ファイル名を動的に切り替えて出力したい

キーワード:メール,Mail,動的切り替え,ファイル,スクリプト変数
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概要

ファイル名を動的に切り替えて出力したい場合は、ファイル名にスクリプト変数を使用してファイルの書き込みを行います。

サンプルプロジェクトの説明

CSVファイルから抽出したメールアドレスをファイル名として、CSVファイルを出力します。

処理の流れ

サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
  1. CSVファイル読み取り処理」で入力ファイルを読み取ります。
  2. 繰り返し(データ件数)処理」で入力データの件数分、以下の処理を繰り返します。
  3. マッピング処理」でメールアドレスをスクリプト変数に格納し、入力データを出力データにマッピングします。
  4. CSVファイル書き込み処理」で出力ファイルに書き込みます。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「murata@localhost.csv」・「watanabe@localhost.csv」・「yamada@localhost.csv」を参照してください。

ポイントとなる機能

名前 説明 ツールパレット上の場所
CSVファイル書き込み処理 入力データをCSV(Comma Separated Value)形式、TSV(Tab Separated Values)形式などの形式のファイルに書き込みます。 「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」

処理のポイント

CSVファイル書き込み処理の[ファイル]にスクリプト変数を指定します。

サンプルプロジェクトの使用方法

上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。

サンプルプロジェクトファイル名 rl_reference_004.zip
  1. サンプルプロジェクトの展開
    サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_004.zip」を展開します。

  2. プロジェクトのアップロード
    「rl_reference_004.zip」を展開後に作成される「rl_reference_004プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
    DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_004プロジェクト」をアップロードしてください。

  3. サンプルデータの準備
    「rl_reference_004.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
    $DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。

スクリプトの作成手順

プロセスフローおよびデータフローは、「サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
  1. ファイル名として使用するスクリプト変数を作成します。

  2. デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  3. デザイナのツールパレット「基本」-「フロー」-「繰り返し(データ件数)」から、繰り返し(データ件数)処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  4. デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  5. デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。

  6. マッピング処理のMapperエディタを開き、メールアドレスをスクリプト変数に格納し、入力データを出力データにマッピングする処理を作成します。

  7. スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。