Hyperファイル出力処理

オペレーション名

Hyperファイル出力

機能概要

入力データをHyperファイルまたはTDEファイルへ出力します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ファイル 必須 使用可 HyperファイルまたはTDEファイルのパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
  • すでに存在するファイルを指定した場合、そのファイルへの追加書き込みを行います。
列一覧 必須
-
列を指定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    列を追加します。
  • [上へ]:
    選択している列の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している列の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    列を削除します。
 
列一覧/列名 必須 使用可 [ファイル]に指定したファイルの列名を入力します。  
列一覧/型 必須 使用不可 [列名]の型を選択します。
  • [INTEGER (int)]:(デフォルト)
  • [DOUBLE (double)]:
  • [BOOLEAN (boolean)]:
  • [DATE (Date)]:
  • [DATETIME (Date)]:
  • [DURATION (BigDecimal)]:
  • [CHAR_STRING (String)]:
  • [UNICODE_STRING (String)]:
  • 「<Native型> (<内部データ型>)」形式で表示されます。
    • Native型:
      HyperファイルまたはTDEファイルに固有のデータ型です。
    • 内部データ型:
      DataSpider内部で使用しているデータ型です。
      詳細については、「内部データ型」を参照してください。
  • [DURATION (BigDecimal)]型の列には、期間を秒数で入力します。
    たとえば、1分2.34秒を入力したい場合、「62.34」を入力します。
    • 小数点以下4桁よりも小さな値は切り捨てられます。
      たとえば、「1.23456」は1.2345秒として扱われます。
列一覧/照合順序 必須 使用不可 [列名]の照合順序を選択します。
  • [BINARY]:(デフォルト)
  • [AR]:
  • [CS]:
  • [CS_CI]:
  • [CS_CI_AI]:
  • [DA]:
  • [DE]:
  • [EL]:
  • [EN_GB]:
  • [EN_US]:
  • [EN_US_CI]:
  • [ES]:
  • [ES_CI_AI]:
  • [ET]:
  • [FI]:
  • [FR_CA]:
  • [FR_FR]:
  • [FR_FR_CI_AI]:
  • [HE]:
  • [HU]:
  • [IS]:
  • [IT]:
  • [JA]:
  • [JA_JIS]:
  • [KO]:
  • [LT]:
  • [LV]:
  • [NL_NL]:
  • [NN]:
  • [PL]:
  • [PT_BR]:
  • [PT_BR_CI_AI]:
  • [PT_PT]:
  • [ROOT]:
  • [RU]:
  • [SL]:
  • [SV_FI]:
  • [SV_SE]:
  • [TR]:
  • [UK]:
  • [VI]:
  • [ZH_HANS_CN]:
  • [ZH_HANT_TW]:
  • [型]で以下の型以外を選択した場合、本プロパティの設定値に関わらず、照合順序は[BINARY]になります。
    • [CHAR_STRING (String)]
    • [UNICODE_STRING (String)]
  • TDEファイルを出力する場合、[EL][JA]は使用できません。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
列一覧の更新 [ファイル]で指定したファイルから列名・型・照合順序を取得して、[列一覧]に設定します。
  • 指定したファイルが存在しない場合、ファイルへ書き込みができない場合、または[ファイル]に変数が設定されている場合は無効になります。
列一覧の簡易設定(グローバルスキーマから読み込む) グローバルスキーマを選択すると、Hyperファイル出力処理の[列一覧]に設定されます。
  • グローバルスキーマの選択画面では、テーブルモデル型のグローバルスキーマが一覧に表示されます。
  • グローバルスキーマを読み込む際の、スキーマのカラムの型と[列一覧/型]との対応は以下の通りです。
    スキーマのカラムの型列一覧/型
    byteINTEGER (int)
    shortINTEGER (int)
    intINTEGER (int)
    longINTEGER (int)
    floatDOUBLE (double)
    doubleDOUBLE (double)
    BigDecimalDOUBLE (double)
    booleanBOOLEAN (boolean)
    StringUNICODE_STRING (String)
    DateDATETIME (Date)
    byte[]CHAR_STRING (String)
    変更の必要があれば、スキーマを読み込んだ後に列一覧/型を変更してください。
    スキーマのカラムの型については、「データ型」を参照してください。
  • 照合順序は読み込まれません。必要があれば、スキーマを読み込んだ後に設定してください。
トランザクション
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
トランザクション処理を行う 省略可 使用不可 トランザクション処理を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    トランザクション処理を行います。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    トランザクション処理を行いません。
詳細については、「ファイル系アダプタのトランザクション」を参照してください。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

[列一覧]の設定により、カラム数が異なります。
スキーマ構造については、「テーブルモデル型のスキーマ」を参照してください。

出力スキーマ

ありません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

トランザクション

トランザクションをサポートしています。

[トランザクション][トランザクション処理を行う]にチェックを入れた場合のみトランザクションは有効になります。

PSPでの使用について

PSPで使用できます。
PSPについては、「パラレルストリーミング処理」を参照してください。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count 書き込んだデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
result Tableau Data Extract APIでのエラー発生時、発生したエラーに対応するAPIの結果コードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

ログファイルについて

オペレーションの設定時や実行時に、Hyperファイル出力処理で使用しているTableau Extract APIのログがファイルへ出力されます。

出力先

$DATASPIDER_HOME/server/bin/DataExtract.log

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
Hyperファイル (*.hyper) またはTDEファイル (*.tde) を指定してください。
[ファイル]に入力されたパスがHyperファイルでもTDEファイルでもありません。 [ファイル]にはHyperファイル(*.hyper) またはTDEファイル (*.tde) を入力してください。
FileIsDirectoryException [ファイル]に入力されたパスがディレクトリです。 [ファイル]にはファイルパスを入力してください。
InvalidPropertyConfigurationException
列一覧が指定されていません。
[列一覧]が指定されていません。 [列一覧]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
列一覧の<行数>行目の列名が入力されていません。
[列一覧/列名]が入力されていません。 [列一覧/列名]を入力してください。
InvalidPropertyConfigurationException
列一覧の列数がHyperファイルの列数と異なります。
[列一覧]の列数がHyperファイルの列数と異なります。 [列一覧]には書き込み先Hyperファイルに設定されている列を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
列一覧の<行数>行目の列名がHyperファイルの列名と異なります。
[列一覧/列名]がHyperファイルの列名と異なります。 [列一覧/列名]には書き込み先Hyperファイルに設定されている列名を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
列一覧の<行数>行目の型がHyperファイルの型と異なります。
[列一覧/型]がHyperファイルの型と異なります。 [列一覧/型]には書き込み先Hyperファイルに設定されている型を指定してください。
ProhibitedOperationException
許可されていない操作:書き込み
[ファイル]に入力されたパスへ書き込むことができません。 [ファイル]に入力したパスへの書き込み権限を確認してください。
java.io.FileNotFoundException [ファイル]に入力されたパスへ書き込むことができません。 [ファイル]に入力したパスへのDataSpiderServer稼働OSでの書き込み権限を確認してください。
com.appresso.ds.dp.modules.adapter.tableau.extract.AccessException Tableau Extract APIでエラーが発生しました。 エラーメッセージやコンポーネント変数resultの値を確認してください。

注意事項