XMLファイル書き込み処理

オペレーション名

XMLファイル書き込み

機能概要

入力データをXMLファイルに書き込みます。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。
入出力のスキーマについては「スキーマ」を参照してください。

プロパティ

基本設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  

必須設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
ファイル 必須 使用可 XML形式のファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
プロパティアクション
項目名 説明 補足
プレビュー プレビューアを起動して、[ファイル]で指定したファイルの内容を表示します。
  • 指定したファイルが存在しない場合、または[ファイル]に変数が設定されている場合は無効になります。
  • [エンコード]で指定したエンコードで表示されます。
  • ファイル内容の編集はできません。
  • プレビューアで表示できるファイルのサイズは1MBまでです。ファイルサイズが1MBを超える場合、ファイルの先頭から1MB分が表示されます。

書き込み設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
エンコード 必須 使用可 書き込むファイルのエンコードを選択または入力します。

入力する場合は、J2SE Development Kit 5.0でサポートされているエンコードを指定することができます。
デフォルト値は以下の通りです。
  • Windowsの場合:
    Shift_JIS
  • UNIXの場合:
    EUC-JP
上書き 省略可 使用不可 指定したファイルが存在する場合、上書きを許可するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    許可します。
  • [チェックなし]:
    許可しません。すでにファイルが存在した場合はエラーとなります。
 
インデント 省略可 使用不可 インデントを行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    インデントを行います。
  • [チェックなし]:
    インデントを行いません。
 

出力タイプ

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
タイプ 必須 使用不可 出力するファイル形式を選択します。
  • [XML]:(デフォルト)
  • [HTML]:
  • [XHTML]:
 
DTDを指定 省略可 使用不可 DTDを指定するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    DTDを指定します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    DTDを指定しません。
  • [タイプ][XHTML]を選択した場合には、チェックを入れた状態になり編集できません。
公開識別子 省略可 使用可 公開識別子を入力します。
  • [タイプ][XML]を選択、[DTDを指定]にチェックを入れた場合、有効になります。
システム識別子 必須 使用可 システム識別子を入力します。
  • [タイプ][XML]を選択、[DTDを指定]にチェックを入れた場合、有効になります。
DTDを上書きする 省略可 使用不可 DTDを上書きするかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    DTDを上書きします。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    DTDを上書きしません。
  • [タイプ][XML]を選択、[DTDを指定]にチェックを入れた場合、有効になります。
DTD 省略可 使用不可 DTDを選択します。
  • [タイプ][HTML]を選択した場合
    • [HTML 4.0.1 Strict DTD]:
    • [HTML 4.0.1 Transitional DTD]:
    • [HTML 4.0.1 Frameset DTD]:
  • [タイプ][XHTML]を選択した場合
    • [XHTML 1.0 Strict DTD]:
    • [XHTML 1.0 Transitional DTD]:
    • [XHTML 1.0 Frameset DTD]:
  • [タイプ][HTML]または[XHTML]を選択、[DTDを指定]にチェックを入れた場合、有効になります。

トランザクション

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
トランザクション処理を行う 必須 使用不可 トランザクション処理を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    トランザクション処理を行います。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    トランザクション処理を行いません。
詳細は「ファイル系アダプタのトランザクション」を参照してください。
 

コメント

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

XMLの処理内容によってスキーマは異なります。

Mapperでのスキーマ読み込み

入出力スキーマは手動で読み込む必要があります。
書き込みを行うデータのスキーマを指定してください。

トランザクション

トランザクションはサポートしています。

[トランザクション][トランザクション処理を行う]にチェックを入れた場合のみトランザクションは有効になります。

使用できるコンポーネント変数

変数名 説明
error_type エラーが発生したときに、エラーの種類を返します。
java.io.FileNotFoundExceptionというような形式で返されます。
エラーが発生しなかった時にはnullを返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。
error_message エラーが発生したときのエラーメッセージを返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。
error_trace エラーが発生したときのトレース情報を返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
FileIsDirectoryException [ファイル]に入力されたパスがディレクトリです。 [ファイル]にはファイルパスを入力してください。
FileAlreadyExistedException [ファイル]に指定されたファイルが既に存在します。 [ファイル]のファイル名を変更する、または[書き込み設定][上書き]にチェックを入れてください。
FileIsLockedException [ファイル]に指定されたファイルがロックされています。 エクスプローラやCLIからロックの解除を行ってください。
java.io.FileNotFoundException
別のプロセスが使用中です。
[ファイル]に指定されたファイルが別のプロセスによって使用されています。 別のプロセスで使用されていないかを確認してください。
java.io.UnsupportedEncodingException [エンコード]にサポートされていないエンコードが指定されています。 サポートされているエンコードを指定してください。