  • 読み取りに対応しているフィールドのみ表示されます。詳細については、「仕様制限」を参照してください。
フィールド一覧/フィールド名 必須 使用不可 [テンプレート]で指定したファイルのフィールド名が設定されます。
フィールド一覧/フォーマット 必須 使用不可 [フィールド名]ごとのフォーマットを指定します。
  • [なし]:(デフォルト)
    変換しません。
  • [数字のみ取得]:
    数字以外を除去し半角数字に変換します。
  • [半角英数字に変換]:
    英数字が含まれている場合、半角英数字に変換します。
  • [数字のみ取得]では「0から9」のみを取得します。アラビア数字以外は対象となりません。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
テンプレートからフィールド一覧を取得する [テンプレート]で指定したファイルからフィールド一覧を読み取って設定します。
  • [テンプレート]にスクリプト変数を使用している場合、フィールド一覧は読み取れません。
オプション設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
結果データをトリムして取得する 省略可 使用不可 読み取り結果データの前後に含まれている空白文字をトリムするかどうかを選択します。
  • [チェックあり]: (デフォルト)
    読み取り結果データの前後に含まれている空白文字をトリムします。
  • [チェックなし]:
    読み取り結果データをトリムしません。
 
完了した読み取りリクエストに関連するデータをTegakiから削除する 省略可 使用不可 完了した読み取りリクエストに関連するデータをTegakiから削除するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]: (デフォルト)
    読み取りリクエストに関連するデータを削除します。
  • [チェックなし]:
    読み取りリクエストに関連するデータを削除しません。
 
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<root>
  <result>
    <filepath />
    <requestid />
    <status />
    <field>
      <value />
      <confidence />
    </field>
  </result>
</root>
要素名 属性名 説明 備考
root -    
result - 読み取りリクエストを行った画像ファイルごとに出現します。  
filepath - 読み取りリクエストを行った画像ファイルのパスを出力します。  
requestid - リクエストIDを出力します。  
status - 処理ステータスを出力します。
  • COMPLETED:処理が正常に完了した状態です。
  • FAILED:処理に失敗した状態です。
 
field - テンプレートファイルに定義されたフィールド要素ごとに出現します。  
value - 画像ファイルの読み取り結果を出力します。  
confidence - 画像ファイルの読み取り結果に対応する確信度を出力します。  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count 読み取りが完了したファイルの数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が入力されていません。
[<プロパティ名>]が入力されていません。 [<プロパティ名>]を入力してください。
InvalidPropertyConfigurationException
指定された<プロパティ名>が存在しません。
選択された[<プロパティ名>]が見つかりません。 存在する[<プロパティ名>]を指定してください。
org.apache.http.HttpException
Tegakiでの処理中にエラーが発生しました。 エラーメッセージにしたがって設定、入力値を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException Tegakiへの接続中にタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Tegakiの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト]を確認してください。