移動処理

オペレーション名

移動

機能概要

ファイルまたはディレクトリを移動します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。

プロパティ

基本設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  

必須設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
移動元 必須 使用可 移動するファイルまたはディレクトリのパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
移動先 必須 使用可 移動先のディレクトリのパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。

移動オプション

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
移動先に既にファイルが存在した場合にはエラー 省略可 使用不可 移動元に指定したファイルが移動先に存在した場合、エラーとするかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    エラーとします。
  • [チェックなし]:
    移動します。
  • 当オプションはファイルのみ対象です。移動先に指定したディレクトリが存在した場合は、FileExistsExceptionがスローされます。

コメント

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

使用できるコンポーネント変数

変数名 説明
success 処理が成功した場合にはtrue、失敗した場合にはfalseが返ります。
moveCount 移動した数が返ります。失敗した場合にはnullが返ります。
error_type エラーが発生したときに、エラーの種類を返します。
java.io.FileNotFoundExceptionというような形式で返されます。
エラーが発生しなかった時にはnullを返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。
error_message エラーが発生したときのエラーメッセージを返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。
error_trace エラーが発生したときのトレース情報を返します。
バージョンにより、内容が変わる可能性があります。

移動先のパスについて

[移動先]に指定したパスが存在しないディレクトリまたはファイルの場合、リネームして移動します。

例:以下の[移動先]に指定したsampleディレクトリは存在しないディレクトリとします。

[移動元]/data/before/test
[移動先]/data/after/sample

実行した結果データは「/data/after/sample」となり、このsampleディレクトリはtestディレクトリをリネームしたものとなります。
また、testディレクトリ内にディレクトリまたはファイルが存在した場合、全て移動されます。

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
FileExistsException 指定したファイルまたはディレクトリが移動先に存在します。 [移動元][移動先]のファイルまたはディレクトリを確認してください。
FileIsLockedException [ファイル]に指定されたファイルがロックされています。 エクスプローラやCLIからロックの解除を行ってください。
java.io.FileNotFoundException 指定したファイルまたはディレクトリが見つかりません。 [移動元][移動先]に指定したファイルまたはディレクトリを確認してください。
java.io.FileNotFoundException
別のプロセスが使用中です。
[ファイル]に指定されたファイルが別のプロセスによって使用されています。 別のプロセスで使用されていないかを確認してください。