HTMLビルダー 操作ガイド
変数の使用方法
以下の表記により、DataSpiderにて使用される変数に対する参照をVelocityコンテキストに渡すことができます。
表記
説明
$script.スクリプト変数名
[スクリプト変数名]で示されるスクリプト変数の文字列表現を返します。
$property.処理コンポーネント名.コンポーネント変数名
[処理コンポーネント名]と[コンポーネント変数名]で示されるコンポーネント変数の文字列表現を返します。
DataSpiderにて使用される変数の詳細については、「
変数
」を参照してください。
コンポーネント変数
コンポーネント変数とは、各コンポーネントで取得できる変数です。
アダプタの結果を用いて、後続の処理を切り替えたい時に使用します。
取得できる値はコンポーネントによって異なりますので、各アダプタのマニュアルを参照してください。
(アダプタを選択してF1キーを押下することで参照できます。)
HTMLビルダー編集画面では、Velocityテンプレートに対して「コンポーネント変数の挿入」や「コンポーネント変数を対象とした条件分岐処理の挿入」を行うことができます。
コンポーネント変数の挿入
コンポーネント変数の挿入方法には、以下の2つがあります。
入力元ツリーから挿入する
入力元の「コンポーネント変数」ツリーから挿入するコンポーネント変数を選択し、テンプレートエリアにドラッグ&ドロップします。
表示されたダイアログから「コンポーネント変数の挿入」メニューを選択します。
右クリックメニューから挿入する
テンプレートエリアの右クリックメニューから「コンポーネント変数の挿入」を選択します。
表示されたダイアログの「コンポーネント変数」から挿入する変数を選択して
[完了]
ボタンを押下します。
コンポーネント変数を用いた条件分岐処理の挿入
コンポーネント変数を対象とした条件分岐処理の挿入方法には、以下の2つがあります。
入力元ツリーから挿入する
入力元の「コンポーネント変数」ツリーから条件分岐処理の対象とするコンポーネント変数をテンプレートエリアにドラッグ&ドロップします。
表示されたダイアログから「条件分岐処理の挿入」メニューを選択します。
ツールパレットから挿入する
ツールパレットの「ロジック」ツリーから「条件分岐処理の挿入」を選択し、テンプレートエリアにドラッグ&ドロップします。
表示されたダイアログの「対象変数/データ」から条件分岐処理の対象とするコンポーネント変数を選択して
[完了]
ボタンを押下します。
右クリックメニューから挿入する
テンプレートエリアの右クリックメニューから「条件分岐処理の挿入」を選択します。
表示されたダイアログの「対象変数/データ」から条件分岐処理の対象となるコンポーネント変数を選択して
[完了]
ボタンを押下します。
スクリプト変数
スクリプト変数とは、デザイナで作成可能な変数です。
データを一時的に格納し、後続の処理で使いたい時に使用します。
HTMLビルダー編集画面では、Velocityテンプレートに対して「スクリプト変数の挿入」や「スクリプト変数を対象とした条件分岐処理の挿入」を行うことができます。
スクリプト変数の挿入
スクリプト変数の挿入方法には、以下の2つがあります。
入力元ツリーから挿入する
入力元の「スクリプト変数」ツリーから挿入するスクリプト変数を選択し、テンプレートエリアにドラッグ&ドロップします。
表示されたダイアログから「スクリプト変数の挿入」メニューを選択します。
右クリックメニューから挿入する
テンプレートエリアの右クリックメニューから「スクリプト変数の挿入」を選択します。
表示されたダイアログの「スクリプト変数」から挿入する変数を選択して
[完了]
ボタンを押下します。
スクリプト変数を用いた条件分岐処理の挿入
スクリプト変数を対象とした条件分岐処理の挿入方法には、以下の3つがあります。
入力元ツリーから挿入する
入力元の「スクリプト変数」ツリーから条件分岐処理の対象とするスクリプト変数をテンプレートエリアにドラッグ&ドロップします。
表示されたダイアログから「条件分岐処理の挿入」メニューを選択します。
ツールパレットから挿入する
ツールパレットの「ロジック」ツリーから「条件分岐処理の挿入」を選択し、テンプレートエリアにドラッグ&ドロップします。
表示されたダイアログの「対象変数/データ」から条件分岐処理の対象とするスクリプト変数を選択して
[完了]
ボタンを押下します。
右クリックメニューから挿入する
テンプレートエリアの右クリックメニューから「条件分岐処理の挿入」を選択します。
表示されたダイアログの「対象変数/データ」から条件分岐処理の対象となるスクリプト変数を選択して
[完了]
ボタンを押下します。
仕様制限
半角記号を含む変数名
以下の半角文字(記号)を含む変数名は使用できません。
! #$%&'()*+,./:;<=>?@[]^`{|}~「」・"\ー
また、:(半角コロン)で始まるスクリプト変数を入力元ツリーから挿入した場合、半角コロンを除いた名前で挿入されます。
注意事項
{}で囲む変数表記
Velocityテンプレート言語では{}で囲む形式的表記(例:${var} $!{var})が可能ですが、これらの表記は「
DataSpiderの変数使用
」と見なされVelocity実行前に展開されます。 したがって、HTMLビルダーのVelocityテンプレートにおいて、${script.スクリプト変数名}や${property.処理コンポーネント名.コンポーネント変数名}と表記することはできません。
直後に文字列を表示させるなど、スクリプト変数・コンポーネント変数に対して{}で囲む表記が必要な場合は、DataSpiderの変数を利用してください。
例:合計${script.スクリプト変数名}件 → 合計${スクリプト変数名}件
2バイト文字を含む変数名
Velocityテンプレート言語では2バイト文字を含む変数名を使用できませんが、HTMLビルダーにおいては、変数名に関して2バイト文字を使用することができます。
存在しない変数名
存在しないスクリプト変数名を指定した場合、当該スクリプトのコンパイル時にエラーが発生します。一方、存在しないコンポーネント変数名を指定した場合、コンパイル時エラーとはならず、文字列「null」が出力されます。