複数グループ登録/更新処理

オペレーション名

複数グループ登録/更新

機能概要

入力データを元にグループを登録/更新します。
また、指定したグループに所属させることができます。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXMLモデル型です。
入出力のスキーマについては、「スキーマ」を参照してください。

プロパティ

基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
キーの値と一致する行は更新 省略可 使用不可 [検索キー]が選択されている項目の入力データを条件として検索し、一致するアカウントが存在した場合に更新するかを選択します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    更新せずに入力データをMapperに渡します。
  • [チェックあり]:
    [更新対象]が選択されている項目の入力データで更新します。
 
検索キー/更新対象 必須 - 検索キーとする項目および更新対象とする項目を指定します。  
検索キー/更新対象/検索キー 省略可 使用不可 検索キーとする項目を選択します。
  • [チェックあり]:
    検索キーとします。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    検索キーとしません。
  • 入力データの該当項目と一致という条件になります。
  • 複数行を選択した場合は、AND条件になります。
検索キー/更新対象/更新対象 省略可 使用不可 更新対象とする項目を選択します。
  • [チェックあり]:
    更新対象とします。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    更新対象としません。
 
検索キー/更新対象/項目名(英字) 必須 使用不可 項目名(英字)が表示されます。  
検索キー/更新対象/項目名(日本語) 必須 使用不可 項目名(日本語)が表示されます。  
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

スキーマ定義

入力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<activedirectory>
<group>
  <cn></cn>
  <sAMAccountName></sAMAccountName>
  <groupType></groupType>
  <groupNameIncludedMember></groupNameIncludedMember>
  <description></description>
  <mail></mail>
  <info></info>
</group>
</activedirectory>
英字名 日本語名 備考
cn グループ名
  • グループ名は更新できないため、[更新対象]としては使用できません。
  • 設定できる文字列長は最大64文字です。
sAMAccountName グループ名(Windows2000以前)
  • 設定できる文字列長は最大256文字です。
groupType グループタイプ
groupNameIncludedMember 所属グループ名
  • 所属させたいグループ名を指定します。
  • 複数のグループを指定する場合は「,」(カンマ)で区切り、「""」(ダブルクォーテーション)で囲って設定します。
  • 「,」を区切り文字として使用するため、名称に「,」を含んだグループを指定することはできません。
  • [検索キー]としては使用できません。
description 説明  
mail 電子メール  
info メモ  

出力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<activedirectory>
<group>
  <cn></cn>
  <sAMAccountName></sAMAccountName>
  <groupType></groupType>
  <groupNameIncludedMember></groupNameIncludedMember>
  <description></description>
  <mail></mail>
  <info></info>
</group>
</activedirectory>
英字名 日本語名 備考
cn グループ名  
sAMAccountName グループ名(Windows2000以前)  
groupType グループタイプ
groupNameIncludedMember 所属グループ名  
description 説明  
mail 電子メール  
info メモ  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
register_count 登録したデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
update_count 更新したデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
skip_count 登録/更新しなかったデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Servistaのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

設定ごとの処理内容について

キーの値と
一致する行は
更新
検索キー 更新対象 一致する
データ
処理
更新しない 未選択 未選択/選択 あり/なし 設定されている入力データの全項目を登録します
更新しない 選択 未選択/選択 なし 設定されている入力データの全項目を登録します
更新しない 選択 未選択/選択 あり 登録/更新はせずに入力データをMapperに渡します
更新する 未選択 未選択/選択 あり/なし 設定されている入力データの全項目を登録します
更新する 選択 未選択 なし 設定されている入力データの全項目を登録します
更新する 選択 選択 なし 設定されている入力データの全項目を登録します
更新する 選択 選択 あり [更新対象]が選択されている項目を更新
対象の入力データが""の場合、設定値を削除します
更新する 選択 未選択 あり [更新対象]が未選択のため、何も更新されません

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
リソースの必須項目が指定されていません。
[接続先]に選択されたリソースの必須項目が指定されていません。 リソースの必須項目を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
必須項目が指定されていません。
必須項目が指定されていません。 必須項目を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
最大長を超えています。
入力した項目の文字列長が最大値を超えています。 設定できる文字列長以内の値を入力してください。
InvalidPropertyConfigurationException
設定値が不正です。グループタイプ
[グループタイプ]の値が不正です。 [グループタイプ]に正しい値を入力してください。
InvalidPropertyConfigurationException
設定値が不正です。グループ名(Windows2000以前)
[グループ名(Windows2000以前)]に以下の入力できない文字が入力されています。
「. , / \ [ ] : ; | = + * ? < > "」
[グループ名(Windows2000以前)]に正しい値を入力してください。
InvalidPropertyConfigurationException
グループ名は更新できません。
[検索キー]に一致するアカウントが既に登録されており、且つ[グループ名][更新対象]に指定されています。 設定内容を確認してください。
jp.synctrust.util.account.context.ContextException
一致するアカウントが既に存在するため、登録できません。
[グループ名]または[グループ名(Windows2000以前)]と一致するアカウントが既に登録されています。 設定内容を確認してください。
jp.synctrust.util.account.context.ContextException
エントリの修正に失敗しました。
[グループタイプ]を以下の内容で修正した場合に発生します。
  • 「ドメインローカル」から「グローバル」に修正
  • 「グローバル」から「ドメインローカル」に修正
原因の内容の修正はできないため、以下のいずれかの対策をしてください。
  • 入力データを修正する。
  • [検索キー/更新対象]のグループタイプの[更新対象]を未選択にする。
java.rmi.UnmarshalException $DATASPIDER_HOME/jre/lib/security/cacertsに証明書がインポートされていません。 $DATASPIDER_HOME/jre/lib/security/cacerts に証明書をインポートする必要があります。