環境設定

DataSpiderメインフレーム接続サーバの導入について

DataSpiderメインフレームアダプタを使用するには、DataSpiderメインフレーム接続サーバをインストールする必要があります。以下で、DataSpiderメインフレーム接続サーバの動作環境とインストール方法について説明します。
DataSpiderメインフレーム接続サーバをDataSpiderServerと別筐体にインストールしてもメインフレームアダプタを使用することができます。

動作環境

DataSpiderメインフレーム接続サーバの稼働環境は以下の通りです。

Java実行環境

Java実行環境
バージョン Java2 SDK, Standard Edition 1.4〜1.5
Java2 Runtime Environment 1.4〜1.5
稼働確認済みバージョン Sun Microsystems J2SE/J2RE 1.4.1_02 〜 1.4.1_08
Sun Microsystems J2SE/J2RE 1.4.2 〜 1.4.2_08
Sun Microsystems J2SE/J2RE 1.5.0 〜 1.5.0_14
備考 DataSpiderメインフレーム接続サーバは、Java2 Runtime Environment(J2RE)v1.4.2_08を同梱しており、このJ2REにて稼働します。

Java実行環境には、そのインストールまたは使用について、いくつか問題・注意点が報告されています。
DataSpiderメインフレーム接続サーバもまた、それらの問題・注意点の影響を受ける可能性があります。
詳細については、「Java 2 SDK, Standard Edition リリースノート」(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/releasenotes-138306.html#142_08)を参照してください。

稼働確認済みOS

OS
条件 上記Java実行環境が提供されているOS
稼働確認済みOS Microsoft Windows XP Professional
Microsoft Windows Server 2003
Microsoft Windows Server 2008
Red Hat Linux
Fedora Core Linux
SuSE Linux
AIX 5
備考 UNIX(Linuxを含む)におけるKDE、GNOMEなどのウィンドウ環境でDataSpiderメインフレーム接続サーバやエミュレータを表示した場合、日本語の表示・入力はお使いのプラットフォーム環境に依存します。

対応接続方式

対応接続方式
接続方式 TELNET方式(TN3270/TN3270E/TN5250/TN6680/TN560)
EXTESコミュニケーションドライバ(EXTES C/D)v1.2, v2.x
条件 TELNET方式について
RFC1646/1647に準拠したTELNETサーバの下で幅広く使用することができます。以下は一般的に使用されているTELNETサーバの事例です。
1. メインフレーム上、各ベンダ提供のTCP/IP(TCP/IP for MVS, TISPなど)
2. 専用ハードウエアによるゲートウェイ(MTX1174 / 9434, CVE6600など)
3. Windows NTサーバ上のゲートウェイ(SNAサーバ, FNAサーバなど)
4. UNIX上のゲートウェイ(OCSIIなど)
5. チャネル接続機能とゲートウェイを搭載したルータ(Cisco7500+CIPなど)

日立メインフレームが対応しているTN560は、RFCの基準が低いため、LUの固定などができない場合があります。これは、TELNETサーバの機能に依存するもので、日立メインフレームとの間に別途TELNETサーバ(ゲートウェイ)を配置する場合はその限りではありません。

EXTES C/Dについて
EXTES C/Dの稼働環境は以下の通りです。
メインフレームOS 条件
富士通 MSP, XSP TISP V11L20 PTFC94021以上またはVTAM-G TISP
IBM MVS, OS/390 TCP/IP for MVS V3.0以上
日立 VOS3/FS, VOS3/AS XNF/TCP 04-02以上

