FORMAT_NUM関数

関数

FORMAT_NUM{SIZE[,SIGN[,DECIMAL]]}

指定された数値フォーマット(最小桁数、符号の扱い、小数部桁数)にしたがって、対象文字列を変換します。

対象文字列が数字文字列として扱えない場合はエラーとなります。なお、空文字は0として扱われます。

パラメータ

SIZE

出力する最小桁数を1~99で指定します(省略不可)。

指定した桁数よりも入力の桁数が少ない場合は、0でパディングされます。

指定した桁数よりも入力の桁数が多い場合は、すべての整数の位が出力されます。

なお、符号は桁数にカウントされます。

SIGN

符号の出力方法を指定します(省略可)。

指定する書式記号を次の表に示します。

表A.6 FORMAT_NUMに指定する書式記号

設定値

設定内容

空文字(省略値)

符号を出力しない

+-

符号を出力する

-

負符号だけ出力する

上記以外

エラー

DECIMAL

小数部の桁数0~9を指定します(省略可)。

0を指定すると、整数だけ出力されます。省略すると、0が設定されます。

指定した桁数よりも入力の小数の位の桁数が少ない場合は、0でパディングされます。

指定した桁数よりも入力の小数の位の桁数が多い場合は、設定した桁数に合わせて小数の位の桁数が四捨五入されます。

入出力の関係

入力データの項目タイプと出力データの項目タイプの関係を以下の表に示します。

表A.7 FORMAT_NUMの入出力

入力

出力

X

数字文字列

N

エラー

M

数字文字列

D

数字文字列

W

数字文字列

9(数字文字列)

数字文字列

I

エラー

使用例

FORMAT_NUM関数の例を以下の表に示します。

表A.8 FORMAT_NUMの変換例

入力

FORMAT_NUMの指定

結果

-1234.5678

FORMAT_NUM{5,+-,0}

-1235

-1234.5678

FORMAT_NUM{5,-,1}

-1234.6

-1234.5678

FORMAT_NUM{5,,2}

01234.57