Z_TO_DISPLAY関数

関数

Z_TO_DISPLAY{[DISPLAY],[SIGN],[POSITION],LENGTH,[DECIMAL]}

数字文字列から符号付数字(COBOL DISPLAY形式)に変換します。

入力値が「-0」の場合は、0として扱い、文字集合ASCII「0」または文字集合EBCDIC「{」を出力します。

出力するデータのゾーン符号は、関数の文字集合DISPLAY部に指定されたコードにより決定されます。文字集合がASCIIの場合は「3」、EBCDICの場合は「F」を出力します。

パラメータ

DISPLAY

文字集合部の文字コード種を指定します(省略可)。

A

: 文字集合をASCIIとして扱います。

E

: 文字集合をEBCDICとして扱います。

省略すると、ASCIIが設定されます。

SIGN

符号部の文字コードを指定します(省略可)。

A

: 符号部をASCIIとして扱います。

E

: 符号部をEBCDICとして扱います。

省略すると、EBCDICが設定されます。

POSITION

右端または左端の数値を符号付き数値として扱い、表付1.2にある値に一致するコードに置き換えます(省略可)。

L

: 左端の数字を符号付の数値として扱います。

T

: 右端の数字を符号付の数値として扱います。

省略すると、Tが設定されます。

LENGTH

出力サイズを指定します(省略不可)。

1~31までの数値を指定できます。

指定されたサイズが入力データのサイズより大きい場合、入力データをゼロ埋めしてから、引数に指定された値に従いDISPLAY形式に変換します。

DECIMAL

入力側の有効小数部桁数を指定します(省略可)。

0~9までの数値を指定します。

0は小数部なしとして扱います。省略すると、0が設定されます。

使用例

1. 文字集合:ASCII、符号部:EBCDIC、符号付数値(右端)、出力サイズ3、小数部桁数0の場合

図A.53 使用例(Z_TO_DISPLAY関数(1))

2. 文字集合:ASCII、符号部:EBCDIC、符号付数値(右端)、出力サイズ3、小数部桁数2の場合

図A.54 使用例(Z_TO_DISPLAY関数(2))