関数の記述形式

関数の記述形式を次に示します。

関数名{第一引数,第二引数,...}

  • 複数の関数の行を指定して、関数の処理結果を次の関数に入力できます。これを関数の多段指定といいます。多段の最大数は10です。

    例)

    関数A{第一引数,第二引数,...}

    関数B{第一引数,第二引数,...}

    関数の多段指定を使用して、1回の変換で複数の関数を実行するときは、関数は上から順番に処理されます。関数の処理結果は、次の関数の入力(関数の処理対象となるデータ)として渡されます。

  • 引数に配列を使用する場合は「/(スラッシュ)」を使用します。

    例)

    /A/B/C/

  • 引数に「$DSTRXX」(「XX」は01~20)を指定すると、引数の値を動的に指定できます。

    「$DSTRXX」には、データ加工実行時に動的文字列として指定した値が設定されます。動的文字列は、画面からデータ加工する場合は動的文字列設定画面で、データ加工実行コマンドからデータ加工する場合は「-dstrXX」パラメータで指定します。なお、動的文字列の設定を省略すると、引数に空文字が設定されます。

  • 関数の終端を示す「}(終わりの中かっこ)」が存在しない場合は、NULL文字が関数の終端と判断されます。

  • 関数の終端を示す「}(終わりの中かっこ)」以降に入力された値は、すべて無視されます。

注意
  • 関数の予約記号「,(カンマ)」「{(始めの中かっこ)」「}(終わりの中かっこ)」、配列を使用した関数の「/(スラッシュ)」を引数として使用する場合は、「\(円)」でエスケープしてください。

    ただし、以下に示す場合には、「,(カンマ)」「{(始めの中かっこ)」「}(終わりの中かっこ)」を使用するときでもエスケープしないでください。エスケープすると、データ加工が正常に実行されません(なお、配列を使用した関数の「/(スラッシュ)」にはエスケープが必要です)。

    • 引数に「$DSTRXX」を指定して、値を動的文字列で指定する場合

    • 共通コンポーネントの引数を指定する場合

  • 引数と引数の区切りは「,(カンマ)」を使用し、「,(カンマ)」と引数の間にスペースは入れないでください(入れた場合はデータの一部として扱われます)。