条件分岐処理

オペレーション名

条件分岐

機能概要

条件分岐を行います。

条件分岐の構成

アイコン 名前 説明
条件分岐開始 条件分岐の開始です。
条件 条件を設定します。
ひとつの条件分岐処理で複数の[条件]を作成できます。
条件分岐終了 条件分岐の終了です。

プロパティ

基本設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  

必須設定

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
条件一覧 省略可
-
条件分岐の条件を指定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    条件を追加します。
  • [上へ]:
    選択している条件の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している条件の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    条件を削除します。
  • 条件の優先順位についてはこちらを参照してください。
条件一覧/条件 省略可 使用不可 条件を指定します。

指定した変数と固定値または変数との比較をすることができます。

  • 条件の種類
    • [変数と固定値の比較]:(デフォルト)
      変数と固定値とを比較する際に選択します。
    • [変数と変数の比較]:
      変数と変数とを比較する際に選択します。
  • 条件の内容
    条件として指定できる内容は、選択された変数の型によって次のようになります。
    • 整数型/10進数型の変数の場合
      • [指定された値と等しい間]:
      • [指定された値と等しくない間]:
      • [指定されたより小さい間]:
      • [指定されたより大きい間]:
      • [指定された以上の間]:
      • [指定された以下の間]:
    • 文字列型の変数の場合
      • [指定された値と等しい間]:
      • [指定された値と等しくない間]:
      • [指定された値から始まる間]:
      • [指定された値から始まらない間]:
      • [指定された値で終わる間]:
      • [指定された値で終わらない間]:
      • [指定された値を含む間]:
      • [指定された値を含まない間]:
    • 真偽値型の変数の場合
      • [指定された値と等しい間]:
      • [指定された値と等しくない間]:
  • 条件分岐処理で指定できる変数の型は以下の通りです。
    • 整数型
    • 10進数型
    • 文字列型
    • 真偽値型
条件式 省略可 使用不可 [条件]で指定した条件式が文字列で表示されます。  
プロパティアクション
項目名 説明 補足
[かつ]/[または] [かつ]または[または]を選択します。  
括弧の編集 括弧を使って条件の優先順位を指定します。  

コメント

項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

使用できるコンポーネント変数

特にありません。

条件の優先順位について

条件の優先順位は以下の通りです。

条件分岐の操作方法

条件分岐の作成

[条件]から、条件に合致したときに実行される処理へ、プロセスフローを引きます。

条件分岐の追加

[条件分岐開始]の右クリックメニューから[条件の追加]を選択し、条件を追加します。



条件分岐(1.5互換)の追加

[条件分岐開始]の右クリックメニューから[条件の追加(1.5互換)]を選択し、1.5と互換性を保った形式の条件を追加します。



本機能はマイグレーション・キット専用の機能です。

条件の判定順序の変更

[条件]の右クリックメニューから[判定順序を上げる]または[判定順序を下げる]を選択し、複数の条件の判定順序を変更します。[条件]上の丸数字が判定順序です。

条件に合致しない場合

[条件]で設定した条件に合致しない場合、[条件分岐開始]からフローが引かれた後続の処理が実行されます。
後続の処理が存在しない場合は、[条件分岐終了]に移ります。


上記例では条件に合致しない場合、待機処理は実行されずログ出力処理が実行されます。

主な例外

特にありません。

注意事項

サンプル

条件分岐処理を使用しスクリプト実行時刻の秒数が偶数時のみ[バッチ起動]を実行するスクリプトを作成します。

  1. 整数型のスクリプト変数[var]を作成してください。


  2. Mapperで以下のようにマッピングします。


  3. 条件分岐処理の以下のように設定します。


  4. デバッグ情報と実行ログから動作確認します。
    デバッグ情報 & 実行履歴 スクリプト実行時刻秒数 バッチ起動が実行されたか
    偶数 YES
    奇数 NO