プロパティリファレンス

プロパティファイルとは

プロパティファイルとは、サーバアプリケーションおよびクライアントアプリケーションの各種設定を変更することができる設定ファイルです。

プロパティファイルの種類

プロパティファイルには、以下の種類が存在します。

各プロパティファイルの反映方法

変更を行ったプロパティが対応しているツール(サーバ|Studio)を再起動します。
再起動を行うまでは、変更は反映されません。

サーバのプロパティファイル

dslog.properties

DataSpiderServerのログファイルの設定を行います。

格納場所: 各プロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 説明 対象ログ 備考
dslog 対象ログのログレベルの設定を行います。
  • ${NOTICE}:
    システムとして重要な情報のみログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${INFO}:
    運用時に必要な情報のみログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${FINFO}:(デフォルト)
    運用時/開発時に必要な情報のログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${FINEST}:
    開発時により詳細な情報のログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${DEBUG}:
    開発/障害発生時に非常に詳細なトレースのログ出力を行いたい場合に使用します。
サーバログServer CLI Consoleログ
  • ログレベルについては、「ログレベル」を参照してください。
  • FTPサーバやWebコンテナのログ(「org.apache」で始まるログ)は本設定には依存しません。
dslog.file.size 対象ログのローテーションサイズを数値で指定します。 サーバログ、Server CLI Consoleログ
  • 「KB」「MB」「GB」を指定可能です。単位を指定しない場合、バイトとして扱われます。
  • デフォルト値は「2048KB」です。
  • 「0」から以下の数値(整数)を指定できます。
    • 9223372036854775807
    • 9007199254740991KB
    • 8796093022207MB
    • 8589934591GB
    実際に出力可能なログファイルサイズの最大値はDataSpiderServerの稼働OSによって異なります。
dslog.file.backup 対象ログのローテーションの数を数値で指定します。 サーバログ、Server CLI Consoleログ
  • デフォルト値は「5」です。
  • 「0」から「2147483647」までの数値(整数)を指定できます。
    推奨する最大値は「65535」です。
dslog.dir 対象ログの出力先を絶対パスで指定します。
設定例:dslog.dir=d:/dslog/logs
サーバログ、execログXMLログLaunchログLaunchプロセスログ、Server CLI Consoleログ、アクセスログ
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、「$DATASPIDER_HOME/server/logs」です。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 不正な出力先を指定した場合はDataSpiderServerが起動しません。(存在しないドライブ、権限がないなど)
execlog 対象ログのログ出力に関する設定を行います。
  • ${EXECLOG_OFF}:(デフォルト)
    ログの出力をOFFにします。
  • ${EXECLOG_ALL}:
    スクリプトの実行開始時/正常終了時/異常終了時のログが出力されます。
  • ${EXECLOG_RESULT}:
    スクリプトの正常終了時/異常終了時のログが出力されます。
  • ${EXECLOG_ERROR}:
    スクリプトの異常終了時のログが出力されます。
execログ($DATASPIDER_HOME/server/logs/exec.log)
  • 出力されるログはexecログと同内容になります。
  • 本プロパティは、$DATASPIDER_HOME/server/logs/exec.log専用の設定です。
    本設定を行っても、日付ディレクトリ下に出力されるexecログ($DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/exec.log)には影響ありません。
execlog.file.size 対象ログのローテーションサイズを数値で指定します。 execログ($DATASPIDER_HOME/server/logs/exec.log)
  • 本プロパティは、$DATASPIDER_HOME/server/logs/exec.log専用の設定です。
    本設定を行っても、日付ディレクトリ下に出力されるexecログ($DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/exec.log)には影響ありません。
  • デフォルト値は「2048KB」です。「MB」も指定可能です。
execlog.file.backup 対象ログのローテーションの数を数値で指定します。 execログ($DATASPIDER_HOME/server/logs/exec.log)
  • 本プロパティは、$DATASPIDER_HOME/server/logs/exec.log専用の設定です。
    本設定を行っても、日付ディレクトリ下に出力されるexecログ($DATASPIDER_HOME/server/logs/<日付ディレクトリ(yyyyMMdd)>/exec.log)には影響ありません。
  • デフォルト値は「5」です。
accesslog 対象ログのログ出力に関する設定を行います。
  • ${ACCESSLOG_OFF}:(デフォルト)
    ログの出力をOFFにします。
  • ${ACCESSLOG_ALL}:
    クライアントからDataSpiderServerにアクセスした処理のログが出力されます。
アクセスログ
  • アクセスログは日付ごとに「access.log.yyyy-MM-dd」というファイル名でローテーションされます。
  • ローテーションされたファイルは削除されません。

