ジョブ作成処理

オペレーション名

ジョブ作成

機能概要

ジョブ作成(Creating a New Job)のリクエストを発行します。
作成したジョブの情報は、コンポーネント変数より取得することができます。

本コンポーネントはBulk APIの最小単位のオペレーションを実現する機能となります。
ジョブ作成、バッチ作成、バッチ結果の取得、ジョブのクローズまで一括で行う[Bulkデータ書き込み(INSERT)]などの機能を使用する場合であれば、一般的に本コンポーネントを使用する必要はありません。

本オペレーションが使用するAPI仕様については、グローバルリソースで選択したバージョンのAPIドキュメントを以下のリンク先ページより参照してください。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
テーブル名 必須 使用不可 Salesforceのテーブル名を選択します。  
同時実行モード 必須 使用不可 ジョブの同時実行モードを選択します。
  • [並列]:(デフォルト)
    並列モードでジョブを作成します。
  • [順次]:
    順次モードでジョブを作成します。
  • 並列処理を行うと、データベースの競合が生じる可能性があります。競合が激しいと、読み込みが失敗することがあります。
    順次モードを使用すれば、バッチは1つずつ確実に処理されます。ただし、このオプションを使用すると、読み込みの処理時間が大幅に増える場合があります。
オペレーション種類 必須 使用不可 ジョブのオペレーション種類を選択します。
  • [INSERT]:(デフォルト)
    挿入のジョブを作成します。
  • [UPDATE]:
    更新のジョブを作成します。
  • [UPSERT]:
    更新/挿入のジョブを作成します。
  • [DELETE]:
    削除のジョブを作成します。
 
外部ID項目 省略可 使用不可 外部ID項目を選択します。
  • [オペレーション種類]で「UPSERT」を選択した場合、有効になります。
物理削除(HardDelete) 必須 使用不可 物理削除(HardDelete)を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    オペレーション種類をHardDeleteとして実行します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    オペレーション種類をDeleteとして実行します。
  • API 23.0以降で指定可能です。
  • [オペレーション種類]で「DELETE」を選択した場合、有効になります。
  • チェックありとした場合、削除されたレコードはごみ箱に保存されません。代わりに、即座に削除の対象となります。
    この操作の権限である「Bulk API の物理削除」は、デフォルトでは無効になっており、システム管理者によって有効にする必要があります。
    物理削除を行うには、Salesforce ユーザライセンスが必要です。
オプション設定
プロパティアクション
項目名 説明 備考
テーブル情報の表示 操作を行っているオブジェクトのテーブル構造を確認できます。
テーブル構造の参照方法については、「テーブル情報の表示」を参照してください。
  • 他のオブジェクトのテーブル構造を確認したい場合、[全テーブル情報の読み込み]をクリックしてください。
全テーブル情報の読み込み 取得可能なすべてのテーブル構造を取得します。
実行後に、[テーブル情報の表示]から取得した内容を確認することができます。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

ありません。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
job_id 作成したジョブのIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
object 作成したジョブのオブジェクトAPI名が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
external_id_field_name 作成したジョブの外部ID項目API名が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
content_type 作成したジョブのコンテンツタイプが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
concurrency_mode 作成したジョブの同時実行モードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
state 作成したジョブの状況が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation 作成したジョブのオペレーション種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
created_by_id 作成したジョブの作成者IDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
created_date 作成したジョブの作成時刻が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
system_modstamp 作成したジョブのシステム時刻が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
server_url ログイン後のエンドポイントURLが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
session_id セッションIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation_api_exception_code APIエラー発生時、発生したエラーのExceptionCodeが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • APIエラー以外のエラー発生時は、値が格納されません。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。

テーブル情報の表示

Salesforceのテーブルに対する操作可能な処理、およびテーブルのフィールド属性を確認することができます。
また、フィールド情報については、印刷することも可能です。



画像内の番号 名称 説明 備考
(1) テーブル名 テーブル構造の表示を行うテーブルを選択します。  
(2) テーブル情報 選択したテーブルに対する、操作可能なオペレーションを表示します。  
(3) 桁数 項目の桁数を表示します。  
(4) 外部ID 対象項目が外部IDとして設定されているか否かを表します。  
(5) 追加可能 データ追加時に値を設定することが可能か否かを表します。  
(6) 更新可能 データ更新時に値を設定することが可能か否かを表します。  
(7) Null許可 データ追加、更新時にNullが許容されるか否かを表します。  
(8) 初期値有無 データ追加時にSalesforceが初期値を自動設定するか否かを表します。  
(9) 参照先 参照関係または主従関係の項目の場合、参照先のオブジェクト名を表示します。  

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
java.net.UnknownHostException グローバルリソースで指定したPROXYサーバが見つからない例外です。 PROXYサーバの状態を確認して下さい。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Proxyホスト]を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException
connect timed out
Salesforceに接続中にタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Connectionタイムアウト(秒)]を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException
Read timed out
Salesforceに接続後、サーバからの応答までにタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト(秒)]を確認してください。
jp.co.headsol.salesforce.adapter.exception.SalesforceAdapterIllegalArgumentException SalesforceBulkアダプタのプロパティの設定値が不正です。 エラーメッセージを確認し、設定内容をご確認ください。
com.sforce.soap.partner.fault.LoginFault Salesforceへのログインに失敗しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.async.AsyncApiException SalesforceBulkアダプタにて実行したジョブまたはバッチにてエラーが発生しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。