出力するファイルのエンコードを変更したい
キーワード:エンコード,CSV,文字コード
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概要
異なるOS間で連携したい場合など、出力ファイルのエンコードを変更したい場合、CSVファイル書き込み処理の
[エンコード]
を設定します。
サンプルプロジェクトの説明
エンコードが「Windows-31J」のファイルを読み取り、エンコードを「UTF-8」・改行コードを「LF」に変換して出力します。
処理の流れ
サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
「
CSVファイル読み取り処理
」でCSVファイルを読み取ります。
「
CSVファイル書き込み処理
」でCSVファイルに書き込みます。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「output.csv」を参照してください。
ポイントとなる機能
名前
説明
ツールパレット上の場所
CSVファイル書き込み処理
入力データをCSV(Comma Separated Value)形式、TSV(Tab Separated Values)形式などの形式のファイルに書き込みます。
「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」
処理のポイント
CSVファイル書き込み処理で、
[エンコード]
および
[改行コード]
を設定します。
入力ファイルと異なるエンコードおよび改行コードを設定することが可能です。
サンプルプロジェクトの使用方法
上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。
サンプルプロジェクトファイル名
rl_reference_064.zip
サンプルプロジェクトの展開
サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_064.zip」を展開します。
プロジェクトのアップロード
「rl_reference_064.zip」を展開後に作成される「rl_reference_064プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から
[ファイル]
-
[ローカルからアップロード]
で展開したディレクトリ「rl_reference_064プロジェクト」をアップロードしてください。
サンプルデータの準備
「rl_reference_064.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
$DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。
スクリプトの作成手順
プロセスフローおよびデータフローは、「
サンプルプロジェクトの説明
」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。
CSVファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
[読み取り設定]タブ
デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。
CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
[書き込み設定]タブ
処理のポイント
[エンコード]
は選択リストのほかに任意のエンコードを設定可能です。
[改行コード]
で改行コードを指定します。
「AUTO」を選択した場合、DataSpiderServer稼働OSによって改行コードが異なります。
[エンコード]
および
[改行コード]
の詳細については、「
CSVファイル書き込み処理
」を参照してください。
スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。