system.properties

DataSpiderServerのシステム関連の設定を行います。

格納場所: 各プロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
http.proxyHost ホスト名またはIPアドレス HTTPプロトコルで使用するプロキシサーバを指定します。  
http.proxyPort 「0」から「65535」までの数値 HTTPプロトコルで使用するプロキシサーバのポート番号を指定します。  
https.proxySet 「true」または「false」 HTTPSプロトコルでプロキシサーバを使用する場合には「true」を指定します。  
https.proxyHost ホスト名またはIPアドレス HTTPSプロトコルで使用するプロキシサーバを指定します。  
https.proxyPort 「0」から「65535」までの数値 HTTPSプロトコルで使用するプロキシサーバのポート番号を指定します。  
http.nonProxyHosts ホスト名またはIPアドレス HTTPプロトコルまたはHTTPSプロトコルで、プロキシサーバを使用しないホスト名またはIPアドレスを指定します。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、「localhost|127.*|[::1]」です。
  • 複数のホスト名またはIPアドレスを指定する場合、各ホスト名またはIPアドレスを「|」で区切ります。
  • 各ホスト名またはIPアドレスの始まりと終わりには、ワイルドカード(「*」)を指定することができます。
    例:http.nonProxyHostsに「*.example.com」を指定した場合
    接続先のホスト名 プロキシサーバの使用
    sales.example.com プロキシサーバを使用しません。
    sales.example1.com プロキシサーバを使用します。
java.rmi.server.hostname ホスト名またはIPアドレス サーバ側マシンのホスト名またはIPアドレスを指定します。
  • サーバにネットワークカードが複数装着されている場合や、そのマシンの使用IPアドレスをDHCPで取得していた場合、クライアント側からそのサーバを正しく参照できないエラーが発生することがあります。その解決策として、この項目にサーバがインストールされているマシンのホスト名を設定することで、クライアント側から正しくサーバを参照することができるようになります。
  • 複数のホスト名またはIPアドレスを指定することはできません。
ds.rmi.port アプリケーションが使用するポート番号 サーバ/クライアントがそれぞれ使用するTCPのポート番号を指定します。設定されていない場合は、自動的に使用可能なポート番号を設定します。
  • Firewallなどを使用していてポート番号を指定したい場合に設定してください。
merge.trim.result 「true」または「false」 マージMapper」で結合処理を行う際に、データの前後に含まれている空白文字・タブ・改行を削除するかどうかを設定します。
  • 「true」を指定した場合は、空白文字・タブ・改行の削除を行います。
  • 「false」を指定した場合は、空白文字・タブ・改行の削除を行いません。
  • デフォルト値は「false」です。
xmlfw.daterenderingformat JavaのSimpleDateFormatでサポートされている日付フォーマット 日付型のデータを文字列データに変換する際の、デフォルトの日付フォーマットを指定します。  
default.desktop.background.color RGBの16進数値 DataSpider Studioのデスクトップ背景色を指定します。「#」のあとにRGBを16進表記で指定します。
  • 本プロパティはクライアント専用です。
default.desktop.icon.text.color RGBの16進数値 DataSpider Studioのデスクトップ文字色を指定します。「#」のあとにRGBを16進表記で指定します。
  • 本プロパティはクライアント専用です。
ds.system.data.dir 文字列 システムマウント「/data」として使用するディレクトリをOSファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.data.dir=d:/sample_dir/data
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/dataです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
ds.system.etc.dir 文字列 システムマウント「/etc」として使用するディレクトリをOSのファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.etc.dir=d:/sample_dir/etc
  • 本プロパティはリポジトリDB無しの場合のみ使用できます。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/etcです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
  • 本プロパティを変更した場合、変更前ディレクトリに含まれるファイル/ディレクトリをすべて変更後ディレクトリにコピーしてください。
ds.system.ftp.dir 文字列 システムマウント「/ftp」として使用するディレクトリをOSのファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.ftp.dir=d:/sample_dir/ftp
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/ftpです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
