変換テーブルを使用して文字列の一部を置換したい

キーワード:変換テーブル,変換,置換
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概要

変換テーブルを使用して文字列の一部を異なる文字列に置換したい場合、文字列ごとに置換ロジックを使用します。

サンプルプロジェクトの説明

CSVファイルを読み取り、入力文字列に含まれる文字列「有限会社」を「(有)」に、「株式会社」を「(株)」に変換します。

処理の流れ

サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
  1. CSVファイル読み取り処理」でCSVファイルを読み取ります。
  2. マッピング処理」の「文字列ごとに置換ロジック」で文字列の置換を行います。
  3. CSVファイル書き込み処理」でCSVファイルを書き込みます。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「output.csv」を参照してください。

ポイントとなる機能

名前 説明 ツールパレット上の場所
文字列ごとに置換ロジック 入力文字列を変換テーブルにより置換して返します。 「文字列」-「変換」-「文字列ごとに置換」

処理のポイント

文字列ごとに置換ロジックは文字列の単位で置換対象を設定可能です。
また、変換テーブルによって置換対象を設定できるため、複数の置換処理を同時に実行可能です。

サンプルプロジェクトの使用方法

上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。

サンプルプロジェクトファイル名 rl_reference_031.zip
  1. サンプルプロジェクトの展開
    サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_031.zip」を展開します。

  2. プロジェクトのアップロード
    「rl_reference_031.zip」を展開後に作成される「rl_reference_031プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
    DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_031プロジェクト」をアップロードしてください。

  3. サンプルデータの準備
    「rl_reference_031.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
    $DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。

スクリプトの作成手順

プロセスフローおよびデータフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
  1. デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  2. デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  3. デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  4. マッピング処理のMapperエディタを開き、入力文字列に含まれる文字列「有限会社」を「(有)」に、「株式会社」を「(株)」に変換する処理を作成します。

  5. スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。