CSVデータをもとに単票形式のExcelを作成したい

キーワード:Excel,セル,複数指定,単票
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概要

単票形式のExcelを作成する場合、セル指定書き込み処理を使用します。

サンプルプロジェクトの説明

CSVファイルを読み取り、単票形式のExcelを作成します。
書き込むセルを複数指定して、Excelファイルを作成します。

処理の流れ

サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
  1. CSVファイル読み取り処理」で入力ファイルを読み取ります。
  2. 繰り返し(データ件数)処理」で以下の処理を1件ずつ繰り返します。
  3. マッピング処理」で「繰り返し(データ件数)処理」から「セル指定書き込み処理」にマッピングします。
  4. コピー処理」で請求先番号ごとにベースとなるExcelブックをコピーします。
  5. セル指定書き込み処理」で請求先番号ごとのファイルに書き込みを行います。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「S-ABC012.xls」および「S-XYZ987.xls」を参照してください。

ポイントとなる機能

名前 説明 ツールパレット上の場所
セル指定書き込み処理 セルを指定して入力データをExcelブック形式のファイルに書き込みます。 「ファイル」-「Excel」-「セル指定書き込み」

処理のポイント

セル指定書き込み処理では、Excelブック形式ファイルのセルを指定して書き込むことが可能です。
ベースとなるファイルをコピーし、対象のセルに値を書き込むことで、動的に単票形式のExcelを作成することができます。

サンプルプロジェクトの使用方法

上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。

サンプルプロジェクトファイル名 rl_reference_065.zip
  1. サンプルプロジェクトの展開
    サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_065.zip」を展開します。

  2. プロジェクトのアップロード
    「rl_reference_065.zip」を展開後に作成される「rl_reference_065プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
    DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_065プロジェクト」をアップロードしてください。

  3. サンプルデータの準備
    「rl_reference_065.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
    $DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。

スクリプトの作成手順

プロセスフローおよびデータフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
  1. 「請求先番号」のスクリプト変数を作成します。

  2. デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  3. デザイナのツールパレット「基本」-「フロー」-「繰り返し(データ件数)」から、繰り返し(データ件数)処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  4. デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  5. デザイナのツールパレット「ファイル」-「ファイル操作」-「コピー」から、コピー処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  6. デザイナのツールパレット「ファイル」-「Excel」-「セル指定書き込み」から、セル指定書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  7. マッピング処理のMapperエディタを開き、繰り返し(データ件数)処理からセル指定書き込み処理にマッピングします。

  8. スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。