ds.system.home.dir 文字列 システムマウント「/home」として使用するディレクトリをOSのファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.home.dir=d:/sample_dir/home
  • 本プロパティはリポジトリDB無しの場合のみ使用できます。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/homeです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
  • 本プロパティを変更した場合、変更前ディレクトリに含まれるファイル/ディレクトリをすべて変更後ディレクトリにコピーしてください。
ds.system.samples.dir 文字列 システムマウント「/samples」として使用するディレクトリをOSファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.samples.dir=d:/sample_dir/samples
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/samplesです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
ds.system.schema.dir 文字列 システムマウント「/schema」として使用するディレクトリをOSファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.schema.dir=d:/sample_dir/schema
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/schemaです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
ds.system.share.dir 文字列 システムマウント「/share」として使用するディレクトリをOSのファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.share.dir=d:/sample_dir/share
  • 本プロパティはリポジトリDB無しの場合のみ使用できます。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/shareです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
  • 本プロパティを変更した場合、変更前ディレクトリに含まれるファイル/ディレクトリをすべて変更後ディレクトリにコピーしてください。
ds.system.tmp.dir 文字列 システムマウント「/tmp」として使用するディレクトリをOSのファイルシステムの絶対パスで指定します。
設定例:ds.system.tmp.dir=d:/sample_dir/tmp
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/server/tmpです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 指定されたパスが存在しない場合、使用するディレクトリパスはデフォルト値になります。
texteditor.read.max.size 「0」から「9223372036854775807」までの数値 DataSpider Studioのテキストエディタで閲覧・編集可能なファイルサイズの上限をバイト数で指定します。
  • 本プロパティはクライアント専用です。
mylogs.download.threshold.size 「0」から「9223372036854775807」までの数値 マイログ検索結果で、実行履歴の確認方法を選択するダイアログ表示しきい値をバイト数で指定します。
  • 本プロパティはクライアント専用です。
user.timezone タイムゾーンID サーバが取得するタイムゾーンを指定します。
設定例:user.timezone=Asia/Tokyo
  • OSのタイムゾーンの設定よりも優先されます。
  • クライアント側にも同様の設定を行ってください。
execution.normallog.delete.enabled 「true」または「false」 正常終了したスクリプトのXMLログを削除するかどうかを設定します。
  • XMLログの削除は、スクリプト終了直後に行われます。
  • 「true」を指定した場合は、正常終了したスクリプトの XMLログを削除します。
  • 「false」を指定した場合は、正常終了したスクリプトの XMLログを削除しません。
  • XMLログが無効で「true」を指定した場合、サーバログにログレベル「WARN」でログが出力されます。
  • デフォルト値は「false」です。
execution.errorlog.dest.dir 文字列 異常終了したスクリプトのXMLログを移動するディレクトリを絶対パスで指定します。
設定例:execution.errorlog.dest.dir=d:/dest_dir
  • XMLログの移動は、スクリプト終了直後に行われます。
  • 指定したパスが存在しない場合、指定したパスのディレクトリを作成します。
  • XMLログが無効な場合、サーバログにログレベル「WARN」でログが出力されます。
default.globalresource.permissions 8進数値 グローバルリソースのデフォルトのアクセス権限を指定します。
  • 設定値の詳細については、「グローバルリソースの設定」の「デフォルトのアクセス権限」を参照してください。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、「644」です。

