フォーム書き込み処理

オペレーション名

機能概要

データモデル

プロパティ

基本設定

必須設定

項目名	必須/省略可	変数の使用	説明	備考
接続先	必須	使用不可	グローバルリソースを選択します。 グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。 [追加]: 新規にグローバルリソースを追加します。 [一覧の編集]: 「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
フォーム名	必須	使用可	フォーム名を選択または入力します。	スクリプト変数を指定した場合、[フィールド定義]は設定されません。
フィールド定義	必須	-	[フォーム名]で指定したフォームのフィールド定義を表示します。
フィールド定義/フィールド名	必須	使用可	フォームのフィールド名を入力します。 デフォルトでは指定したフォーム内のフィールド名が設定されます。
フィールド定義/型	必須	使用不可	フィールドの型を選択します。 デフォルトでは指定したフォーム内のフィールドの型が設定されます。 [string] [datetime] [double]	型を変更した場合の動作については、「型変換の動作について」を参照してください。
更新方法	必須	使用不可	更新方法を選択します。 [挿入]:(デフォルト) [入力データ]を用いて、新規にデータを作成します。 [挿入/更新]: [入力データ]を用いて、データを更新します。 [削除]: [入力データ]を用いて、データを削除します。
フィールド設計式を使用する	省略可	使用不可	計算結果フィールド式やフィールド設計式を使用するかどうかを選択します。 [チェックあり]: データベースに設定された計算結果フィールド式またはフィールド設計式(「デフォルト式」または「入力変換式」)を実行します。 [チェックなし]:(デフォルト) データベースに設定された計算結果フィールド式またはフィールド設計式(「デフォルト式」または「入力変換式」)を実行しません。	フィールド設計式の「入力確認式」には対応していません。
区切り文字	省略可	使用可	複数値の区切り文字を入力します。	複数値の区切り文字を任意で指定することができます。 デフォルト値は「,」で、省略した場合は「,」が設定されます。 複数値は、フィールドの種類が「テキスト」の場合のみ取得できます。
キー設定	必須	使用不可	[更新方法]に[挿入/更新]または[削除]を指定した際に、[キー]を更新キーとして使用するかどうかを選択します。 [使用する]:(デフォルト) [使用しない]:	詳細については、「キー設定について」を参照してください。

書き込み設定

キー設定

コメント

スキーマ

入力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>ユニバーサルID</column>
    <column>Note ID</column>
    <column>フィールドのデータ</column>
    :
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>

出力スキーマ

Mapperでのスキーマ読み込み

トランザクション

PSPでの使用について

使用できるコンポーネント変数

型変換の動作について

キー設定について

• [キー設定]が[使用する]の場合
  
  

  入力データ	[挿入/更新]時の動作	[削除]時の動作
  「ユニバーサルID」が存在する	「ユニバーサルID」をキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、エラーになります。「Note ID」または[キー]で指定したキー値は無視されます。	「ユニバーサルID」をキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、エラーになります。「Note ID」または[キー]で指定したキー値は無視されます。
  「ユニバーサルID」が存在せず、「Note ID」が存在する	「Note ID」をキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、エラーになります。[キー]で指定したキー値は無視されます。	「Note ID」をキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、エラーになります。[キー]で指定したキー値は無視されます。
  「ユニバーサルID」および「Note ID」が存在しない	[キー]で指定されたフィールドをキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、入力データを挿入します。存在しないフィールドを指定した場合、エラーになります。	[キー]で指定されたフィールドをキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、削除を行いません。存在しないフィールドを指定した場合、エラーになります。
  「ユニバーサルID」および「Note ID」が存在せず、かつ[キー]が設定されていない	「フィールドのデータ」をキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、入力データを挿入します。 「フィールドのデータ」にnullが含まれた場合、キーとして不正とみなされ、エラーになります。	「フィールドのデータ」をキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、削除を行いません。 「フィールドのデータ」にnullが含まれた場合、キーとして不正とみなされ、エラーになります。

  • [キー]を複数指定した場合、AND条件になります。
  • [キー]に指定したフィールド名がデータベースに存在しない場合、すべての文書が書き込み対象となる場合があります。


• [キー設定]が[使用しない]の場合
  
  

  入力データ	[挿入/更新]時の動作	[削除]時の動作
  「ユニバーサルID」が存在する	「ユニバーサルID」をキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、エラーになります。「Note ID」は無視されます。	「ユニバーサルID」をキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、エラーになります。「Note ID」は無視されます。
  「ユニバーサルID」が存在しない	「Note ID」をキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、エラーになります。	「Note ID」をキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、エラーになります。
  「ユニバーサルID」および「Note ID」が存在しない	「フィールドのデータ」をキーとして検索し、一致した文書を更新します。一致しなかった場合、入力データを挿入します。 「フィールドのデータ」にnullが含まれた場合、キーとして不正とみなされ、エラーになります。	「フィールドのデータ」をキーとして検索し、一致した文書を削除します。一致しなかった場合、削除を行いません。 「フィールドのデータ」にnullが含まれた場合、キーとして不正とみなされ、エラーになります。

