SQL Server 2008 JDBCアダプタ制限事項

サポートバージョン
コンポーネントプール
サポートする型
接続に関する制限事項
テーブル読み取り処理に関する制限事項
検索系SQL実行処理に関する制限事項
テーブル書き込み処理に関する制限事項
更新系SQL実行処理に関する制限事項
ストアドプロシージャ実行処理に関する制限事項
ローダによる書き込み処理に関する制限事項
主な例外メッセージ
接続プロパティの設定

サポートバージョン

SQL Server

SQL Server 2008

コンポーネントプール

コンポーネントプールは使用できます。

サポートする型

本アダプタでサポートする型は以下の通りです。

型名	サポート	備考
BIGINT 型	○
INT 型	○
SMALLINT 型	○
TINYINT 型	○
BIT 型	○
NUMERIC 型	○
DECIMAL 型	○
MONEY 型	○
SMALLMONEY 型	○
FLOAT 型	○
REAL 型	○
TIME 型	×
DATE 型	×
SMALLDATETIME 型	○
DATETIME 型	△
DATETIME2 型	×
DATETIMEOFFSET 型	×
CHAR 型	△
VARCHAR 型	○
NCHAR 型	○
NVARCHAR 型	○
TEXT 型	○
NTEXT 型	○
BINARY 型	△
VARBINARY 型	△
IMAGE 型	○
VARCHAR(MAX) 型	○
NVARCHAR(MAX) 型	○
VARBINARY(MAX) 型	△
XML 型	△
SQL_VARIANT 型	×
UNIQUEIDENTIFIER 型	×

○:サポートします。
△:サポートしますが、制限事項があります。
×:サポートしません。

接続に関する制限事項

下記の文字が含まれるデータベース名のデータベースを指定することはできません。下記の文字以外にもデータベース名に含めると接続できなくなる場合があります。詳細はデータベースベンダーにお問い合わせください。

文字 - % & ( ) = [ ] { } ' ^ ;

文字	-	%	&	(	)	=	[	]	{	}	'	^	;

テーブル読み取り処理に関する制限事項

テーブル一覧の表示について
- dbo スキーマ以外のスキーマに存在しているテーブルは、<スキーマ名>.<テーブル名> と表示されます。

テーブル名が引用符で囲われた状態でもテーブル名の大文字小文字は区別しません。

検索系SQL実行処理に関する制限事項

特にありません。

テーブル書き込み処理に関する制限事項

テーブル一覧の表示について
- dbo スキーマ以外のスキーマに存在しているテーブルは、<スキーマ名>.<テーブル名> と表示されます。

DATETIME型

ミリ秒を指定してデータを挿入する場合、ミリ秒の単位の値が丸められます。値は .000、.003、または .007 秒の単位になるように丸められます。
この動作は、SQL Server 2008の仕様となります。詳細については、「SQL Server 2008オンラインブック」の「Transact-SQL リファレンス」-「datetime 型と smalldatetime 型」を参照してください。

例	丸められた結果
01/01/98 23:59:59.999	1998-01-02 00:00:00.000
01/01/98 23:59:59.995、01/01/98 23:59:59.996、01/01/98 23:59:59.997 または01/01/98 23:59:59.998	1998-01-01 23:59:59.997
01/01/98 23:59:59.992, 01/01/98 23:59:59.993, 01/01/98 23:59:59.994	1998-01-01-23:59:59.993
01/01/98 23:59:59.990 または 01/01/98 23:59:59.991	1998-01-01 23:59:59.990

CHAR型
- 4000バイトを超える文字列は書き込むことができません。

テーブル名が引用符で囲われた状態でもテーブル名の大文字小文字は区別しません。

更新系SQL実行処理に関する制限事項

DATETIME型

ミリ秒を指定してデータを挿入する場合、ミリ秒の単位の値が丸められます。値は .000、.003、または .007 秒の単位になるように丸められます。
この動作は、SQL Server 2008の仕様となります。詳細については、「SQL Server 2008オンラインブック」の「Transact-SQL リファレンス」-「datetime 型と smalldatetime 型」を参照してください。

例	丸められた結果
01/01/98 23:59:59.999	1998-01-02 00:00:00.000
01/01/98 23:59:59.995、01/01/98 23:59:59.996、01/01/98 23:59:59.997 または01/01/98 23:59:59.998	1998-01-01 23:59:59.997
01/01/98 23:59:59.992, 01/01/98 23:59:59.993, 01/01/98 23:59:59.994	1998-01-01-23:59:59.993
01/01/98 23:59:59.990 または 01/01/98 23:59:59.991	1998-01-01 23:59:59.990