DataSpiderServer.lax

DataSpiderServerのメモリ割り当て値(ヒープサイズ)や標準出力先の変更を行います。

格納場所: 変更可能なプロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
-Xms 最大ヒープサイズ以下の数値 ヒープサイズの初期値を指定します。本設定を行うと、DataSpiderServerの起動時に設定値までメモリが割り当てられます。「lax.nl.java.option.additional=」内に設定します。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • メガバイトを指定するには、数値のあとにメガを表す「m」または「M」を付けます。ギガバイトを指定するには、数値のあとにギガを表す「g」または「G」を付けます。
-Xmx 初期ヒープサイズ以上の数値 ヒープサイズの最大値を指定します。「lax.nl.java.option.additional=」内に設定します。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • メガバイトを指定するには、数値のあとにメガを表す「m」または「M」を付けます。ギガバイトを指定するには、数値のあとにギガを表す「g」または「G」を付けます。
-XX:MaxMetaspaceSize 任意の数値 クラス・メタデータに割り当て可能なネイティブ・メモリの最大量を設定します。ヒープサイズとは別にOSのメモリを確保します。「lax.nl.java.option.additional=」内に設定します。
  • デフォルト値はx86版の場合「128MB」、x64版の場合「256MB」です。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • メガバイトを指定するには、数値のあとにメガを表す「m」または「M」を付けます。ギガバイトを指定するには、数値のあとにギガを表す「g」または「G」を付けます。
lax.stderr.redirect 文字列 サーバ標準エラー出力」の出力先を絶対パス、または相対パスで指定します。
  • デフォルト値は「$DATASPIDER_HOME/server/logs/server.error.log」です。
  • 推奨はデフォルト値です。

アクセスログ」の機能を有効にする場合は、以下のオプションを指定します。
項目の説明
オプション 説明 備考
-javaagent:../system/common/lib/aspectjweaver.jar 「lax.nl.java.option.additional=」内に設定します。
  • アクセスログの機能を有効にした場合、DataSpiderServerは通常よりも200MB程度メモリを多く使用します。稼働しているDataSpiderServerのメモリ使用状況に200MB以上の空きがない場合は、DataSpiderServerのヒープサイズを変更してください。

クライアントのプロパティファイル

dslog.properties

DataSpider Studioのログファイルの設定を行います。

格納場所: 各プロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 説明 対象ログ 備考
dslog 対象ログのログレベルの設定を行います。
  • ${NOTICE}:
    システムとして重要な情報のみログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${INFO}:
    運用時に必要な情報のみログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${FINFO}:(デフォルト)
    運用時/開発時に必要な情報のログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${FINEST}:
    開発時により詳細な情報のログ出力を行いたい場合に使用します。
  • ${DEBUG}:
    開発/障害発生時に非常に詳細なトレースのログ出力を行いたい場合に使用します。
StudioログClient CLI Consoleログ
  • ログレベルについては、「ログレベル」を参照してください。
dslog.file.size 対象ログのローテーションサイズを数値で指定します。 Studioログ、Client CLI Consoleログ
  • 「KB」「MB」「GB」を指定可能です。単位を指定しない場合、バイトとして扱われます。
  • デフォルト値は「2048KB」です。
  • 「0」から以下の数値(整数)を指定できます。
    • 9223372036854775807
    • 9007199254740991KB
    • 8796093022207MB
    • 8589934591GB
    実際に出力可能なログファイルサイズの最大値はDataSpider Studioの稼働OSによって異なります。
dslog.file.backup 対象ログのローテーションの数を数値で指定します。 Studioログ、Client CLI Consoleログ
  • デフォルト値は「5」です。
  • 「0」から「2147483647」までの数値(整数)を指定できます。
dslog.dir 対象ログの出力先を絶対パスで指定します。
設定例:dslog.dir=d:/dslog/logs
Studioログ、Client CLI Consoleログ
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、 $DATASPIDER_HOME/client/logsです。
  • ディレクトリの区切り文字に「\」を使用する場合は、「\\」としてください。
  • 不正な出力先を指定した場合はDataSpider Studioが起動しません。(存在しないドライブ、権限がないなど)

boot.properties

クライアントアプリケーション(DataSpider Studio|Client CLI Console)からサーバへの接続情報を設定します。

格納場所は以下の通りです。 各プロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
server.port 「0」から「65535」までの数値 DataSpiderServerのポート番号を指定します。  
server.host ホスト名またはIPアドレス DataSpiderServerのホスト名またはIPアドレスを指定します。  
connect.retry.interval ミリ秒を表す数値 DataSpiderServerに接続できなかった場合、再接続を行うまでのインターバルを指定します。  
connect.retry.count 「0」から「65535」までの数値 DataSpiderServerに接続できなかった場合、再接続を行う回数を指定します。  

