ファイルシステムの書き込み処理

オペレーション名

ファイルシステム書き込み

機能概要

入力データからファイルやディレクトリを作成または更新します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。
入出力のスキーマについては「スキーマ」を参照してください。

プロパティ

基本設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  

必須設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
ディレクトリ 必須 使用可 書き込みを行うディレクトリを入力します。

[参照]ボタンを押下するとディレクトリチューザが起動し、ディレクトリの選択ができます。
  • 入力データのpathが相対パスの場合には、[ディレクトリ]からの相対パスになります。
  • 入力データのpathが絶対パスの場合には、入力データのファイルパスが優先されます。
  • ファイルパスはDataSpiderファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpiderファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。

互換性

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
1.5形式のデータを使用 省略可 使用不可 結果データのスキーマの形式を選択します。
  • [チェックあり]:
    DataSpider 1.5形式のスキーマで結果データを作成します。
    出力スキーマについては「1.5形式のスキーマ」を参照してください。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    DataSpider Servista 2.0以降のスキーマで結果データを作成します。
 
[互換性]タブは、マイグレーション・キットをインストールした場合のみ表示されます。
マイグレーションの懸念事項については、「マイグレーション制限事項および注意事項」を参照してください。
1.5形式のスキーマ
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<filesystem>
  <directory name="">
    <directory name="">
      <directory name="">
        <directory name=""/>
        <file base64encode="" name=""/>
      </directory>
      <file base64encode="" name=""/>
    </directory>
    <file base64encode="" name=""/>
  </directory>
  <file base64encode="" name=""/>
</filesystem>

コメント

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<table>
  <row>
    <column>filetype</column>
    <column>path</column>
    <column>name</column>
    <column>data</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
ファイルまたはディレクトリ単位で1つのrowを出力します。
列名 必須/省略可 説明 補足
filetype 必須 取得したファイルまたはディレクトリのファイルタイプを出力します。
  • [file]:ファイル
  • [directory]:ディレクトリ
 
path 必須 取得したファイルまたはディレクトリの絶対パスを出力します。  
name 省略可 取得したファイルまたはディレクトリの名前を出力します。  
data 省略可 取得したファイルの内容をBase64形式で出力します。
  • ディレクトリの場合には出力されません。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

使用できるコンポーネント変数

変数名 説明
count 書き込んだファイルまたはディレクトリ数が返ります。処理が失敗した場合にはnullが返ります。
error_type エラーが発生したときに、エラーの種類を返します。
java.io.FileNotFoundExceptionというような形式で返されます。
エラーが発生しなかった時にはnullを返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。
error_message エラーが発生したときのエラーメッセージを返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。
error_trace エラーが発生したときのトレース情報を返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。

主な例外

例外名 原因 対策
InputDataNotFoundException [入力データ]が指定されていません。 [入力データ]を指定する、またはデータフローを引いてください。
InvalidPropertyConfigurationException [ディレクトリ]が入力されていません。 [ディレクトリ]を入力してください。
InvalidFileTypeException [入力データ]filetype[file]または[directory]ではありません。 [入力データ]filetype[file]または[directory]を指定してください。
FileIsNotDirectoryException [ディレクトリ]に入力されたパスがファイルです。 [ディレクトリ]にはディレクトリパスを入力してください。
PathIsNotAbsoluteException [ディレクトリ]に入力されたパスが相対パスです。 [ディレクトリ]には絶対パスを入力してください。
IllegalStateException
カラムが見つかりません。
[入力データ]からファイルタイプまたはファイルパスのカラム指定がありません。 [入力データ]を確認し、ファイルタイプまたはファイルパスのカラムを指定してください。