BIGLOBEクラウドホスティングのサーバを一括で停止したい

キーワード:クラウド,Cloud,BIGLOBE,クラウドホスティング
シナリオ一覧に戻る

概要

BIGLOBEクラウドホスティングのサーバを一括で停止したい場合、BIGLOBEクラウドホスティングアダプタのサーバ停止処理を使用します。
サーバ情報取得処理で接続先の全サーバ情報を取得し、サーバ停止処理の対象とすることが可能です。

サンプルプロジェクトの説明

BIGLOBEクラウドホスティングからサーバ情報取得処理で接続先の全サーバ情報を取得し、起動しているサーバをすべて停止します。

処理の流れ

サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
  1. サーバ情報取得処理」で接続先の全サーバ情報を取得します。
  2. 繰り返し(データ件数)処理」で以下の処理を1件ずつ繰り返します。
  3. マッピング処理」で「サーバ名」および「状態」をスクリプト変数に代入します。
  4. 条件分岐処理」でサーバの「状態」を判定します。
    1. 起動状態の場合、「サーバ停止処理」でサーバを停止します。
処理を実行すると、接続先の全サーバインスタンスが停止します。

ポイントとなる機能

名前 説明 ツールパレット上の場所
サーバ情報取得処理 接続先の全サーバの情報を取得します。 「クラウド」-「BIGLOBEクラウドホスティング」-「サーバ情報取得」
サーバ停止処理処理 指定したサーバを停止します。 「クラウド」-「BIGLOBEクラウドホスティング」-「サーバ停止」

処理のポイント

サーバ情報取得処理でサーバ名および状態を取得できます。
サーバ停止処理は対象とするサーバ名にスクリプト変数を使用可能なため、繰り返し処理と組み合わせることで全サーバを順次停止する処理が実現します。

サンプルプロジェクトの使用方法

上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。

サンプルプロジェクトファイル名 rl_reference_083.zip
  1. サンプルプロジェクトの展開
    サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_083.zip」を展開します。

  2. プロジェクトのアップロード
    「rl_reference_083.zip」を展開後に作成される「rl_reference_083プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
    DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_083プロジェクト」をアップロードしてください。

  3. グローバルリソースの設定
    コントロールパネルの[グローバルリソースの設定]から、[新しいグローバルリソースの追加]を選択し、BIGLOBEクラウドホスティングのグローバルリソースを追加します。
    グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。

スクリプトの作成手順

プロセスフローおよびデータフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
  1. サーバ情報取得処理で取得した接続先のサーバ情報をセットするため、スクリプト変数を作成します。

  2. デザイナのツールパレット「クラウド」-「BIGLOBEクラウドホスティング」-「サーバ情報取得」から、サーバ情報取得処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  3. デザイナのツールパレット「基本」-「フロー」-「繰り返し(データ件数)」から、繰り返し(データ件数)処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  4. デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  5. マッピング処理のMapperエディタを開き、スクリプト変数に値を代入する処理を作成します。

  6. デザイナのツールパレット「基本」-「フロー」-「条件分岐」から、条件分岐処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  7. デザイナのツールパレット「クラウド」-「BIGLOBEクラウドホスティング」-「サーバ停止」から、サーバ停止処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  8. スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。