トラブルシューティング
- Windows-31J(CP932)からの変換時の文字化け
- 不正なグローバルリソースの設定で接続テストが成功する
Windows-31J(Microsoft Code Page 932)では、重複して符号化されている文字が存在します。
これらの文字をDataSpider(内部的にはUnicodeで保持しています。)で別のエンコードに変換する際に、文字化けが発生する場合があります。
Windows-31JとShift_JIS間であれば、文字コンバータの「CP932からSJISに変換処理」「SJISからCP932に変換処理」を使用することで、特定の文字の文字化けを回避することができます。
「SJISからCP932に変換処理」および「CP932からSJISに変換処理」で変換できる特定の文字は以下の通りです。
文字 |
Shift_JISのコード位置 |
Shift_JISからUnicodeへのマッピング |
Windows31-JからUnicodeへのマッピング |
― |
0x815C |
0x2015 |
0x2014 |
〜 |
0x8160 |
0x301c |
0xff5e |
‖ |
0x8161 |
0x2016 |
0x2225 |
− |
0x817C |
0x2212 |
0xff0d |
¢ |
0x8191 |
0x00a2 |
0xffe0 |
£ |
0x8192 |
0x00a3 |
0xffe1 |
¬ |
0x81ca |
0x00ac |
0xffe2 |
重複コードの詳細については、Microsoftの技術情報のページ(http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP170559)を参照してください。
事象
メールアダプタやWebアダプタなどのネットワークを経由するアダプタで、グローバルリソースの設定が不正であっても[接続テスト]に成功する。
原因
DataSpiderServerが稼動する筐体にインストールされたウイルスチェックソフトが、アダプタの接続をグローバルリソースで設定した接続先に対してではなく、ウイルスチェックソフトが開いているポートに接続させているために発生します。
対処方法
ウィルスチェックソフトの監視対象から、アダプタで接続するポートを外してください。