仕様制限

• 本アダプタからDominoサーバーのデータベースへアクセスする際のユーザーは、Notesクライアントで設定されているユーザー固定となります。
  また、ユーザーのパスワードが解除されている必要がありますので、Notesクライアントからパスワード解除を行ってください。
  Notesクライアントで設定されているユーザーの「パスワードクオリティスケール」はパスワードなしを許容する設定にしてください。


• 本アダプタの実行時には、Notesクライアントは起動しないようにしてください。


• フィールドの種類が「作成者」・「名前」・「読者」・「パスワード」・「式」のフィールドへの書き込みはサポートしていません。


• フィールドの種類が「テキスト」のデータについて
  • 入力データがnullまたは空文字の場合の動作は以下の通りです。
    
    

    [更新方法]	動作	入力データがnullの場合の結果	入力データが空文字の場合の結果
    [挿入]	挿入	nullを挿入	nullを挿入
    [挿入/更新]	挿入	nullを挿入	nullを挿入
    	更新	[null値が入力された場合にnull値で更新]の設定に依存	何もしない

  
  
  • フィールド内の複数値を[挿入/更新]または[削除]の[キー]として指定した場合、入力データの最初の値でキーマッチを行います。[挿入/更新]の場合は入力データで更新します。
    例:入力データの最初の値(「abc」)でキーマッチを行い、入力データ(「abc,あいう,123」)で更新
    
    

    更新前の文書のフィールド値
    123,abc

    ↓ 入力データ:「abc,あいう,123」(区切り文字は「,」)

    更新後の文書のフィールド値
    abc,あいう,123



• フィールドの種類が「テキスト」・「ダイアログリスト」・「チェックボックス」・「リストボックス」のデータについて
  • 複数値が設定されたフィールドに対して複数値のデータを書き込むことができます。
• フィールドの種類が「日付/時刻」のデータについて
  • 複数値が設定されたフィールドに対して複数値のデータを書き込むことができません。
  • nullまたは空文字はnullとして書き込まれます。
  • 西暦1年から99年までの日付データを書き込むことはできません。
    西暦1年から49年までは2001年から2049年、50年から99年までは1950年から1999年として書き込みます。
  • 時刻を省略したデータは、00時00分00秒000ミリ秒として書き込まれます。
  • ミリ秒の書き込みはサポートしていません。
  • 時刻のみのデータを書き込むことはできません。
• フィールドの種類が「数値」のデータについて
  • 複数値が設定されたフィールドに対して複数値のデータを書き込むことはできません。
  • nullまたは空文字はnullとして書き込まれます。
• フィールドの種類が「リッチテキスト」・「リッチテキストライト」のデータについて
  • HTML形式に変換後のリッチテキストデータ、添付ファイル、画像、OLEオブジェクトのプレビュー画像、添付ファイルのアイコン画像を書き込むことはできません。
  • テキストデータの書き込みを行った場合、フィールドの種類が「テキスト」として書き込まれます。
• [フォーム名]の表示名は、フォームの「名前」が表示されます。
  フォームに「別名」が設定されている場合は、最初の別名が表示されます。最後の別名を表示するには、プロパティファイルの設定を変更する必要があります。また、無題のフォームは表示できません。
  詳細については、以下の通りです。
  
  

  キー	配置場所	説明	備考
  notes.compat.220	$DATASPIDER_HOME/server/plugin/data_processing/share/classes/ lotusnotescommon.properties	true:(デフォルト) 「別名」が設定されていない場合はフォームの「名前」、設定されている場合は最初の別名を[フォーム名]に表示します。 名前 最初の別名 最後の別名 表示名 有 有 有 最初の別名 有 有 × 最初の別名 有 × × 名前 false: 「別名」が設定されていない場合はフォームの「名前」、設定されている場合は最後の別名を[フォーム名]に表示します。 名前 最初の別名 最後の別名 表示名 有 有 有 最後の別名 有 有 × 最初の別名 有 × × 名前	指定例:notes.compat.220=false



• 「フォームを文書に格納」オプションが有効に設定されているフォームへの書き込みについて
  • フォーム書き込み処理を実行して挿入した文書は、「フォームを文書に格納」オプションが無効の状態で挿入されます。
  • フォーム書き込み処理を実行して更新した文書は、更新先の文書の状態を保持します。
• 文書のフィールドが「表示用の計算結果」または「サブフォームの計算結果」である場合、そのフィールドは[フィールド定義]に表示されません。


• 本アダプタがサポートしているエンコードはShift_JISです。


• Domino Designerで削除したフィールドが[フィールド定義]に表示されることがあります。
  本動作はDomino Designerの「設計ペインの[フィールドと関数]に削除したフィールド名が表示されてしまう」問題と同一の事象となります。
  詳細については、IBM社に問い合わせてください。

主な例外