system.properties

DataSpider Studioのシステム関連の設定を行います。

格納場所: 各プロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
http.proxyHost ホスト名またはIPアドレス HTTPプロトコルで使用するプロキシサーバを指定します。  
http.proxyPort 「0」から「65535」までの数値 HTTPプロトコルで使用するプロキシサーバのポート番号を指定します。  
https.proxySet 「true」または「false」 HTTPSプロトコルでプロキシサーバを使用する場合には「true」を指定します。  
https.proxyHost ホスト名またはIPアドレス HTTPSプロトコルで使用するプロキシサーバを指定します。  
https.proxyPort 「0」から「65535」までの数値 HTTPSプロトコルで使用するプロキシサーバのポート番号を指定します。  
java.rmi.server.hostname ホスト名またはIPアドレス クライアント側マシンのホスト名を指定します。
  • クライアントにネットワークカードが複数装着されている場合や、そのマシンの使用IPアドレスをDHCPで取得していた場合、サーバ側からそのクライアントを正しく参照できないエラーが発生することがあります。その解決策として、この項目にクライアントがインストールされているマシンのホスト名を設定することで、サーバ側から正しくクライアントを参照することができるようになります。
  • 複数のホスト名またはIPアドレスを指定することはできません。
ds.rmi.port アプリケーションが使用するポート番号 サーバ/クライアントがそれぞれ使用するTCPのポート番号を指定します。設定されていない場合は、自動的に使用可能なポート番号を設定します。
  • Firewallなどを使用していてポート番号を指定したい場合に設定してください。
merge.trim.result 「true」または「false」 マージMapper」で結合処理を行う際に、データの前後に含まれている空白文字・タブ・改行を削除するかどうかを設定します。
  • 「true」を指定した場合は、空白文字・タブ・改行の削除を行います。
  • 「false」を指定した場合は、空白文字・タブ・改行の削除を行いません。
  • 本プロパティはサーバ専用です。
xmlfw.daterenderingformat JavaのSimpleDateFormatでサポートされている日付フォーマット 日付型のデータを文字列データに変換する際の、デフォルトの日付フォーマットを指定します。
  • 本プロパティはサーバ専用です。
default.desktop.background.color RGBの16進数値 DataSpider Studioのデスクトップ背景色を指定します。「#」のあとにRGBを16進表記で指定します。
  • デフォルト値は「#99CCFF」です。
default.desktop.icon.text.color RGBの16進数値 DataSpider Studioのデスクトップ文字色を指定します。「#」のあとにRGBを16進表記で指定します。
  • デフォルト値は「#FFFFFF」です。
ds.system.tmp.dir 文字列 $DATASPIDER_HOME/tmpとして使用するディレクトリを絶対パスで指定します。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、$DATASPIDER_HOME/client/tmpです。
  • 設定例:ds.system.tmp.dir=d:/tmp_dir/tmp
  • 指定されたパスが存在しない場合、デフォルト値の$DATASPIDER_HOME/client/tmpになります。
texteditor.read.max.size 「0」から「9223372036854775807」までの数値 DataSpider Studioのテキストエディタで閲覧・編集可能なファイルサイズの上限をバイト数で指定します。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、「1048576」(1MB)です。
mylogs.download.threshold.size 「0」から「9223372036854775807」までの数値 マイログ検索結果で、実行履歴の確認方法を選択するダイアログ表示しきい値をバイト数で指定します。
  • ログのサイズがこのしきい値を超えた場合、テキスト形式でログをダウンロードするかログビューアを開くかの選択ダイアログが表示されます。
  • プロパティが設定されていない場合のデフォルト値は、「131072」(128KB)です。
user.timezone タイムゾーンID クライアントが取得するタイムゾーンを指定します。
設定例:user.timezone=Asia/Tokyo
  • OSのタイムゾーンの設定よりも優先されます。
  • サーバとクライアントのタイムゾーンが異なる場合、本プロパティにサーバのタイムゾーンを設定する必要があります。

locale.properties

DataSpider StudioおよびClient CLI Consoleが使用する言語の設定を行います。

格納場所: 各プロパティの内容は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
user.language DataSpider StudioおよびClient CLI Consoleが使用する言語
  • ja:
    日本語を使用します。
  • en:
    英語を使用します。
DataSpider StudioおよびClient CLI Consoleが使用する言語を指定します。
デザイナからのスクリプト実行、画面の表示、ログ出力などに使用されます。
  • デフォルト値は「インストーラで選択した言語」が設定されます。
  • DataSpider Studio起動時のログイン画面で選択した[言語]で設定されます。