CHAR型
- 4000バイトを超える文字列は書き込むことができません。

ストアドプロシージャ実行処理に関する制限事項

XML型
- プロシージャの引数にXML型が含まれている場合、実行できません。

SQL_VARIANT型
- プロシージャの引数にSQL_VARIANT型が含まれている場合、実行できません。

UNIQUEIDENTIFIER型
- プロシージャの引数にUNIQUEIDENTIFIER型が含まれている場合、実行できません。

名前を引用符で囲う必要があるプロシージャは使用できない場合があります。

RETURN句の戻り値は取得できません。

出力パラメータを使用するプロシージャを指定した場合、入力パラメータ設定にも出力パラメータと同様のパラメータが表示され、入力データが必要になります。

ローダによる書き込み処理に関する制限事項

テーブル一覧の表示について
- dboスキーマ以外のスキーマに存在しているテーブルは、<スキーマ名>.<テーブル名>と表示されます。

DATETIME型

ミリ秒を指定してデータを挿入する場合、ミリ秒の単位の値が丸められます。値は「.000」、「.003」、または「.007」秒の単位になるように丸められます。
この動作は、SQL Server 2008の仕様となります。詳細については、「SQL Server 2008オンラインブック」の「Transact-SQL リファレンス」-「datetime 型と smalldatetime 型」を参照してください。

例	丸められた結果
01/01/98 23:59:59.999	1998-01-02 00:00:00.000
01/01/98 23:59:59.995、01/01/98 23:59:59.996、01/01/98 23:59:59.997 または01/01/98 23:59:59.998	1998-01-01 23:59:59.997
01/01/98 23:59:59.992, 01/01/98 23:59:59.993, 01/01/98 23:59:59.994	1998-01-01-23:59:59.993
01/01/98 23:59:59.990 または 01/01/98 23:59:59.991	1998-01-01 23:59:59.990

CHAR型
- 4000バイトを超える文字列は書き込むことができません。
BINARY型、VARBINARY型、VARBINARY(MAX)型
- データファイルに制御コードが含まれている場合、フォーマットファイルを指定する必要があります。

テーブル名が引用符で囲われた状態でもテーブル名の大文字小文字は区別しません。
[区切り文字]に全角文字を指定すると、SQL Serverの仕様として実行時エラーになります。

フォーマットファイルの記述方法について

SQL Server 2008 Books Onlineの「XML以外フォーマットファイルについて」および「XMLフォーマットファイルについて」を参照してください。

指定するファイルに関する注意事項

[データファイル]または[フォーマットファイル]に指定したファイルの参照権限がない場合、実行時に以下のエラーメッセージがXMLログに出力されます。
「ファイル "<ファイルパス>" を開けなかったので、一括読み込みできません。オペレーティングシステムエラーコード 5(アクセスが拒否されました。)」

SQL Serverインスタンスのサービスを実行しているアカウントを参照権限のあるアカウントに変更してください。

クライアントツールについて

DataSpiderServerがインストールされているホストにSQLServerクライアント(管理ツール)が必要になります。

サポートクライアントバージョン

2008(Windows)

主な例外メッセージ

例外名	メッセージ	原因/対策
java.sql.SQLException	[Microsoft][SQLServer 2008 Driver for JDBC][SQLServer]ユーザー<ユーザ名>はログインできませんでした。]	SQL Server 2008のログインユーザ、もしくはパスワードが誤っています。
	[Microsoft][SQLServer 2008 Driver for JDBC][SQLServer]ログイン [database] で要求されたデータベースを開けません。ログインは失敗しました。]	指定したデータベース名が誤っている可能性があります。
	[Microsoft][SQLServer 2008 Driver for JDBC]Error establishing socket.]	SQL Server 2008に接続できませんでした。ホスト名、ネットワークを確認してください。
	[Microsoft][SQLServer 2008 Driver for JDBC][SQLServer]オブジェクト名 '<テーブル名>' が無効です。	指定したテーブルが存在していることを確認してください。
	[Microsoft][SQLServer 2008 Driver for JDBC][SQLServer]'<テーブル名>' 付近に不適切な構文があります。	テーブル名がTransact-SQLの標準識別子の規則に従っていない可能性があります。その場合、テーブル名を引用符で囲ってください。

接続プロパティの設定

接続プロパティは${dataspider.home}\server\plugin\data_processing\share\lib\classesにあるdb_sqlserver.propertiesファイルで設定できます。

プロパティ名	説明	補足
sendStringParametersAsUnicode	[true]: データがUnicodeとして送信されることを示します。 [false]: データベースの既定の照合順序でサーバに送信されます。Unicodeではない文字データのインデックス参照の際、Unicodeからの変換オーバーヘッドが発生しないのでパフォーマンスが向上します。	デフォルト値は「true」です。 ODBC接続ではこのプロパティは無効です。