条件判定による出力の切り替え

ロジック名

条件判定による出力の切り替え

機能

成立/不成立で出力を切り替えます。

データ型

場所
1番目の入力ハンドラ すべて
2番目の入力ハンドラ すべて
3番目の入力ハンドラ すべて
4番目の入力ハンドラ すべて
ロジックの出力 文字列
lightbulb詳細は「ロジックの仕様」を参照してください。

プロパティ

カテゴリ プロパティ 説明
条件 判定対象 判定対象を選択してください
条件 判定方法 条件の判定方法を選択してください
条件 判定基準 条件の判定基準を選択してください
条件 判定内容 条件の判定内容を選択してください
成立時 出力方法 成立時の出力方法を選択してください
成立時 出力内容 成立時の出力内容を選択してください
不成立時 出力方法 不成立時の出力方法を選択してください
不成立時 出力内容 不成立時の出力内容を選択してください
コメント コメント 仕様書にも設定したコメントが出力されます。変換処理には関係しません。

設定方法

このロジックは、入力ハンドラへのマッピングの順番を問いません。
どれかのハンドラにマッピングがつながっていれば、何番目の入力ハンドラの値を何に使用するかという情報はプロパティから設定します。
入力ハンドラは必要ない場合、全て使用しなくてもかまいません。

条件プロパティ

出力切り替えの条件を指定します。
判定対象 何番目の入力ハンドラの値を判定対象とするのかをリストから選択します。ロジックにコメントが付いていれば、リストにコメントも表示します。
判定方法 判定内容の指定方法をリストから選択します。
「指定した値との比較」を選択した場合「判定内容」プロパティが自由入力エリアになります。
「変数との比較」を選択した場合、「判定内容」プロパティが入力ハンドラにマッピングされたロジックのリストになります。ロジックにコメントが付いていれば、リストにコメントも表示します。
判定基準 判定基準をリストから選択します。
?と等しい, ?から始まる, ?で終わる, ?を含む の4つの中から適当なものを選択します。
ここで言う「?と」に当たる部分は、「判定内容」のことです。
判定内容 判定対象と比較する内容を指定します。
「判定方法」で「指定した値との比較」を選択した場合、自由入力で比較する内容の値を指定します。
「判定方法」で「変数との比較」を選択した場合、何番目の入力ハンドラの値を比較内容とするか、リストから選択します。

成立時・不成立時プロパティ

条件の成立時・不成立時に出力する値ををれぞれ指定します。
出力方法 出力値の指定方法をリストより選択します。
「指定した値を出力」を選択した場合、「出力内容」プロパティが自由入力エリアになります。
「変数を出力」を選択した場合、「出力内容」プロパティが入力ハンドラにマッピングされたロジックのリストになります。ロジックにコメントが付いていれば、リストにコメントも表示します。
出力内容 出力する値を指定します。
「出力方法」で「指定した値を出力」を選択した場合、自由入力で出力する内容の値を指定します。
「出力方法」で「変数を出力」を選択した場合、何番目の入力ハンドラの値を出力するか、リストから選択します。

判定対象に入力できるデータ型

判定対象に入力できるデータ型は以下の通りです。

マッピング例

在庫管理CSVファイルで「カテゴリというカラムの値が空(null)だった場合、"未分類"という文字列を挿入する、カラムの値が空(null)ではなかった場合は値をそのまま出力する」というマッピング例を示します。
入力ハンドラには以下のように値をマッピングします。この場合、ハンドラはひとつ余っています。
  1. カテゴリの値が空かどうかを判定する(条件>真偽>nullチェック でカテゴリをnullチェックした真偽値)
  2. 空どうかの判定の結果と比較する値(条件>真偽>真偽値定数 で指定した真の値)
  3. 空ではなかった場合に出力する値(カテゴリの値)
IFプロパティを以下のように設定します。
条件 判定対象 1. nullチェック
判定方法 変数との比較
判定基準 ?と等しい
判定内容 2. True
成立時 出力方法 指定した値を出力
出力内容 未分類
不成立時 出力方法 変数を出力
出力内容 3. カテゴリ


以上の設定にて、カテゴリをnullチェックした真偽値が真と等しい、という条件が成立した場合"未分類"と出力し、不成立時にはカテゴリの値がそのまま出力されます。
これにより、当初の目的「カテゴリというカラムの値がnullだった場合、"未分類"という文字列を挿入する、カラムの値がnullではなかった場合は値をそのまま出力する」という処理が実現できました。