HTMLビルダー 操作ガイド

スキーマ編集

アダプタのスキーマについて

アダプタには、HTMLビルダーで使用する入力データのスキーマを自動生成するアダプタと、手動で設定するアダプタがあります。

スキーマを自動生成するアダプタ

主にテーブルモデル型のアダプタです。
アダプタのプロパティ設定により、適切なスキーマを自動生成します。
プロパティの変更時にも、自動でスキーマの変更を行うため、手動で変更する必要はありません。
そのため、スキーマは編集できないようになっています。

スキーマを手動で設定しなければならないアダプタ

主にXML型のアダプタです。
HTMLビルダーの入力元画面でスキーマの設定を行わなければ、テンプレートエリア内の入力支援機能でスキーマを使用することができません。
編集はスキーマ上の右クリックメニュー[スキーマの読み込み]または[ルート要素の追加]から行います。
スキーマの読み込みやルート要素の追加を行った後、必要に応じてスキーマの編集を行ってください。

読み込みメニュー

  1. 入力データを右クリックし、メニューより[スキーマの読み込み]を選択します。



  2. 構造の読み込みをします。
    コンポーネント、XMLファイル、スキーマファイルからの選択が可能です。



    読み込み方法 説明 補足
    コンポーネントから選択 選択したコンポーネントの出力スキーマを設定します。
    • 出力スキーマを保持するコンポーネントのみ選択できます。
      (例:CSVファイル読み取り、XMLファイル読み取り)
    • 入力スキーマと出力スキーマを保持するコンポーネントを選択した場合は出力スキーマを読み込みます。
      (例:Mapper)
    XMLファイルから読み込み 指定したXMLファイルを基にスキーマを設定します。

    [参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
    スキーマファイルから読み込み 指定したDTDファイルを基にスキーマを設定します。

    [参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
    • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
    • パス区切り文字「/」以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。

  3. スキーマが設定されます。

ルート要素追加メニュー

編集メニュー

ルート要素の右クリックメニュー

ルート要素以外の右クリックメニュー

各メニューの説明

項目名 説明 補足
編集 要素名、インデックス、コメントの編集を行います。  
追加
  • 子要素
    子要素の追加を行います。
  • 属性
    属性の追加を行います。
  • 名前空間宣言
    名前空間宣言の追加を行います。
 
複製
  • 同等
    同一の階層に全く同じ要素の追加を行います。
    複製後、適切に編集してください。
  • 最初(次)の位置指定つき(述語に設定)
    自動的に述語に位置指定を行い、要素の追加を行います。
    述語が設定されていない場合は、[最初の位置指定付き(述語に設定)]が表示されます。
    述語が設定されている場合は、[次の位置指定付き(述語に設定)]が表示されます。
  • ルート要素では表示されません。
切り取り スキーマの切り取りを行います。  
コピー スキーマの切り取りを行います。  
貼り付け 切り取りした、またはコピーしたスキーマを貼り付けを行います。  
削除 スキーマの削除を行います。  

インデックス(述語)とは

入力スキーマの要素では、「要素名」「コメント」だけではなく「インデックス(述語)」も指定することができます。
「インデックス(述語)」とはXMLの各ノードをXPath式によって指定する時に使われるものです。
例えばtable/row/column要素のインデックスに「2」と指定した場合、row要素内の2番目のcolumn要素が指定されたことになります。
XPath式を用いることにより、様々な条件を書くことができ非常に柔軟に要素を指定することができるようになります。
詳細については、「XPathの仕様」(http://www.w3.org/TR/xpath)を参照してください。