DataSpiderStudio.lax

DataSpider Studioのメモリ割り当て値(ヒープサイズ)や標準出力などの変更を行います。

格納場所: 変更可能なプロパティの説明は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
lax.nl.java.option.java.heap.size.max 初期ヒープサイズ以上の数値 ヒープサイズの最大値を指定します。
  • デフォルト値は「536870912」(512MB)です。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • 値の単位はバイトで指定してください。
  • Windows 64bit版(x64版、Itanium2版)では、ヒープサイズを2GBまでしか設定できません。
    2GB以上のヒープサイズを設定する場合には、Javaの起動オプション部分(lax.nl.java.option.additional)にヒープサイズを指定してください。設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
lax.nl.java.option.java.heap.size.initial 最大ヒープサイズ以下の数値 ヒープサイズの初期値を指定します。本設定を行うと、DataSpider Studioの起動時に設定値までメモリが割り当てられます。
  • デフォルト値は「134217728」(128MB)です。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • 値の単位はバイトで指定してください。
  • Windows 64bit版(x64版、Itanium2版)では、ヒープサイズを2GBまでしか設定できません。
    2GB以上のヒープサイズを設定する場合には、Javaの起動オプション部分(lax.nl.java.option.additional)にヒープサイズを指定してください。設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
lax.stderr.redirect 文字列 Studio標準エラー出力」の出力先を絶対パス、または相対パスで指定します。
  • デフォルト値は「$DATASPIDER_HOME/client/logs/client.error.log」です。
  • 推奨はデフォルト値です。
lax.stdout.redirect 文字列 Studio標準出力」の出力先を絶対パス、または相対パスで指定します。
  • デフォルト値は「$DATASPIDER_HOME/client/logs/client.log」です。
  • 推奨はデフォルト値です。

サーバ/クライアントのプロパティファイル

CLI.lax

CLI Consoleのメモリ割り当て値(ヒープサイズ)の変更を行います。

格納場所: 変更可能なプロパティの説明は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
lax.nl.java.option.java.heap.size.max 初期ヒープサイズ以上の数値 ヒープサイズの最大値を指定します。
  • デフォルト値は「536870912」(512MB)です。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • メガバイトを指定するには、数値のあとにメガを表す「m」または「M」を付けます。ギガバイトを指定するには、数値のあとにギガを表す「g」または「G」を付けます。
  • Windows 64bit版(x64版、Itanium2版)では、ヒープサイズを2GBまでしか設定できません。
    2GB以上のヒープサイズを設定する場合には、Javaの起動オプション部分(lax.nl.java.option.additional)にヒープサイズを指定してください。設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
lax.nl.java.option.java.heap.size.initial 最大ヒープサイズ以下の数値 ヒープサイズの初期値を指定します。本設定を行うと、CLI Consoleの起動時に設定値までメモリが割り当てられます。
  • デフォルト値は「134217728」(128MB)です。
  • 設定値は「1024」の倍数にする必要があります。
  • メガバイトを指定するには、数値のあとにメガを表す「m」または「M」を付けます。ギガバイトを指定するには、数値のあとにギガを表す「g」または「G」を付けます。
  • Windows 64bit版(x64版、Itanium2版)では、ヒープサイズを2GBまでしか設定できません。
    2GB以上のヒープサイズを設定する場合には、Javaの起動オプション部分(lax.nl.java.option.additional)にヒープサイズを指定してください。設定値は「1024」の倍数にする必要があります。

ScriptRunner.lax

ScriptRunnerの設定を行います。

格納場所: 変更可能なプロパティの説明は以下の通りです。
項目の説明
キー 設定できる値 説明 備考
sun.net.client.defaultReadTimeout 「1000」以上の整数 スクリプト実行後、スクリプトから終了ステータスが返ってくるまでの待ち時間を指定します。
「lax.nl.java.option.additional=」内に設定します。
  • デフォルト値は「-1」です。「0」以下を指定したときのタイムアウト時間は無制限です。
  • 単位はミリ秒です。
  • 設定例:
    -Dsun.net.client.defaultReadTimeout=600000

付録

メモリ換算早見表

メガバイト バイト
128M 134217728
256M 268435456
512M 536870912
1024M 1073741824
1536M 1610612736
2048M 2147483648