稼働確認済みアプリケーションサーバ

J2EEアプリケーションサーバ
条件 J2EE1.3(JavaServlet2.2以上/JSP1.1以上)に準拠していること
稼働確認済み
アプリケーションサーバ
Apache Tomcat 4.1.x
IBM WebSphere 5.0/5.1
BEA WebLogic 6.1sp5/7.0/8.1
備考 DataSpiderメインフレーム接続サーバは、Apache Tomcat 4.1.31 Light distributionを同梱しており、このApache Tomcatにて稼働します。
J2EEアプリケーションサーバの不具合や仕様の差異、構築したアプリケーションサーバのモジュール依存関係、ほかのWebアプリケーション/EJBとの依存関係が、EXTES Xuras IntegratorやEXTES Xurasのアプリケーションのデプロイ方法、または実行・使用に影響をおよぼす可能性があります。
EXTES Xuras IntegratorやEXTES Xurasアプリケーションの稼働確認は、上記アプリケーションサーバの標準的な環境において、ほかのアプリケーションやモジュールとの依存関係に影響を受けない状態で行っています。

稼働確認済みブラウザ

ブラウザ(EXTES Xuras Integratorを使用する環境において)
条件 Java Plug-in(JRE)バージョン1.4、または、5.0、6.0が使用可能なブラウザ
JavaScriptが使用可能であること
CSS(Cascading Style Sheet)が使用可能であること
Cookieが使用可能であること
稼働確認済みブラウザ Microsoft Internet Explorer 5.5/6.0/7/8
Firefox 3.x(Windows環境)
備考 EXTES Xuras Integratorは、Internet Explorerでの使用を推奨しています。
Windows 7でEXTES Xuras Integratorを使用する場合は、Java Plug-in 5.0または6.0をインストールしてください。

Java Plug-inの確認方法 - Internet Explorer 8の場合


Internet Explorerのメニュー「ツール」-「インターネットオプション」を選択し、「インターネットオプション」ダイアログ画面を開きます。ダイアログの「詳細設定」タブにおいて、
という項目が存在し、チェックされていることを確認してください。

インターネットオプションダイアログ

インストール

使用するシステム環境にメインフレーム接続サーバをインストールする手順は以下の通りです。 なお、以下の説明において、メインフレーム接続サーバのインストールディレクトリを$MFCONNECT_SERVER_HOMEで表します。

Windows環境の場合

  1. DataSpiderインストーラに同梱されているメインフレーム接続サーバインストーラ(MAINFRAME_CONNECT_SERVER¥WIN¥SETUP.EXE)を起動します。
    セットアップウィザードの指示にしたがってインストールしてください。
    アイコングループ名にディレクトリ名に指定できない文字(「/」「¥」など)は使用しないでください。

  2. セットアップウィザード画面
    セットアップウィザード画面

  3. メインフレーム接続サーバライセンスファイル(xuras-license.xml)を、$MFCONNECT_SERVER_HOME¥confフォルダ下に配置してください。
    xuras-license.xmlはメインフレーム接続サーバの使用に必要となります。大切に保管してください。 また、許可なく複製または譲渡することを禁じます。

  4. インストールが完了すると、プログラムグループ「DataSpiderメインフレーム接続サーバ」が作成されます。

UNIX(Linuxを含む)環境の場合

  1. DataSpiderインストーラに同梱されているメインフレーム接続サーバインストーラファイル(MF_CONNECT_SERVER-2.5.6.TAR.GZ)を解凍してください。

    例:ユーザホームディレクトリにインストールする場合
     $ cd [Enter]
     $ tar xvzf /mnt/cdrom/MAINFRAME_ADAPTER/MAINFRAME_CONNECT_SERVER/UNIX/MF_CONNECT_SERVER-2.5.6.TAR.GZ [Enter]
    

    例:/usr/localにインストールする場合(root権限が必要)
     $ su [Enter]
     Password: パスワード [Enter]
     # cd /usr/local [Enter]
     # tar xvzf /mnt/cdrom/MAINFRAME_ADAPTER/MAINFRAME_CONNECT_SERVER/UNIX/MF_CONNECT_SERVER-2.5.6.TAR.GZ [Enter]
    

    解凍するとディレクトリ「MFConnectServer-2.5」が作成されます。

  2. メインフレーム接続サーバライセンスファイル(xuras-license.xml)を、$MFCONNECT_SERVER_HOME/confディレクトリに配置してください。

  3. xuras-license.xmlはメインフレーム接続サーバの使用に必要となります。大切に保管してください。また、許可なく複製または譲渡することを禁じます。